報道ステーション 2015.12.08


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫今日のコメンテーターの方のご紹介です。
朝日新聞の立野純二さんです。
どうぞよろしくお願いします。
ご覧ください。
北京の空気が大変なことになっています。
今日はずっとこのニュース流れていると思うんですが。
朝9時ですね、これが。
夕暮れ時のように錯覚してしまうんですがPM2.5その蔓延が著しいというふうになっているんですが。
北京の支局の記者の方々がマスクを着けていろんなところを駆けずり回って取材をしました。
北京のため息がどんどん、どんどん入ってきています。
≫白くかすむ街。
視界はほぼない。
北京で大気汚染に関する最高レベルの警報赤色警報が初めて発令された。
≫まずこちらの映像を見てほしい。
今月3日に撮影した北京。
そして、今日。
3日の北京。
そして、今日。
街行く人は、皆が皆マスクを着けている。
≫今日の北京の大気汚染物質PM2.5の数値は1立方メートルあたり350マイクログラムを記録している。
日本の環境基準の10倍だ。
北京市の大気汚染警報はこれまで青、黄、オレンジの3段階だったが悪化し続ける大気汚染対策として今年3月更に上の赤が加わった。
その最高レベルの赤が昨夜初めて発令されたのだ。
赤色警報は、ご覧のような様子が3日間続くと予測される場合に出され規制の中身も事細かに決まっている。
一部工場の操業停止や土木工事の一時中止に加え赤色警報が出ると小中学校は休校になり車の通行もナンバープレートで規制される。
≫いつもは、あふれんばかりの大渋滞となるこの大通りも今日は車がスムーズに走っています。
その理由はナンバーで通行が規制されているためです。
≫自動車の排ガスを抑えるため今朝から日替わりでナンバーを偶数と奇数に分けた通行制限を実施している。
休校が指示された生徒ら409人が通う日本人学校。
本来なら、下校する子どもでにぎわっているはずの時間に取材に訪れると校舎はがらんとしていた。
≫北京で暮らす日本人の宮崎さん一家。
日系メーカーに勤務する夫の転勤で半年前、家族5人で北京に来た。
急遽休校になったため娘の深雪さんが中学校の友達と家で宿題をしていた。
≫宮崎さんの家では子どもの健康が心配で4部屋ある全ての部屋に日本から持ってきた空気清浄機を設置。
24時間フル稼働させているという。
≫一方、北京市民の中には白いスモッグの中でいつもと変わらず運動に励む人も。
≫更に、ここでも…。
≫こちらは北京有数の繁華街です。
赤色警報が出ているにもかかわらずたくさんの観光客が詰め掛けています。
≫しかしやはり外出を控える人も多い。
実際に、自宅まで食べ物を届ける出前が人気だという。
≫この男性は今日のような日でも会社から特別な手当ては何も出ないという。
子どもへの健康被害も出ている。
北京市内の小児病院は呼吸器にトラブルを抱えた子連れ親子でごった返していた。
≫実際に大気汚染が悪化する北京から避難する富裕層もいる。
北京空港で出会ったこの親子は中国最南端のリゾート地海南島へ移住するという。
≫なぜ、ここまで大気汚染が悪化するのか。
主な要因は工場の排煙や車の排ガス。
そして、暖房のための石炭だ。
≫こちらは市内に暖房を供給する施設の1つです。
ご覧のように煙突からはもくもくと煙が上がっています。
この中でお湯を沸かして市内に供給しているということです。
≫今日、北京の最低気温はマイナス1.2度。
石炭を使う暖房システムを使う家庭が多い。
更に地形などの影響で多くの工場が密集する周辺の河北省から大気汚染物質が流れ込んできて滞留しているからとみられる。
影響は中国だけにとどまらない。
今後の予測では中国からの汚染物質は明日9日午後から日本海に進みその後、北海道に流れ込んでいくのがわかる。
予測を作成した九州大学の竹村教授によると高気圧のふちを回る風に乗って中国から日本に流れ込むのだという。
中国から遠く離れた北海道に影響があるという信じがたい予測。
だが、5年前に取材した北海道摩周湖。
≫向こう側が摩周湖になるんですがこの辺りのダケカンバほとんどが枯れてしまっていますね。
≫ダケカンバの立ち枯れが相次いでいるという内容だ。
このときも取材を進めると原因として疑われたのは中国から流れてくる越境大気汚染物質だった。
