生字幕放送でお伝えします
ここはサーカスのパフォーマーや大道芸人を目指す若者が集まる学校。
華やかな舞台を夢みて頑張る姿を紹介します!
これはどうなってるんですかね。
そして…。
玉の上に乗ってますね。
さらにフラフープ。
特訓中の新技をお見せしましょう。
篤史さん、21歳です。
フラフープ芸を披露してくれます。
4つ、回しています。
5つ、6つ…7つ…8つ…9つ…10、11!格好いいですね!
みんな集合!
ここは群馬県のみどり市です。
日本には珍しいパフォーマーの養成学校なんです。
篤史君、苦い顔をしてるね。
ちょっと疲れるんですよね。
結構、大変ですよね。
塚地さん、今、8人の男の子きょうは7人ですけど全国から来ていまして19歳から29歳までが今、夢に向かって技を磨いているんですよ。
実は彼らはことしを締めくくる発表会を3日後に控えているんです。
せっかくなんで、篤史さんに聞いてみたいと思います。
仕上がりのほうは、どうですか?
今回の演出とか構成とかは僕が担当させてもらったんですけど…。
突込みが…。
別の方が担当を…。
仲がいいんですね。
けど、作ってもらって僕がコメントするのはあれなんですが仕上がりはいいと思います。
でも塚地さん彼らがどんな本気でここに来ているか。
学校の場所を見ていただきましょう。
周囲は人里離れた深い山。
この山の中にある白い建物が修業の場所になっています。
廃校になった小学校を利用しています。
ひたすら練習するしかないという環境で生徒たちは一緒に暮らしながらみっちり4年間籠もっているんですね。
近くのスーパーまで30kmもあるそうです。
近くないですよね。
ここにいるしかないという状況…。
虎の穴ですね、ある意味。
ここで世界に通じるパフォーマーを皆さん目指されているんです。
一生懸命努力して努力して身につけた成果をまず見てください。
吉川健斗さん、二十歳です。
夢は海外のサーカス団で活躍することです。
格好いい!決まりました!
これから今一番、難しい技に挑戦してもらいます。
成功率6割ぐらいの技です。
一輪車に乗りました。
ただの一輪車じゃないです。
結構高いですよ、この一輪車。
そこでボールの数…。
5つ。
もう一回、いけ!続いてみてみましょう。
続いては油布直輝さん29歳。
仕事を辞めて、この世界に飛び込んだんです。
コインのように回っています。
これは目が回りそうです。
ずっと回ってる。
決まりました。
すごいですね。
ものすごい頑張りましたよ2人とも。
せっかくなんでお聞きしたいことたくさんあるんですけどまず健斗さんは16歳のときからジャグリングをやられていると聞いたんですけどなんで、またプロの世界を目指そうと思ったんですか?
自分が習得した技を見せびらかしたいなと。
どんどん、どんどん難しい技に挑戦しているということですね。
今、悔しかったね。
決めたかったです。
最後にもう一回チャンスあげます。
そして直輝さんがチャレンジしたこれはなんていうんですか?
これはシルホイールです。
日本では、やってる方本当に少ないんだそうです。
重さ15kgあるんです。
回すだけでも大変ですね。
しかも指が地面に当たらないように工夫しないといけないんです。
逆さになるときとかは?
開いて、閉じて上がってきたら、つかむ地面につくときは放す。
ここまで身につけるの大変だよね。
やっぱり日ごろの練習がないと。
塚地さん、彼は、もとは大手の航空会社の整備士を辞めて26歳でこの世界この学校に入ったんです。
辞めてまでなんでですか?
ずっとシルク・ドゥ・ソレイユとかサーカスとかに憧れがあって、自分もああいう大きいステージに立ってパフォーマンスしたいなって心の動きがありました。
シルク・ドゥ・ソレイユはトップ中のトップだね。
始めて何年ですか?
ここに来て3年です。
でも本当に努力の成果がことし、認められたんですね。
世界の舞台で賞をもらってます。
ご覧ください。
モンゴルで行われたサーカスフェスティバルに出演して、なんとベストパフォーマンス賞を受賞されたんです。
これをもらったときの気持ちってどんな気持ちでした?
