ひるブラ「草津の宝!“湯畑”の舞台ウラ〜群馬・草津温泉〜」 2015.12.07


生字幕放送でお伝えします
群馬県の草津温泉に来ています。
もうもうと湯煙が上がっております。
すごい勢いがありますよね。
これが自然に湧き出ているのが草津のよさなんですね。
何百年も、このお湯の量を誇っているんですよね。
滝かと思うような。
ながしそうめんしたら秒殺ですね。
徹さん、きょうは草津の湯の魅力に迫っていきますよ。
めちゃくちゃ羨ましいですねその場所。
この時期だけに。
硫黄のミストを浴びてますね。
きょうの、この番組内で2人ともお肌がつるつるになるんじゃないですか?
気分は、ぴっかぴかです。
きょう、私たちは草津温泉のまさにシンボル、湯畑のそばに来ています。
温泉街のど真ん中に湯畑があるんですよね。
ここから各地の旅館さんにお湯がどんどんわたっていってるんです。
冒頭で藤崎さんもおっしゃってましたけど草津って自然に湧いてるんですもんね。
深く掘って出したんじゃなくてね。
すごい場所ですよね。
しかも、きょう私たちこの湯畑の中に入れさせていただきます。
入れるんですか?
特別に、これは貴重な映像になるんじゃないかなと思います。
源泉を見たいと思います。
このお湯が湧いてるところに木の枠がたくさんあるんですけど分かりますかね。
すごい湯煙で、なかなか…。
画面でいうと一番奥かな。
これが草津のブランドを表す証しなんです。
ずばり、これが将軍おくみ上げの湯枠といわれておりまして8代将軍・吉宗がくみ上げて江戸に運ばせたといわれているんですよ。
名湯ぶりが江戸の庶民にも広まって、今も年間およそ300万人が、この草津を楽しんでらっしゃるそうです。
私たち、実は湯畑の中に入っちゃいました。
お客さんも上から見てますから。
猿山の猿だと思って見られてるんじゃないですか。
そんなに熱くもなく熱さは変わらないですよね。
この中も。
早速、見てください溶岩がゴロゴロとあるんですよ。
非常に冷たいです。
全く、温かくはないんですよね。
徹さん、湯畑という名前は割と知られてますけど畑と呼ばれてる理由がこれがとれるからです。
湯の花でございます。
非常に、さらさらですよ。
これ、草津名物でございましてね。
ここに温泉のピュアな部分が凝縮しているわけですよぎゅぎゅっと。
成分は、お湯に含まれている硫黄ですとかカルシウムなどが結晶化したものなんですが江戸時代から入浴剤として人気があったそうです。
これがあればいつでも草津の湯がどこでも楽しめると。
まるで草津のお宝なんですよね。
しかも草津では、とりわけたくさんとれるようですよ。
それがこの7つのといですね。
これでたくさんの湯の花をとるわけでございます。
むしろ湯の花がとれるようにそういう形にしてあるわけですね。
今は、湯の花のために作られているということなんです。
目の前で見ましょう。
白いのが、ずばり湯の花でございます。
真っ白!
源泉が空気に触れたり温度が下がったりして自然に結晶化されるんですね。
熱い!熱いです。
大体51度くらいあるという話です。
気持ちいいくらいです、でも。
徹さん、貴重なのは今、ここまでたまるのに2か月かかるんです。
それだけ、このといが湯の花を沈める工夫が絶妙なんです。
ポイントがありましてこの流れの速さが非常にポイントになってくるんですね。
0.6度の絶妙な傾斜角度で流れていってるんです。
流れの速さはどのくらいなのかアヒルちゃんを流してみたいと思います。
流れの速さ、確認しましょう。
結構、いいペースで。
この絶妙な…。
このスピードが速すぎても遅すぎても、だめでこの絶妙なスピードが沈殿するつまりたくさん回収できるポイントになるんです。
湯の花は、このスピードでとれてるわけですよね。
大正時代から先人たちが工夫して見つけた角度だそうです。
その湯の花ですが、今も手作業で収穫します。
きょうはきょうは、2か月に1回の収穫を見せていただきます。
湯の花職人3代目でいらっしゃいます直井政一さんです。
湯の花をとり続けて30年のベテラン選手でございます。
湯の花どりの風景も草津温泉の名物の一つでしてきょうは目の前でお見せしていただきたいと思います。
その手順ですけども、まず…。
湯の流れを止めるところからスタートなんですよね。
そちらは息子さんの4代目章さん、お願いします。
まず、流れを止めます。
板で止めるんですね。
もう、目の前に、徹さん。
下のほう、あっという間に…。
止まってきましたよ、お湯。
徐々に湯の花が見えてきましたね。
ここから、草津流の採取に必要なのが…。
ちり取りです。
見せていただきましょうか。
どんなにちり取りが優れているか。
このぐらいからもういけるんでしょうか。
スタジオの渡辺さんが簡単だなって言ってるんですがどうですか?
