第69回福岡国際マラソン 2015.12.06


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
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≫今年の福岡は4年に一度のオリンピックをかけた代表選考レースです。
最強の市民ランナー川内優輝をはじめ日本人選手がリオデジャネイロオリンピック出場をかけて師走の福岡の街を走ります。
≫スタートまで2分を切りました。
ことしの福岡は4年に一度のリオ五輪の選考レースです。
スタート地点平和台陸上競技場。
解説は、この福岡でかつて日本記録をマークしたこともあります駒澤大学陸上競技部コーチの藤田敦史さんです。
どうぞよろしくお願いします。
藤田さん自身もこの福岡でオリンピック選考レースを経験されています。
4年に一度のこのオリンピック出場権をかけた戦い、独特の緊張感ですね。
≫やはり4年に一度ということで個人的には、やはり積極的なレースを選手には期待したいと思っております。
また、世界記録保持者のキメット選手も走りますのでぜひ世界のトップの走りというものも皆さんに見ていただきたいなと思っております。
≫中でも注目は最強の市民ランナーとも言われています川内優輝選手。
藤田さんから見てこの川内の持ち味というのはどんなところですか?≫やはり、レースを動かすだけの積極性、そういうものを非常に持っている選手だと思いますので自らレースを動かしてぜひ、代表権を勝ち取っていただきたいですね。
≫今も引き締まった表情が見えました。
世界でも福岡は特別なレース。
この福岡でオリンピック代表を決めると話した川内。
今回は世界記録を持つケニアのデニス・キメット去年の優勝者で世界歴代タイムを持つマカウといった世界の強豪もそろっています。
スタートまで残り15秒といったところです。
非常に楽しみです。
≫気候もいいですから記録と勝負と両方を狙っていただきたいですね。
≫今、69回目の号砲。
リオデジャネイロオリンピック代表をかけた第69回福岡国際マラソン。
今、スタートの号砲が鳴り響きました。
伝統と歴史のある福岡にふさわしい世界の強豪がそろいました。
今年の福岡4年に一度オリンピック出場をかけた戦いになります。
それでは注目選手まず海外招待選手をご紹介します。
ナンバーカード1番はマラソン世界記録保持者ケニアのデニス・キメット。
ナンバーカード2番は去年の優勝者歴代4位のタイムを持つケニアのパトリック・マカウ。
3番はエチオピアのフェレケ。
4番はケニアのコエチ。
いずれも2時間4分台のタイムを持っています。
続いて国内招待選手です。
ナンバーカード21番は2年前の優勝者ケニア人ランナーのマーティン・マサシ。
ナンバーカード22番は去年3位に入りましたモンゴルのバトオチル。
25番、注目、この福岡でリオデジャネイロオリンピック代表を狙う最強の市民ランナー川内優輝。
27番は6年連続出場のJR東日本の高田千春です。
28番、カネボウの門田浩樹。
29番は今回が3度目のマラソントヨタ自動車の外丸和輝。
30番は愛知製鋼の大塚良軌です。
そして主な一般参加選手としてナンバーカード61番の旭化成の佐々木悟も力のある選手。
ほかにも旭化成から白石と松尾スズキ浜松アスリートクラブから伊藤も参加しています。
そして改めてリオデジャネイロオリンピックの選考条件です。
12月の福岡来年の2月の東京3月のびわ湖の3大会で日本人の上位3位に入れば選考の対象になります。
世界と戦うために2時間6分30秒という日本歴代2位に相当するタイムを選考基準に設定しています。
藤田さん、本当に世界の強豪がそろったレースですがどんなところに注目していきますか?≫世界の強豪がいる中で日本人が果たしてどういった積極性を持てるかに注目したいと思います。
≫今回は世界記録保持者のデニス・キメットがいて前回のチャンピオン元世界記録保持者パトリック・マカウもいる。
そんな中、川内優輝がどんなレースを見せるか楽しみですね。
≫選考の対象になるためにはまず上位3名に入ること。
それから、レース内容も非常に重要視されますので積極性を持っていただきたいですね。
≫そしてこのレースですが先導するペースメーカーは2時間6分台を狙うペースメーカーと2時間9分台を狙うペースメーカーというように6人のペースメーカーが2つのグループを作ってペースを作ることになっています。
ペースメーカーの距離ですが1km3分ペースのペースメーカーは従来は中間点まででしたが今回は30kmまでと距離も伸びました。