10日から汚染物質が飛来する予測の北海道。
その濃度は北京の10分の1程度の予想だが子どもや高齢者、ぜんそくなどの持病を持っている人は外出の際、マスクをするなどの注意が必要だ。
≫えらいことになっていますね。
かつて日本も公害で東京なども大変でした。
四日市も大変でした。
そこで環境をきれいにしていくという技術を日本は誇るという苦労の末に培ってきたものはあるんですけどね。
中国は本当にどうしたらいいんでしょうか。
北京の山本志門記者。
マスクしていないですね。
志門さん、マスクしなくて大丈夫ですか、リポート。
≫マスクを着けるとめがねがくもってしまうので少しばかりマスクを外して今はやらせていただいています。
≫お願いします。
後ろも相当曇っていますね。
かすんでいますね。
≫だんだん、時間が経つにつれて大気汚染はかなり深刻になっています。
明日の朝がピークということです。
≫そういう中で、市民の方々もそして国家としてもこのPM2.5には相当なジレンマが充満していますよね。
≫そうですね。
習近平指導部にとっても本当に大気汚染相当なジレンマとなっていることは間違いありません。
その市民の権利意識が高まることによってそのまま横につながる。
それが、大規模なデモにつながっていくまず相当程度これを恐れていることがあると思います。
同時に、経済発展を遂げなければ国民の不満が高まっていくという構造もあるんです。
その意味で最近経済の減速傾向が鮮明な中国において北京周辺に集まる工場を閉鎖したりナンバー規制を更に拡大するなど経済活動に直接のマイナスの影響を与えることは簡単にできないわけなんですね。
大気汚染を根本的に解決しようとするとやはり経済の減速圧力とどうしてもぶつかってしまうわけなんです。
一方で外国企業が中国への投資をちゅうちょしたり撤退が相次いでいる背景には人件費、原材料の高騰だけではありません。
まさに、大気汚染も大きなチャイナリスクとなっています。
習主席はまさに経済発展と環境問題の間をなんとか、うまく両立していくことができないのか。
そういう意味で大きなジレンマに直面しているわけなんです。
COP21で温室効果ガスの削減を高らかにうたってはいますがやはり、それは自らを世界最大の発展途上国と自認するように自国の経済発展がやはり前提に確保したうえでのことだと思っています。
≫志門さん、例えばIMFのSDRの通貨。
元が入って、これはずっと中国が悲願だった願っていたこと。
そうやって基軸通貨への仲間入りということをやって空気が汚れているんじゃ話にならない気がするんですけどね。
≫やはり国際社会の中で経済大国をアピールしていくうえで前提となるのが経済活動をしていく基盤があるかここに世界が注目していると思っています。
≫それからもう1つ伺いたいのは志門さん自体もご家族一緒に行かれているわけですよね北京に。
小さなお子さんがいらっしゃってどうですか?大変心配だと思いますが。
≫私の妻の悩みというのはやはり、こちらで子どもを抱える母親の悩みと同じだと思うのでご紹介しますとまず、朝起きて外を見るとPM2.5がどのくらいかわかるわけです。
子どもを外で遊ばせることができるか。
そういうことを考えるわけなんですね。
日本の環境基準でいえば遊ばせることができない相当程度1年間でありますのでそこは子どもにとってもストレスがたまるわけです。
日中は空気清浄機をフル活動させたり窓の目張りをしたりしているんです。
相当ストレスがたまっているのは間違いないです。
やはり、一時帰国というのも常に頭の中にちらついていますが生活の拠点をこちらに移している以上そう簡単には帰国して、生活をするというのはなかなかためらいも出てくるわけです。
日本人は帰国すればいいんですけどそういう意味では、幸せな部分もあるかもしれません。
中国人にとってみればよほど裕福でない限り生活の拠点を移すことはできないわけで中国人、日本人に限らず大気汚染というのは身体的、精神的にも大きな負担となっていることは間違いありません。
≫マスクなしでしゃべらせてしまってごめんなさい。
どうもありがとうございました。
小川さん、次のニュースまいりましょう。
≫続いてのニュースにまいります。
一億総活躍社会の実現というのが安倍総理の目指しているものですけどこのための補正予算案が今日出てきました。