まだ自分が立つステージにはまだ全然、程遠いところだと思ったところでやってたんですけどその中で賞をもらえたのは自信につながったしこれからの励みになりました。
自分の中ではどういうレベルにいると思いますか?
自分的にはまだまだだと思うんですけどこのシルホイールとかはまだ日本では少ないのである程度、技術を身につけた自信もあるからこれからにすごいつながるかなって。
日本の中では何位ぐらい?
技のレパートリー的には3本ぐらいには入っているかなと。
健斗さん、どうなの?なんかひと言、言ってあげてよ。
格好いいですね。
健斗さんも追いつかんとね。
こういう関係で、みんな地道な本当に地道な練習を繰り返して上達していくんです。
練習の基本は何度も何度も繰り返すこと。
毎日、欠かさず行っているのがアクロバットの練習です。
バランス感覚や体の軸を鍛えなければいいパフォーマンスはできません。
みんなを厳しく指導するのがたった一人の先生ウクライナ出身のナージャ先生です。
後ろ!後ろ!
厳しいですね。
ナージャ先生、若いころはアクロバット体操でなんと、世界一に輝いたすごい経歴の持ち主。
そして、午後はひたすら、自分と向き合います。
毎日4時間以上発表会に向け技術を磨いています。
これも繰り返しなんです。
落としては拾いまた落としては拾う地道な練習。
こうした反復練習の末にようやく、1つの技ができるようになるんです。
こちらはパンケーキと呼ばれる演技ですがリングの向きに注目してください。
回しているのが、だんだんと横に回転が変わりましたね。
回る向きが変わっています。
これ、5年かかったそうです。
努力を隠して見る人を喜ばす。
それが、一流パフォーマーに求められる厳しさなんですね。
本当に練習の姿を見てると厳しいなと思ってしまうんですけどどうですか、正直練習つらいなって思うときってないですか?
毎日、基本的につらいです。
和君は、つらいときはある?
やっぱ、筋トレやってるときついときも…。
嫌になる?
下半身の筋トレとか非常に疲れますね。
塚地さん聞いてみたいことありますか?
その中で一番練習してるなっていう子はどなたですか?
宏次郎君だ。
どういうところ?
夜に居残りとかで、結構練習してたりして練習終わったんですけど時間外で。
さらに練習を積み重ねていると。
嫌にならない?宏次郎君。
嫌になります。
それでも、やっぱり地道に続ける。
ちなみに逆に、その中で楽しいと思える瞬間ってどういうときですか?
やっぱり、校長からお仕事とかいただくことがあるんですけどそのとき、みんなで演技して、今自分たちができる技をやってやって、それで笑顔になっていただけたときはすごい喜ばしいですよね。
パフォーマンスを見せてお客さんから拍手もらったり笑顔になったとき。
塚地さん今、お話をしてくれた大地さんはこの学校でできるようになってうれしい技できてうれしくなった技があるんですよね。
僕は、いすの上で逆立ちをしているんですけどもそれが、最近、結構よくて。
倒立なんだけど…。
1…2…3…4つですね。
すごい、すごい。
いつもならこの辺で拍手がくるんですけど。
(拍手)
ありがとうございます。
よくこのバランスを保って。
これは身につけるのはどのくらい時間がかかりましたか?
3か月はかかりましたね。
毎日努力を積み重ねてですよね。
先ほど冒頭で見せてもらったこのボールのもう一回、技を見せてもらっていいですか。
これコンタクトジャグリングっていうそうなんですが。
ボールがどう動いているのかよく分からないですよね。
これはどういう技なんですか?
これはコンタクトジャグリングといってアイソレーションという技術で、見せているんです。
これは物を動かさずに、周りを動かすそういう見せ方ですね。
玉はほぼ高さ変わらないんです。
回転はしてるんです。
だからこそ、まるで玉が動いているように見えるんです。
これ、できるまでどのぐらいかかったんですか?
僕は技、習得は結構、早かったんですけどきれいにしっかり見せるまでに2年とか3年とか、かかりました。
毎日何時間、練習して?