選手からするとどうでしょうか?≫なるべく長くペースメーカーに引っ張っていただくほうが楽なんですがぜひ、自分からレースを作るという経験もしていただきたいのでそういった、頼るのではなくて自らレース運びをするようなレース展開をしてほしいと思います。
≫しかし今、最初の1km3分5秒から6秒くらいのタイムでした。
これはどうでしょうか?≫若干予定よりは遅いですけどもこのあと修正していくと思いますので問題ないかと思います。
≫世界記録保持者のキメットは2分55秒くらいのペースが自分にとってはいいんだというような話もしていました。
その辺りからいうと最初の1km3分5秒というのはキメットたちからすると遅いというところもあるでしょうか。
≫そうでしょうね。
ただ、ウォーミングアップも兼ねて、序盤はいくかと思いますのでそれほど焦っている感じはないかと思います。
≫そして、記録という意味では注目気象コンディションなんですが先ほど、ちょっと雨がぱらつくようなところがありましたが今は上がっています。
天候は曇り。
気温が12.6度、湿度63%風向き、東南東の風1.4メートルという風が吹いていますがこのコンディションはどうでしょうか。
≫風は、競技場レベルではそれほど感じませんのでやはり、ここ福岡は風が一番ポイントになるんですね。
ですから風がないということは非常にいい条件かと思います。
≫つまり、この条件が整っている中で記録を狙うというふうにも話していたこのデニス・キメットがどんなレースを見せるか、そんな中日本人選手がどう食らいついていくかということになりますね。
≫ぜひその世界を相手に積極性を出していただきたいですね。
≫果たして、この69回目の福岡国際マラソン。
どんなレースになるでしょうか。
≫今年の福岡は4年に一度オリンピックをかけたレースになります。
選手たちは師走の福岡の街をオリンピックの代表権をかけて42.195kmのこの戦いに挑んでいきます。
ちょうど選手たちは明治通りを走っているところです。
この福岡国際マラソンまずコースの紹介VTRをご覧ください。
≫リオオリンピックにつながる42.195kmの戦い。
平和台陸上競技場をスタートしヤフオクドーム福岡タワーを通過し、西へ。
小戸西交差点を左折。
10kmを過ぎ国道202号線を東へと走る。
このコース最大となる6mの高低差別府大橋を過ぎけやき通りへ。
そして20kmを通過しいよいよ勝負は後半戦。
博多駅を左折して海に向かって北上。
勝負の神様、筥崎宮前を通り30km。
ここでペースメーカーが離脱。
香椎宮で折り返し、選手たちの激しい駆け引きが始まる。
オリンピックへの思いがぶつかるラストスパート。
そして、いよいよゴールの平和台陸上競技場へ。
リオへの切符を勝ち取るのは果たして…。
≫福岡のコースは高低差のない非常に比較的、記録の出やすい走りやすいコースとなっています。
過去2000年には藤田敦史さんが当時の日本最高記録をマークしたそういった歴史もあります。
1号車の解説は日本陸上競技連盟理事瀬古利彦さんです。
瀬古さんよろしくお願いします。
瀬古さん、2kmを過ぎてペースメーカーが少しペースを上げましたね。
≫やはり、選考会ということでペースメーカーも少し緊張していますよね。
やっとここでほぐれてきて3分ペースに戻りました。
≫この1kmは3分1秒というペースでレースを先導していきます。
2号車にはKBC沖繁義アナウンサーです。
沖さん、お願いします。
≫2号車の解説はバルセロナアトランタ2大会連続マラソン日本代表でした。
谷口浩美さんです。
谷口さん、今年はなんといってもオリンピック選考レース。
どんなレースを期待されますか?≫代表になるためには非常に緊張もしますし実力をなかなか出し切れないという大会でもあるんですよね。
≫4年に1回です。
非常に楽しみです。
このあと2号車は谷口浩美さんの解説でお送りします。
先頭集団に早くも動きがありました。
世界記録保持者キメットが先頭集団の最後尾になっています。
世界記録保持者ケニアのキメットが瀬古さんこの位置取りはどうでしょう。
≫どうしたんでしょうかね。
≫先頭集団についていけないような形になっていますか?≫こけたくらいしか考えられないんですけど。
≫転んではいなかったように思いますね。
≫なんかアクシデントがあったんでしょうかね…。
≫世界記録を出したときと同じような練習を積んでいると話した、世界記録保持者ケニアのキメットが先頭集団についていけない。