その中身を見ていきますと最大の柱がこちらなんですね。
年金受給者のおよそ3割1250万人に1人3万円を配るというものです。
これについてお伝えします。
その前に今日はGDP7月から9月期の改定値も出てきました。
先月出された速報値ではマイナスだったのが一転してプラスとなっています。
これは、どういうことなのか。
まずはこちらからお伝えします。
≫企業の経営者やエコノミストを前に安倍総理は上機嫌だった。
そのわけは、今朝方発表された今年7月から9月のGDPの改定値。
物価の変動を除いた実質で見た場合先月出された速報値のマイナス0.8が今日の改定値ではなんとプラス1.0に上方修正されたのだ。
マイナス成長からプラス成長に。
からくりは、設備投資の計上の仕方にある。
GDPの速報値では設備投資を受注する側のデータに基づいて推計する。
この段階ではマイナスになっていた。
ところが改定値では設備投資を発注する側のデータも加わる。
今回はこれが好調だったため結果的に設備投資が伸びることにつながったという。
≫とはいえ、プラスへの転換というサプライズは政府にとって絶妙のタイミングでもたらされた。
政府は10月から官民対話と称して経済界に設備投資を強く促すなどアベノミクスの底上げに血眼になっていた。
それは4月から6月のGDPに引き続き7月から9月のGDPも2期連続でマイナス成長となると景気後退という言葉が現実味を持ち始めるからだ。
≫しかし、全体ではプラスとなったGDPの改定値でも個人消費はわずかに下方修正された。
まだまだ弱含みの日本経済。
安倍総理は今年度の補正予算案についても言及した。
≫安倍総理の掲げる一億総活躍社会。
その実現に向けた予算として1兆2000億円を計上した。
その中身は、こうだ。
子育て支援のための保育士の確保に800億円。
介護離職ゼロに向けての人材確保に500億円。
そして、最大の目玉は低所得高齢者への3万円の支給だ。
これは、来年7月までに65歳以上の住民税が非課税の人に対し支給される。
それ以降には65歳未満の障害・遺族基礎年金受給者にも支払われる予定だ。
対象となるのは、1250万人。
これは年金受給者全体のおよそ3割にあたる。
予算はしめて3400億円。
だが、この給付金本来は再来年4月の消費税増税時に予定していたものだ。
≫当初の案では給付額は6万円。
対象者は800万人だった。
それが今回、まずは半額分を前倒して支給し対象も1250万人に増える。
給付が来年7月までに前倒しされるのは参議院選挙を見据えてのものなのか。
≫専門家は高齢者に偏った対策に疑問を呈する。
≫ということなんですが立野さん、いかがですか。
≫年金が少ない方は皆さん経済的に困っている方かといいますと必ずしもそうとは限らないんですね。
不動産とか金融資産とかそういったものを持っていらっしゃる方もいますから資産とか所得とかの状況は一人ひとり違うわけですね。
それを十把ひとからげにして3万円を配ります。
だからといって、その方々が3万円使うだろうかというとそれは必ずしも見通せるものではないんですね。
弱者対策、弱者救済としても効果のほどが疑わしい。
現役の世代の方々にも職に就けない方非正規の方支援を必要とする方々がたくさんいらっしゃるのになぜ年金の受給者にだけ一時金を配るのか。
これはもうタイミングを考えると来年の参議院選挙をにらんだ選挙対策というほかないと思うんです。
今、国に起きていることを見ますとこれだけ格差が広がっているわけですから今、国が本格的に取り組むべきは所得の再分配本格的な政策なわけですよね。
きめの細かい対応するために予算や税制にどう工夫するかというのが問われているときにこういった分配というよりはばらまきということをやるのは効果の乏しいうえに財政再建も遠のかせてしまうということだと思います。
≫税金をどこに、どう使うかというので非常に疑問を感じます。
たまたま立野さんお考えが違うかもしれませんが雑誌を読んでいたらある教授の方が税金の使い方でこういうことがあるなと思いましたのは消費税に関して軽減税率のこともこれだけ、山場だといって全然折り合わない与党の中でもありますけどこの社会保障に使うために消費税を上げるそして消費税の中でも軽減税率だって社会保障が厳しいんだ、社会保障を削っちゃうと財源の話になりますね。