毎日4時間とか練習してたんです。
何か月、1年、2年とかけているんですけど。
今、3日後の発表会に向けて一番頑張ってるのがみんなが指さした宏次郎君なんです。
高校を出てことし入学した1年生なんです。
その努力を見てあげてください。
今、宏次郎さんが猛特訓中なのがスタッフと呼ばれる棒を体に吸い付くように回すという演技です。
3日後の発表会は宏次郎さんにとってまさに初舞台。
この日は発表会のリハーサル。
先輩や先生を前に生まれて初めて演技を披露します。
緊張する…。
緊張の3分間。
宏次郎さん、見てもらえる演技の難しさを実感したようです。
間違い、左脚、前。
オーケー。
まっすぐ、脚。
まっすぐ…。
今、ひざ内側、ここ、脚こっちだめです。
そして、先輩からも…。
塚地さん1年生の宏次郎さんの頑張りどうですか?
いいんじゃないですか真剣やし。
ただ宏次郎君は、基本的に困り顔やからね。
宏次郎さん発表会3日後に控えてますけど今の自信の程は?
自信はないです。
何パーセントぐらい?
30…。
あと3日ありますから。
VTR中も自分のVTRを直視しないんですよ。
宏次郎さんは。
今のは1週間前ですから1週間、一番練習してますからスタッフ、成長ぶり見せてください。
堂々とした顔で見たいな。
みんなも盛り上げてください。
すごい、すごい。
決まりました!すごい!実は本番直前までずっと一人でも練習してました。
本当にVTRのときより顔が堂々としてた。
ありがとうございます。
ふだん練習を見てもらってるナージャ先生にも聞いてみたいと思います。
どうですか?宏次郎さんは成長していますか?
今の宏次郎さんならいろいろできる。
いやいや、できません…。
胸張って、胸張って。
厳しい先生が言ってるわけですから。
そして、先生にもう一つ質問。
生徒みんなに今一番伝えたいことはなんですか?
意識します。
我慢できる。
緊張するし、でも我慢することが大事?
そうです。
我慢があっての格好いいパフォーマンスがあるということですね。
スマホばっかりしちゃだめですよ、夜ね。
でもね、本当にここの学校を巣立ってOBの皆さんもいろんなサーカス団入ったりしてプロとして活躍してるんですね。
きょうは…。
OBの演技をちょっとだけ見せていただきます。
ジャグラーとして活躍中の高村篤さんです。
この学校の1期生になります。
玉入れがお得意です。
これだけじゃないんです。
今の棒を伸ばしてもう一つ、伸ばしてどこまで高くなるの?これ。
この学校、体育館低いんです。
天井ぎりぎりですね。
天井との間に入れるっていうことですか。
おー!決まりました!
続いては生徒同士でコンビを組んでいるナナさんとヨシさん。
ブランコ、ピエロがナナさんです。
一丁ブランコを見せます。
これも天井ぎりぎりまでですよ。
天井にぶつかっちゃうんじゃないかっていうぐらい。
すごい勢いです。
下にネットもないのにすごい、すごい。
決まりました!
続いてコンビを組むヨシさん、ジャグリングの世界大会でもいい成績を残しています。
ただのジャグリングじゃないんですよ。
コンビネーションが加わりました。
帽子を取った。
邪魔しないでよ…大丈夫?
決まりました!
この先輩方も3日後の発表会に出てくださるんだそうです。
そして最後に皆さん再び、登場。
塚地さん、発表会多くの人に来てもらいたいので全国放送でアピールさせてください。
いろんな技がありますよ。
ここ見せ場だよ。
健斗君、頑張れ。
いいですね、みんな夢にあふれてる。
帽子を何個も…。
そして帽子が何回も変わる…。
いす使ってやってるやん。
すごい!宏次郎君、自信ある顔でね。
いろんな技がございます。
塚地さん、皆さんの頑張り伝わりましたか?2015/12/09(水) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「一技入魂!僕らは夢みるパフォーマー〜群馬・みどり市〜」[字]
群馬の山間にあるサーカス学校。廃校を利用して、パフォーマーを夢見る若者たちが技を磨いている。3日後の発表会に向けて、ただいま猛特訓中!夢追う青春群像に迫ります!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】春香クリスティーン,【コメンテーター】塚地武雅,【司会】藤崎弘士 〜群馬県みどり市から中継〜
出演者
【ゲスト】春香クリスティーン,【コメンテーター】塚地武雅,【司会】藤崎弘士
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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