早くも、この≫69回目の福岡国際マラソンスタート直後に先頭集団に動きがありました。
世界記録保持者瀬古さん、ケニアのデニス・キメットが集団についていくことができません。
≫何か信じられないことが起こりましたよね。
体調が悪いとしか考えられないんでしょうけど。
≫ウォーミングアップをご覧になっていて瀬古さんが体が重そうだなというお話をされていましたけど。
≫でもウォーミングアップですから。
力は使っていないはずですけど。
それにしてもちょっと早すぎますよね。
遅れるのが。
≫最初の3kmを過ぎた時点で世界記録保持者デニス・キメットが遅れ始めました。
ペースメーカーがキメットの姿を探すような形で後ろをキョロキョロと振り返っていたんですよね。
いないということで途中からペースを再び上げ始めました。
そして、こうなってきますと日本のオリンピックをかけた選考レースにもなってきます。
川内が今日は時計をしていません。
これは勝負に徹するということですかね、瀬古さん。
≫余計な雑念を振り払ってまず競技に集中と。
タイムは関係ないということじゃないですかね。
≫ペースメーカーの3人の後ろにぴたっと日本人のカネボウの門田そして、市民ランナーの川内。
最初の5kmを通過します。
手元の時計で15分6秒というタイムになっています。
速報タイムですけどどうでしょう、瀬古さんこのペースに関しては。
≫まずまずの…。
3分ペースでいくわけですから。
少し前半の2kmが遅かったのでその分だけ遅いだけですね。
あとはペースに戻っていますから大丈夫です。
≫2分59秒という1km3分を切る形になってきました。
外丸がペースメーカーに対してナンバーカード29番トヨタ自動車の外丸がペースメーカーのすぐ右に立って促すような形ですね。
≫何か話していましたね。
ここはまだ動くところではありませんので静かにしていたほうがいいです。
トヨタ自動車の外丸そしてNTN、モンゴルのバトオチル。
そして旭化成の佐々木悟その後ろに市民ランナー川内優輝と、更にカネボウの門田、JR東日本の高田とオリンピックを狙う日本人ランナーがしっかりとこの先頭集団には食らいついていっています。
その中で、最初の3km過ぎに世界記録を持つケニアのデニス・キメットがいきなり遅れるという展開になりました。
まもなく最初の給水ポイントになります。
ここが瀬古さん、1つ今日のレースポイントになってきますかね。
≫湿度も高いので意外と汗をかく選手が多くなると思います。
なるべく早めに、水を取ったほうがいいです。
≫選手たちが歩道寄りにコースを変えました。
給水をしっかり取ることができるかどうかこの辺りも大事です。
佐々木はしっかり取りました。
バトオチルも取りました。
川内はナンバーカードの下1桁のテーブルなんですが川内取れなかったですね、今。
川内、取れていません。
つかみかけたんですけれど給水、失敗。
瀬古さん、どうでしょう。
この影響は。
≫まだ前半ですから、このあと普通のお水がありますからそれを飲んでいけば大丈夫でしょう。
≫このシーンです。
≫空振りですよね。
≫そのあと、ナンバーカード6番JR東日本の高田が取りにいくところ交錯するような形になりましたがいわゆる一般のお水ジェネラルウォーターというのは手にすることができました。
この辺り、今日は本当に気温というのが12.6度、湿度63%というコンディションですけれどもどうでしょう、給水1つずつ丁寧にという形になってくるんでしょうか。
≫もう皆さん、水を飲むのも慣れていますから。
いっぱい飲むんじゃなくてちょこちょこととっていけば≫先ほど5.5kmポイントの給水ポイントで世界記録保持者デニス・キメットが立ち止まってしまいました。
右足の付け根を押さえているという情報が入りました。
世界記録保持者この福岡で好走が期待されたキメットですが右足の付け根を押さえて立ち止まっているという状況です。
今大会ではオフィシャルカーとしてトヨタ自動車から日本生まれ、日本育ち2リッターターボエンジンを搭載し日本の道を美しく速く駆け抜ける新型クラウンが提供されております。
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先頭集団改めてペースメーカーを除きますとバトオチル、そして川内高田、門田、外丸そしてJR東日本の原田そして、ナンバーカード73番園田がこの先頭集団を形成していると瀬古さんそういう形になりました。
≫外国の招待選手がこの集団にいないというのが≫選手たちは先頭集団が、かなり人数が絞られた形になっています。