財源がないから苦労しているというけどじゃあ、公務員の給与の引き上げとか地方創生予算を組むときにそんなにもシビアな財言論が持ち出されていますかと。
どこからともなく財源が工面されてるんじゃないですかという話が延々、あるんですがだとすると例えば軽減税率の対象品目の線引きバランスでずっと我々メディアが伝えているのはなんなんだろうと思いますが。
≫なんだか小さいほうに政治的に話が偏ってしまって相対として今国が振るえるものをどうやって配分することがこの社会の格差を解消し≫小さいニュースなんていうと怒られるかもしれませんけど小さいんですよ。
本来国会やるべきですよね。
ずっと、いってきましたけど。
閉会中審査っていうと小さいですよね、規模が。
その閉会中審査の中にも高木復興大臣の話がずっと続いているというのをお伝えしなければならないんですがこの方、説明も閉会中審査と同じで中途半端な感じがするんですけど…。
≫民主党の柚木議員が示したのは古びたアイロン台に書かれた車のナンバー。
これが、下着の窃盗疑惑を裏付けるものだと指摘した。
≫柚木議員によるとアイロン台にナンバーを書いた近所の人は警察に通報。
警察からナンバーなどが決め手となり下着を盗んだ人物が特定されたと聞いたという。
≫更に政治とカネの問題も追及された。
高木大臣の地元・福井県にある高速増殖炉もんじゅなどの業務を請け負う原発関連の5社が高木大臣のパーティー券を4年間で86万円購入していることがわかった。
≫復興大臣の立場にある高木氏。
当然のことながら、原発事故で今も苦しむ福島の復興に向き合う役割を担っている。
≫こちら数年前に番組のスタッフが自分の子どもを撮影したものなんですけど熱があって息が荒いということで風邪かなと思って病院に行ったそうなんですね。
そうしたら風邪ではなくてすぐ入院するようにと言われたということなんです。
実はこの病気今、大流行しているんです。
≫今、RSウイルスが猛威を振るっている。
RSウイルスは呼吸器に疾患をもたらす感染症を引き起こす。
症状はせきや鼻水発熱やのどの痛みなど風邪と同じようなものだが乳幼児の場合重くなると呼吸器に異常をきたすこともある。
≫実はこのRSウイルスにかかる患者は年々増加の一途をたどっている。
先月29日までの患者数は6598人で同時期では過去最多となっているがなぜ増えてきたのかははっきりしていない。
≫全国的にRSウイルスが過去最悪のペースで流行する中都内のこちらの病院では多くの子どもたちが体調不良を訴えて診察に訪れています。
≫このウイルスの特徴の1つに免疫ができても短期間しか続かないことがある。
≫なぜ免疫が続かないのか理由などはわかっておらずワクチンや特効薬もないため戸惑う患者が多い。
実は以前番組スタッフの子どももRSウイルスに感染。
発熱し、息が荒かったので風邪だと思って病院にかかったのだが…。
≫パイプを通して加湿した酸素を送り呼吸を助けるなどの対症療法を続け退院まで2週間を要した。
乳幼児の場合25%から40%の割合で気管支炎や肺炎などの重い呼吸器症状がみられるというRSウイルス。
対症療法に頼るしかない今手洗い、うがいなど予防が欠かせない。
≫今ご紹介した関係者のお子さんのように本当に回復してもらって元気になってもらえば本当にいいんですけど。
やっぱり一定の確率で重篤になったりもしかしたらなんていう怖さもありますので≫USJに続いて今度はディズニーリゾートという話が出てきました。
こちらのニュースからお伝えします。
≫2019年2月までをめどに運用停止される予定のアメリカ軍、普天間基地。
菅官房長官は、その跡地へのディズニーリゾート誘致を政府として全面的に支援する考えを示した。
≫政府高官によると菅官房長官はすでに東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの経営責任者に対し宜野湾市の要望を伝えたという。
宜野湾市では来年1月市長選が行われる予定だ。
辺野古移設への賛成派と反対派の一騎打ちになるとみられている。
≫おととし9月妻の広子さんの遺体を埋めて隠した疑いで逮捕された大工の渡辺利幹容疑者。
供述に基づき当時、建築中だった京都府南丹市の他人の家のガレージ下を掘ったところ今日未明、広子さんとみられる遺体が発見された。
