2015年12月10日23時06分
指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の上納金をめぐる脱税事件で、工藤会トップで総裁の野村悟被告(69)=殺人、所得税法違反罪などで起訴=が福岡国税局から過去7年分の所得について、重加算税を含めて追徴課税され、個人口座の約8億円を差し押さえられたことが10日、関係者への取材でわかった。
関係者によると、国税局の税務調査で、2014年までの7年間で得た所得を申告していなかったことが判明。重加算税を含め追徴課税された。
野村被告は、10~14年に傘下組織などから集めた上納金のうち、約8億1千万円を個人所得としながら申告せず、計約3億2千万円を脱税したとして、今年7月に所得税法違反の罪で起訴された。
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朝日新聞社会部
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