瀬古さん、この展開ご覧になってどのような印象を受けますか?≫マカウ選手が第2集団におりますから第2集団をマークしているんでしょうけど。
ただ先頭集団にいないというのが。
誰もいないんですよね。
≫外国人の招待選手が1人も先頭集団にいないという形になっています。
≫離れていっているんですよね。
先頭が2分58〜59でいっていますから後ろは3分ですか。
徐々に離れていますね。
≫2013年の福岡を制しましたスズキのマーティン・マサシそして、去年の優勝者ケニアのパトリック・マカウこの辺りが第2集団を形成している形です。
先頭集団はペースメーカーを除くと日本人の有力ランナーで占められているという状況になってきました。
先頭集団はペースメーカーを除くと7人から8人という状況です。
先頭集団の一番後方にトヨタ自動車の外丸≫先頭集団から徐々にカネボウの門田の表情が苦しくなってきました。
遅れ始めたということになるのか。
そして第2集団を形成していた海外招待選手たちが先頭集団に、瀬古さん距離が詰まりましたかね。
≫随分詰まりました。
1kmくらいで随分上げてきましたね。
≫この1kmのペースが2分59というペースです。
≫後ろは2分55〜56できている計算になります。
≫ペースメーカーが最初の1kmが3分5秒、続いて3分2秒3分1秒、2分59、2分59とここ数キロは2分59というペースが続いています。
ちょっと、その中でカネボウの門田の表情が苦しくなってきましたね。
≫少しあっぷあっぷしてきましたね。
黒崎播磨の園田選手ですか頑張っていますよね。
地元ですよね。
≫一般参加の園田が先頭集団に食らいついていっています。
上武大学出身。
非常に長距離の適正があるという話もしていましたけれども。
10kmの関門を通過していきました。
タイムは手元の時計で30分ジャストというタイム。
ですから、1km3分ペース。
≫予定どおりですね。
≫この中で海外の有力ランナーが次第に先頭集団に追いつきました。
そして日本人の有力選手川内、外丸高田、そして旭化成の佐々木オリンピックを狙うこの有力ランナーたちもしっかりとペースメーカーの後ろにポジションを置いています。
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先頭集団の中で、あとは日本人の位置取りなんですが川内のポジション先頭集団のちょうど真ん中辺りを走っていますけれども瀬古さんこの位置取りに関してはどうでしょう。
≫先ほどから位置取りが変わってないので無駄な動きがないので、いいと思います。
≫川内をマークするように外丸、そしてJR東日本の高田辺りがしっかりと…。
川内が、ただ、高田の後ろにポジションを下げましたね。
左折するということでポジションを下げていきました。
本当にこの先頭集団のポジション争いも大事になってきますかね。
≫位置をあまり移動しないことですよね。
自分の位置をずっと決めて30kmまでは行ってほしいですね。
≫そして、このあと11.1kmの給水ポイントには松岡修造さんがいます。
松岡さん、先頭集団リオオリンピックを狙う日本人ランナー注目の選手たちが占めていますね。
≫今、モニターと声が聞こえているんですよ。
瀬古さんたちの。
とんでもないことが起きていますねこのレース。
先ほどこのスペシャルドリンク2か所目ですけれどもこちら、川内優輝のものです。
埼玉のコバトン、キャラクターがついていますが。
1回目、落としましたよね。
瀬古さん。
≫しっかり取らないとね。
2回落とすといろんなダメージがありますから。
今度は取るんじゃないですかね。
≫川内さんに聞いたら54回、今までマラソンを走っていると。
いってみれば人の10倍走っている。
僕、それを聞いたときに人の10倍も失敗してきている。
彼が言っていたのは今何がきても怖くないんだと。
このスペシャルドリンクもし、落としたとしてもその状況、メンタルっていうのは落ち着いているから大丈夫だと。
ぜひとも2回目はしっかり取ってほしいなと思うんですがもうそろそろ先頭の人たちがやってくる…。
≫今、川内が給水を取りやすいために一番先頭集団の後方に下がりましたね。
修造さん、まもなくだと思います。
≫来ましたよ。
すごい…速いですね。
取っていくの。
このスピードで取っていくんだ。
皆さん、苦しい顔をしている…。
うまく取りました。
瀬古さん、このスピードで取るの相当、厳しいですね。
僕、目の前で見たの初めてなんですが。
≫前の選手が、自分の給水を倒したりもするんですよ。
それで空振りしたりもするんで非常に難しいんです。