≫渡辺広子さんとみられる遺体が発見された現場です。
ガレージの左側を中心に1m以上深く掘られた穴があります。
≫遺体は、深さ1m30cmの深さに埋められ毛布に包まれた状態で腐敗が進んでいたという。
警察は司法解剖をして身元の特定を急ぐ。
また、警察への取材で、おととし渡辺容疑者が広子さんの行方不明届を出したあと京都府長岡京市の自宅をリフォームしていたこともわかった。
警察は犯行に関わる証拠を隠す目的でリフォームした可能性もあるとみて関連を調べている。
≫14人が死亡したカリフォルニアの銃乱射事件。
実行犯のサイード・ファルーク容疑者と妻のタシュフィン・マリーク容疑者が犯行前、射撃場に通っていたことがわかった。
≫2人は、事件の数日前にも射撃場に来ていたという。
FBI・アメリカ連邦捜査局は2人が計画的に犯行準備を進めていた疑いがあるとみている。
また2人が過激思想に感化されてから時間が経っていたとの見方を示した。
だが、過激化した経緯や時期はまだ、わかっていない。
≫次は気象情報ですけど夕方の打ち合わせで気象情報の担当の≫今日は穏やかな天気となったところがほとんどでした。
その分、熱が逃げていって空気が冷やされています。
先ほどちょっとお伝えしてしまいましたが明日の天気はいたってシンプルなんです。
クリスマスが近づいてきて街がどんどん鮮やかになってきますね。
今日は、そんな季節を彩るある植物をご覧いただきます。
こちらには、ずらっとポインセチアが並んでいます。
クリスマスに向けて大忙しで出荷作業が進められています。
≫まるで作り物なんじゃないかと思うくらい真っ赤に色づいていました。
あとは出番を待つばかり。
ただ、ここまで成長するのに今年は、かなり天気の影響を受けたといいます。
≫暑さで奇形な葉っぱが出てくるんですよ。
柳の葉っぱ見たいにすごく細くなって。
≫夏の記録的な暑さでうまく育たなかった品種も≫スポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
まず、こちらです。
これまでエースとして広島を支えてきた前田健太投手なのですがこのオフポスティングシステムを利用したメジャー移籍を表明しています。
広島から大黒柱が抜けることになったわけです。
メジャーリーグではこの移籍の大きな鍵を握るかもしれません今日からウインターミーティングが始まりました。
≫メジャー全球団の関係者と選手の代理人が一堂に会するウインターミーティング。
毎年多くの移籍がここで、成立する。
ポスティングシステムでの移籍を目指す前田健太。
2000万ドルを上限に譲渡金を広島が設定しそれを支払う意思を示した全球団と前田は交渉できる。
≫今回、譲渡金を含め総額100億円を超える移籍になると報道する現地メディアも。
その前田に関して、当初一番獲得に熱心だったのはダイヤモンドバックスだ。
しかし今風向きが変わりつつある。
実はダイヤモンドバックスはウインターミーティングの直前に今シーズン19勝を挙げたFAの超目玉投手グリンキーを6年250億円のメジャー史上最高年俸で獲得したのだ。
これによりダイヤモンドバックスの補強は完了したという見方もある。
では、前田を獲得するチームはどこなのか。
これには、岩隈久志の去就が大きく関わってくる。
先日、岩隈はドジャースと3年、55億円の契約に合意したと報じられた。
この契約がまとまった場合今度は岩隈を失ったマリナーズがその後釜として前田をほしがる可能性は高い。
一方で資金潤沢なドジャースは岩隈と前田≫前田健太投手とともに広島を今シーズン支えた、もう1人の柱がこちら、黒田博樹投手です。
メジャーから8年ぶりに広島に復帰し大活躍だったんですがシーズンを終えて現役続行か引退か表明していませんでした。
広島ファンの皆さん、朗報です。
≫来年もやります。
球団に連絡が入ったのは今日の午前中。
広島市内では号外が配られた。
≫メジャーの巨額のオファーを蹴り8年ぶりに広島に復帰した今シーズン。
11勝8敗、防御率2.55の成績を挙げた黒田。
来年も現役を続けるのかそれとも引退か。
シーズン終了後揺れ動く気持ちをこのように話していた。
≫その黒田が今日現役を続けることを球団に伝えた。
≫黒田は現在日米通算193勝。
来シーズンはあと7勝と迫った200勝にも注目が集まる。
