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 靖国神社トイレ内の爆発音事件に絡み、神社内に不当に立ち入ったとして逮捕された韓国人の全昶漢(チョンチャンハン)容疑者(27)が「靖国神社に行き、爆発物を仕掛けた」と認める供述をしたことが、捜査関係者への取材でわかった。ただ、その後の調べで否認に転じたといい、警視庁は慎重に調べている。

 捜査関係者によると、全容疑者は9日の取り調べの段階で、11月22、23両日に靖国神社を訪れたことを認めたうえで、「靖国神社に爆発物を仕掛けた。爆発物を仕掛けようと思って日本に来た」などと供述。しかし10日からは一転、否認しているという。

 また、爆発音があったトイレの遺留物と、全容疑者が滞在した千代田区内のホテルの遺留物から検出されたDNA型が一致したこともわかった。警視庁は、全容疑者が事件に関与した証拠とみて調べている。