いや、簡単です。
コツとかないんですか?
特別ないです。
徹さん、きれいにとれるんですよ、これだとね。
湯の花を一滴たりとも残さないぞという意気込みを感じますよね。
直井さん、私もやってみてもいいですか。
2か月、ためにためたやつですからきれいにとりたいですよね。
おっと!まさかの簡単です。
もんじゃ焼きすくってるような感覚できれいに剥がれますね。
気持ちいいです。
これ、ちり取りの前は違うもので、とってたんですか?
昔は、木の…これですくってたんですね。
これじゃ、なんでだめだったんですか?
今は、もうこっちで。
こっちのほうが早いですね。
これで、やっていただくとどうですか?
ちょっと量も少ないですもんね。
2か月に1回、採取されるということですけどどれぐらいの量をとるんですか?目方でいうのかな。
目方では、ちょっと分からないんですけど容器で…。
完成すると、こんなふうにこれで、大体800個ぐらいですかね。
2か月分で。
800個って、年間300万人お客さん、来るところですから全く足りません。
入荷待ちですってね。
そうです。
全然、足りないですね。
自然のものですから。
しかも、手間がかかるんです。
2か月かけて、ためてとったものが2か月かけて乾燥するんです。
これが乾かしたものなんですけどもちょっと、見た目かちかちに見えるんですが触ると、なんとも繊細な力、入れるとほろほろとほぐれてしまいそうな、ちょっとチョークっぽい感覚がしますね。
2か月ためて、収穫して2か月乾燥して、ようやくですからね。
それで製品になりますね。
それで製品になるときは足したり、引いたりせずにそのままなわけですか?
これを粉にして容器に詰める。
これは貴重な草津の湯の恩恵ですよね。
草津の宝ですね。
ちり取りでとった宝ですね。
ちり取り立派な道具ですよね。
これがあるからこれがとれるわけですからね。
徹さん、とにかく草津はこの湯の花がとれる源泉を大切に守り続けているんですよ。
こちらは創業150年の老舗旅館です。
宿の自慢は自前の源泉を持っていること。
なんと中庭から源泉が湧き出ているんです。
お湯が出たのは江戸時代。
宿の主人が5代にわたって大事に守り続けてきました。
源泉は3mほど先のお風呂に直接つながっています。
湯の温度は53度。
湯船にたまるまでに少し冷めたとはいえこれではまだ熱くて入れません。
そこで、ご主人が毎日行っているのが、こちら。
草津名物・湯もみです。
お風呂の窓も全開にして42度になるまで何度も何度も湯もみを繰り返します。
草津に湧き出る恵みの湯は昔も今も、人の手によって大事に守られているんですね。
徹さん!私、今、湯畑のすぐそばにある別の源泉、白旗源泉に来ております。
別の源泉なんですよ。
中をちょっと見てみましょう。
ふつふつ湧いてて、透明度も高いですよね。
きれいなんですよ。
この辺りは、6つの源泉が湧いてまして、本当にすぐ近くにいろんな源泉が湧いてますがこれも各温泉施設に配られているんですね。
ぜいたくですよね。
きょうは、源泉かけ流しを守る舞台裏をちょっと見ていきたいと思います。
こちらに秘密があるんです。
ここのふたを開けていただくと見えてまいりました。
パイプ。
パイプのお掃除が非常にポイントになってくるんですね。
源泉かけ流しを守る、大切な作業になるんですが黄色いに見えます?徹さん。
白いのね、白いの。
それが先ほどの湯の花でございます。
先ほど、ありがたいものとしてありましたけど。
放っておくと細いパイプ、見えますかね。
あー…でも厚くなってるのかな?