契約更改は来週にも行われる見込みだ。
≫プロ野球は契約更改ラッシュです。
ここまでDeNAルーキー山崎投手は3500万円アップシーズン最多記録を達成した西武の秋山選手は8800万円アップ。
日本ハムの大谷翔平投手は一気に1億円アップとなりました。
今日は、流行語大賞にも選ばれたトリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人選手です。
プロ5年目の23歳今シーズンの推定年俸は8000万円。
どこまでアップしたんでしょうか。
≫ヤクルトの山田が1億4000万円アップの2億2000万円でサイン。
今年トリプルスリーを達成した山田。
野手として高卒5年目での2億円突破はイチローや松井秀喜に並ぶスピード出世だ。
≫すると、会見中…。
≫サプライズで登場したのは先週マリナーズ入りが決まったばかりの青木宣親。
かつて、ヤクルトで自身が着けた背番号1を山田へ託しにきた。
≫そして今日1億円プレーヤーが続々誕生。
山田と同じヤクルトから打点王・畠山。
4000万円アップ。
15年目で初めて大台を突破。
続くは、中日のエース大野。
一発サインでこの笑顔。
育成出身にしてロッテの守護神・西野はこちらも1億円到達。
3年前の育成時代から40倍だ。
≫そして、もう1つプロ野球のニュースをお伝えします。
共同通信によりますと巨人が今シーズンまでロッテでプレーしたクルーズ選手の獲得に動き入団が確実な状況になったということです。
クルーズ選手はゴールデングラブ賞を受賞するなど高い守備力と勝負強いバッティングが持ち味です。
≫ここから皆さんがらっと変わりまして特集となります。
ぜひ考えていただきたいです。
医療事故その医療事故を調査する制度が10月から始まりました。
2か月あまりが経ったということになります。
医療事故、多いですよね。
もちろん、患者側に立ってのそういう制度であらねばいけない。
しかし、一方でこれは同時にお医者さんを追い込んじゃ全く意味がないわけですね。
ちょうどいい加減というところがあるはずです。
今、何が見えてきたんでしょう始まって。
≫10月にスタートした医療事故調査制度。
制度の壁に行き場を失った遺族がいる。
中部地方に住む30代の男性。
男性の義理の父親は9月の終わり富山県内の病院で腹部大動脈瘤の手術を受けた。
大動脈にこぶができて破裂の恐れがあるため血管を切り取り、人工血管に付け替えるというものだ。
手術前、心配する父親に対し主治医は…。
≫そこにリスクを伝える言葉はなかった。
≫予定を2時間オーバーしたものの手術は無事終了した。
しかし翌日、容体が急変。
開腹するとすでに腸のほとんどが壊死していた。
3日後、父親は息を引き取る。
医師によると原因は手術中器具で挟んでいた血管から血栓やコレステロールが剥がれ腸の毛細血管を詰まらせたのだという。
手術に問題はなかったのか。
男性が頼ったのは始まったばかりの医療事故調査制度だった。
この制度では病院と遺族の間に第三者機関である医療事故調査・支援センターを設置。
医療行為で患者が死亡した場合病院はセンターに報告したうえで院内調査を行う。
遺族は、病院の調査結果に納得がいかなければセンターに再調査を依頼。
そこでは、公平な第三者による調査が行われるという仕組みだ。
この制度に基づき院内調査を依頼した男性。
しかし、病院の答えは…。
≫制度では調査の対象になるのは予期せぬ死亡事故。
つまり、医師が患者が死ぬことを予測できなかった場合のみ。
男性のケースでは医師は死亡を予測できたと答えたため調査の対象にならないということになる。
だが、手術前医師から患者や家族に死亡のリスクについて説明はなかった。
更に…。
≫医療事故と認めるのも遺族を門前払いにするのも病院次第。
それが制度の現実だった。
では門前払いされることなく第三者機関が調査すれば全ては解決するのか。
実際に第三者機関が行った調査の例がある。
長濱裕美さん。
去年夏、脳腫瘍の手術を前に思いもよらぬ形で亡くなった。
原因は抗てんかん薬への急激なアレルギー反応。
医師が用法・用量を無視し大量の薬を処方したのだ。
苦しみながら息を引き取った裕美さん。
夫はその姿を忘れることができない。
≫制度はまだ始まっていなかったが裕美さんのケースは第三者機関が試験的に調査することになった。
