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【経済インサイド】長期低迷の国内オートバイ市場に活況の兆し? 漫画、アニメ、アプリで若者にもじわり浸透…

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【経済インサイド】
長期低迷の国内オートバイ市場に活況の兆し? 漫画、アニメ、アプリで若者にもじわり浸透…

「ナイスミドルのためのスマートライディングスクール」の参加者を先導して走る宮城光さん=11月23日、埼玉県川島町

 この状況を受け、市場にも変化が表れ始めた。ヤマハが昨年12月に発売したスポーツ車「YZF-R25」は9月までに販売が年間計画の7000台を超え、購入者の平均年齢が33歳と若者に人気だ。55万6200円と手の届く価格に加え、「スポーツ車の魅力が伝わった」(広報グループ)。

 ホンダやヤマハ、スズキ、カワサキという国内メーカーは約4割の生産シェアを持ち、世界のバイクの2台に1台は“ジャパンブランド”とされる。だが、国内市場の縮小が続けば開発力低下や人材不足につながる恐れがある。世界市場を主導する競争力を保つには、マンガや芸人などを契機にバイク人気を取り戻すことが不可欠になる。(会田聡)

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