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転職エージェントを選ぶ際に気をついけたい7つのポイント

   

転職エージェントの選び方1
転職活動を始める際、最初に行うことといえば、転職エージェントに登録することです。

転職サイトや転職ノウハウ本では

  • サポート内容で選ぶべき
  • エージェントの質で選ぶべき
  • 口コミを見て選ぶべき
  • 求人数で選ぶべき

と紹介していますが、これらも正直参考になるとは思えません。

では、なぜこれらは参考にならないのか?
何を参考に、もしくは重視して転職エージェントを選ぶべきなのか?

この点について解説していきます。

サポート内容はどこも似たようなもの

転職エージェント
だいたいどこの転職エージェントを利用しても、応募書類の添削や面接対策、求人紹介、面接日程などの調整、頼めば条件交渉などのサポートをしてくれます。

サービス内容はどのエージェントを利用しても大きく変わることはないのです。

エージェントの“質”は利用してみないと分からない

転職エージェントの選び方
転職ノウハウ本に書いてあるエージェントの選び方を見ると、「エージェントは質で選ぶべき」と書かれています。しかし、エージェントの質は実際に利用してみないと分かりません。

しかも、最初に担当になるエージェントはこちらからは選ぶことはできません。

「エージェントの質が良い」と口コミで評判の転職エージェントを利用したとしても、自分の担当になったエージェントと相性が合うとは限りませんし、その人材紹介会社で一番できないエージェントが担当になってしまう可能性もあります。

利用する前に質でエージェントを選ぶのなんて不可能なのです。

口コミは参考にならない

転職エージェントを選ぶ
ネットで検索すると、転職エージェントの口コミを調べることができますが、正直に参考になるとは思えません。

というのも、どの転職エージェントの口コミを見ても

「エージェントが親切だった」
「親身になってくれた」
「エージェントの対応が悪かった」
「希望の求人を紹介してもらえなかった」

といった口コミが存在するからです。

それにエージェントと合うか合わないか、人それぞれです。どれだけ人当たりの良いエージェントであったとしても、人によって「良い」「悪い」の評価が分かれます。

転職エージェントの口コミはあまり参考にならないですし、見るだけ時間の無駄です。

求人数は関係ない

転職エージェントの選び方2
転職エージェントのWEBサイトを見ると「求人数9万件以上!」といった文言を見かけます。

一見、求人数が多い転職エージェントを利用すればいいかのように思えますが、正直に求人数は関係ありません。

全ての求人に応募できるわけではない

転職エージェントを利用した場合、基本的に求職者が応募できるのはエージェントに紹介してもらった求人だけです。

つまり、全体の求人数が1万件であろうと1000万件であろうと、10件しか紹介してもらえなければ、その中から選ぶしかないのです。

また、求人数は時期によって増減がありますし、希望する業界・職種、年齢、保有経験、保有スキルによっても紹介してもらえる求人数は変わります。

例えばA社のエージェントは営業職の求人が豊富だが、B社では乏しい、ということもあり得えます。

全体の求人数が多くても、自分が希望する業界・職種、年齢、保有経験、保有スキルにマッチした求人が多いとは限りません。

100社紹介してもらってもその中に希望の求人がなければ意味がありませんし、また、3社しか紹介してもらえなかったとしても、その3社がドンピシャで希望に合致する企業であればいいでしょう。

大手の転職エージェントや知名度のある転職エージェントであれば、ある程度の求人数は保有しているので、特に気にする必要はないでしょう。

業界・職種・年代に特化したものを利用する

豊富な求人数
希望業界や希望職種、年齢など、特化したエージェントがある場合は迷わず利用するべきです。

特に、IT系やエンジニア、ファッション系、第二新卒であれば、特化した転職エージェントが存在します。

例えばレバテックキャリア
はITエンジニアの転職に特化しています。

クリーデンスはファッション・アパレル業界の転職が専門です。

このように特定の業界への転職に特化したエージェントを利用すれば、当然、求人はその業界だけのものになります。またエージェントもその業界に精通した人になるので、転職やキャリアについて具体的なアドバイスをもらうことができます。

営業職や金融業界、不動産業界、商社といったものは特化したエージェントがないので、大手のエージェントを利用しなければいけませんが、特化したエージェントがある場合は絶対に特化したものを利用するべきでしょう。

エージェントとの面談場所は重要

転職エージェントの選び方
転職エージェントを利用すると必ず複数回、担当エージェントと面談することになり、拠点に伺うことになります。

この拠点はかなり重要で、例えばエージェントによっては東京にしか拠点がない場合があります。東京外に住んでいる人であれば、面談だけのためにわざわざ東京まで来なければいけないことになるのです。

また自宅が東京であっても、拠点は重要です。当然、自宅からも勤務先からも近い方が利用しやすいでしょう。定期券でいける範囲内であれば、交通費も節約できます。

各大手エージェントの面談場所

転職エージェント名 面談可能場所
リクルートエージェント 東京(丸の内・立川)・神奈川(横浜)・栃木(宇都宮)・さいたま(大宮)・千葉(千葉)・静岡(静岡)・愛知(栄)・京都(烏丸)・大阪(梅田)・兵庫(三ノ宮)・岡山(岡山)・広島(八丁堀)・福岡(天神)・北海道(札幌)・宮城(仙台)
DODA 東京(丸の内)・神奈川(横浜)・愛知(名古屋)・大阪(梅田)・京都(京都駅)・兵庫(三ノ宮)・広島(立町)・福岡(天神)・北海道(札幌)・宮城(仙台勾当台公園駅前)
JAC Recruitment ・東京(神田神保町)・神奈川(横浜)・愛知(名古屋伏見)・京都(鳥丸)・大阪(梅田)・神戸(三ノ宮)
パソナキャリア ・東京(丸の内)・大阪(本町駅)・愛知(栄)
マイナビエージェント ・東京(京橋)・大阪(梅田)・愛知(名古屋駅)・静岡(静岡駅)
ワークポート ・東京(大崎)
typeの人材紹介 ・東京(赤坂)

転職エージェントは複数利用する

転職エージェント
もし、できないエージェントや相性の悪いエージェントが担当になってしまった場合、希望の求人を紹介してもらえなかった場合、せっかくの転職が台無しになります。

どの転職エージェントでも、基本的に担当者の変更をすることは可能ですが、変更の申請をして、また一から自己紹介をするのは面倒です。

そのため、2~3社の転職エージェントを利用して、より自分に合った転職エージェントと見つける方がいいでしょう。

「エージェントは一社だけ」という決まりはありませんし、エージェント側も複数利用していることはある程度、承知しています。

掛け持ちする際の注意点

複数利用するのは良いですが、あまり多すぎないように注意しましょう。

5社、6社掛け持ちしてしまうと担当エージェントとのやりとりが大変ですし、面談、面接の日程調整も困難になります。

また、掛け持ちする際は、そのことをしっかりとエージェントに伝えることをおすすめします。

正直に伝えておけば、エージェントもそれを考慮したスケジュール調整を行ってくれます。

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