そこの細いパイプが湯の花で詰まってしまうんですよ。
なので、2週間に1回は掃除が必要というわけできょうは、そのお掃除…。
細かくお掃除されてます。
掃除歴4年の高橋さんに説明してもらいましょう。
お願いします。
掃除がうまそうなルックスでございますけどどのようにして掃除をするのでしょうか。
こちらを使います。
これ犬用のボールなんですね。
よく見ると、コードをまとめるときに使うバンドがついているのが見えますか。
いがいがにした表面にしましてさらに、そこからひもがつながっているんですね。
これをパイプの中に流して内側の湯の花をこすりとっていくんですよね。
これは、また斬新なアイデアですよね。
いろいろなアイディアがありましたので。
ただ入れるだけです。
それでは源泉かけ流しパイプのお掃除をしてもらいたいと思います。
では、早速いきましょう。
まず、私がいるのは湯畑の近くなんですけどボールの行く先は湯畑の真ん中の辺りボールの出口、藤崎さんが今ちょうど行ってると思います。
徹さん!湯畑の中なんですけど今、パイプが70mぐらいあります。
ここまで通っております。
ここまでが一番、湯の花がたまりやすいパイプということで今からここを掃除します。
旅館の若旦那の平野さん。
いつもされていますので開けていただきます。
時間ないですよ間に合うんですか?
間に合わせましょう。
源泉から出てきました。
あきえさん、開いたからボール流して!
ボール、お願いいたします。
流します。
ボールが入りました。
細いパイプに入っていった!今、このすごい勢いでボールが入っています。
割と早く掃除できるということで今、この下をパイプが通ってますからどんどんボールが進んでると思います。
藤崎さん、そちらどうでしょう?
徹さん!こちら恐らく、ここから汚れが出てくると思われるんですけどよく見ててください。
まだ、透明ですね。
今、たぶん色変わると思うんですけどどんな色、出てきます?
黄色に近い乳白色っぽいのが出てきます。
まだですね。
今、一生懸命きてるはずなんですよ。
このあと、ボールもここから出てくると思います。
ちょっと変わってきた!黄色が!黄色が!
はっきり分かりました!
めっちゃ黄色です。
湯の花ですよね。
ボール、頑張ってましたね。
これだけ2週間でたまるってことですよ。
どうですか?
出た。
遅かった。
ここから、ここまでちょうどボールが通ってると思いますけどまもなくボールがくるわけですね。
きました。
静かにきました。
駅伝のゴールみたいな感じ。
すごい勢いでまたロープを引き抜いております。
まるで漁師さんかと思うようなすごい作業ですね。
われわれ、いつも普通に入ってましたけれどもこのように温泉を守ってくださる皆さんがいるからこそなんですね。
しかも、2か月に1度って頻繁にですもんね。
ご苦労ですね。
いつもありがとうございます。
徹さんまだ終わっておりませんよ。
今度は湯畑から平野さんの旅館に直通でつながっているパイプを追いかけたいと思います。
ここです。
源泉かけ流しのパイプが流れて実は、お掃除した日に出てくる、一番湯。
この日を心待ちにしている通な方が結構、いらっしゃるんですよ。
ここはすぐ1階が浴場になっております。
すてきなお風呂でございますね。
今のパイプねボールが出てきたところ見てみましょう。
まだ出口、止まってます。
まだ一番湯、出てきておりません。
では、あきえさん呼びましょう。
では、平野さんパイプ、閉めていただきましょう。
ほら!徹さん!ここに、とり残した湯の花が混ざってくる。
これが一番湯なんですね。
これが、お客さんがあえて、湯の花がたっぷり詰まった一番湯の日にいらっしゃるそうなんですね。
この日をわざわざね。
徹さん、きょう、来れば一番いいお湯がたっぷりの湯の花入りがつかれるわけですよ。
これが、草津の源泉かけ流しの証拠ですよね。
徹さん!私ですねこの草津の源泉が楽しめる足湯にすてきなレディーたちとつからせてもらってます。
本当に気持ちいいです。
温度が高めなので5分もつかれば、体の芯からぽかぽかになっていきます。
皆さん、どうですか?お湯の温度。
ちょうどいいです。
2015/12/07(月) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「草津の宝!“湯畑”の舞台ウラ〜群馬・草津温泉〜」[字]

草津温泉のシンボル・湯畑から、湯の花とりを生中継!とれたての湯の花はまるで○○のよう!パイプに詰まった湯の花は○○でお掃除!あなたの知らない湯畑の世界をご紹介。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】鈴木あきえ,【コメンテーター】渡辺徹,【司会】藤崎弘士 〜群馬県草津温泉から中継〜
出演者
【ゲスト】鈴木あきえ,【コメンテーター】渡辺徹,【司会】藤崎弘士

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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