これで真実がわかるはず。
夫は、期待を寄せたが…。
≫39度の高熱が出ていたはず。
だが、報告書には36度の記載。
実は病院側の主張をそのまま記していたのだ。
高熱ならばアレルギー反応を疑って薬を止められたはず。
それは、事故の原因に関わる重要な問題だったが遺族側の主張は通らなかった。
結局、第三者機関には強制的な調査権限がないため病院からの資料に頼らざるを得ない。
つまり、もし病院がカルテを改ざんしてもそのまま再調査に使われることになるのだ。
年間2000人近くが亡くなっているとみられる医療事故。
しかし、制度開始1か月間で第三者機関に報告があったのは20件にとどまる。
≫新制度開始を受けて開かれた医療事故の遺族によるシンポジウム。
多くの遺族が病院に求めたのは自らにメスを入れる姿勢だった。
自治医科大学附属さいたま医療センター。
10年前に医療安全管理室を設置。
どんな小さなことでも事故につながる可能性があると必ず報告するよう呼びかけてきた。
今では年間2万件以上が寄せられる。
遠山室長は病院にはこうした意識改革が必要だと語る。
≫病院の中で何が起きていたのか。
遺族が願うのはただ1つだけ。
≫立野さん、いろんなケースがあると思うんですけど今、ご覧いただいた部分で言いますとやっぱり医療事故で近しい方を失ってしまった方の思い、苦しみを考えると今の医療事故の調査制度は明らかに病院側、そちら側に寄ってますよね。
≫そうですね。
これまでいわゆる予期せぬ死亡が起きたときに一体何が起きたのかということを遺族側が知る道というのはかなり限られていたわけですよね。
その意味でも今回始まった制度というものは全ての医療機関に報告の義務を課しているわけですからその意味では前進というべきだと思います。
ただ、問題点はまだ多々ありまして何よりも何が報告すべき対象なのかということを判断するのは医療機関側に任されているということなわけですね。
手術をする前に高齢の方ですから何が起きるかわかりませんよと言いましたよねと。
だから、今回の死亡は予期できましたといって片付けてしまうのでは意味がないと思います。
どんなリスクがどれほどありますとしっかり事前に具体的に説明するということが大事なんだろうという気がします。
この制度が始まって1か月間で報告があったのが20件。
まだまだ少ないですよね。
まだ医療機関側の意識が低いんだろうという気がします。
とにもかくにもこの制度というもの自体は大事なものですから医療全体の信頼性を高めるためにも、この制度を育てる必要がある。
そのためにも医療側は責任を自覚して報告する文化を根付かせるようにしてもらいたいなという気がしますね。
≫病院側も、さまざまな医療制度の変更とかある中で、経営していく運営していくことは大変だと思いますし病院側に立てばお医者さんの勤務医の方の過酷さそういうところで朝から晩まで大変だというのはわかるんです。
ただ、病院側に立ってしまえば医療事故とかでどんどん、訴えられたら疲弊しちゃってというのはあると思います。
だけど、患者さんのための病院と考えれば患者側の苦しみ悲しみを考えていただきたいというのは当然、あるわけで。
それを考えるとさっきの死亡を予測できたというようなことがあるんだったらおっしゃるように手術なら、手術の前に徹底的に、今以上にいろんな手術のリスクとかどうされますかということを家族とか患者さんご本人に突き詰めて時間をとってつらくても話してもらわないとお医者さんは。
これは患者が納得できないんですよね。
≫原因の解明ということだと説明の追及をしっかり突き放してどうしたら医療の信頼を高められるかそれを考えたいですね。
2015/12/08(火) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

乳幼児重症化の恐れ…RSウイルス感染症が広がる▽7−9月期のGDP改定値では…▽マエケンはどうなる?MLBウインターミーティング

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
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日本語
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