≫次、ここから僕はバイクのほうに乗って追っていきたいと思うんですが瀬古さん、ここまで見てやっぱりトップのキメット選手がいなくなったりこれは、川内選手も含め日本人選手にとって何が一番やりにくいまた、いい形なんでしょうか。
どういうところ考えますか。
≫あとはですね、もうキメット選手がいないですからターゲットをマカウ選手がよさそうなのでマカウ選手をマークしながら行けばいいんじゃないかと思いますね。
≫そして、ここで先頭集団から川内が少し遅れ始めました。
ちょっと川内苦しくなってきたか。
先頭集団から川内が遅れ始めています。
カネボウの門田も川内の後ろ。
リオオリンピックを狙う有力ランナーたちが11kmの給水を過ぎて少しずつ先頭集団から引き離されているという状況になってきました。
瀬古さん、川内の表情を見てどんな印象を受けますか?≫彼は表情だけではあまり判断をできないのでただ、3分を切ってくるとやっぱり、川内君にとってはペースが速いペースなんです。
なので自分のペースに戻しているところだと思います。
≫ペースメーカーの1kmのペースが若干、速いということもいえますかね。
1km3分を切るペースというのが続きました。
川内君はこの苦しい顔になってからの川内君ですから。
≫川内にとっては自己ベストを上回るぐらいのタイムで、今はペースメーカーがレースを作っているわけですから。
≫独走でも彼は走れますから。
≫1km3分ペースは2時間6分35秒ということで非常に日本マラソン歴代最高2位というタイムに相当する非常に速いペースでペースメーカーがレースを作っているわけですよね。
≫川内君も自己ベストを出した東京マラソンでしたか。
彼は遅れながら粘って2時間8分台を出していますから。
彼の走法でもあるんですよね。
≫ですから、川内からするといったん、先頭集団から離れて自分のペースを作り直して立て直しているというそういうことも考えられるわけですね。
≫落ちてきた選手を拾っていくとそういう感じだと思いますね。
そうなればいいと思います。
≫その中で、先頭集団に映像を切り替えますと日本人ランナーでいうと外丸が中央寄りにポジションを取って先頭をしっかりと見ながら冷静にレース運びをしている印象を受けますが。
≫外丸君も遅れ気味でしたがここのところ少し盛り返してきて表情もよくなりましたね。
≫更には、瀬古さんが注目選手と話していました旭化成の佐々木もしっかり先頭集団の中に入っています。
≫今日は落ち着いていますよね。
全く自分の位置を変えていませんからね。
ずっと、ここにいますから。
≫常に佐々木は歩道寄りに位置を取ってそこから全くぶれずに。
≫余分な動きは、今のところひとつもないですね。
≫その佐々木の後ろに海外招待選手が続きましてJR東日本の高田の姿も見えます。
ですから30kmまで日本人ランナーがいかに省エネで力を使わずにいけるかどうか。
≫そこです。
海外の選手は30kmから一気に上げますから。
そこまでにしっかり無駄な動きをしないで余裕を残していくかというのが一番大事ですね。
≫先頭集団から川内が手元の時計で12秒遅れました。
その川内選手の改めての紹介VTRをご覧ください。
≫最強の市民ランナー川内優輝。
4年前ロンドンオリンピック代表落選。
しかし、今回…。
≫特に今年積極的に出場した海外レース。
先月のニューヨークシティマラソンでは世界の強豪相手に6位入賞を果たすなど今やその名は世界で注目されている。
≫50戦練磨の川内優輝。
オリンピックへ最後の挑戦。
≫オリンピックに向けての非常に強い気持ちを話してくれました、川内優輝。
ただ、この人は後半、驚異的な粘りが瀬古さん、持ち味ですから。
≫それが持ち味で。
ただ、ちょっと心配なのは一気に離れましたからね。
ペースがどれほど落ちているかですね。
できれば3分5秒前後くらいでいってほしいですね。
≫2時間7分台から8分台で狙えるようなペースでここで粘れるか。
川内にとっては1つ早くも正念場を迎えています。
先導するペースメーカーのペースがこの1km2分57秒。
非常に速いペースなんですよね。
≫やはり、今日は天候もいいですし。
まず風がないですから。
ちょうど、寒くもなく暖かくもなく、ちょうど選手が動いてきましたよね。
≫その川内から更に遅れて5秒から10秒くらい遅れていると思います。
カネボウの門田。
この門田も有力ランナーとして注目を集めています。
その門田の紹介VTRをご覧ください。
≫門田浩樹、30歳。
今回のレースにはこんな思いで臨んでいる。
≫門田が指導を受けるのは高岡寿成監督。
今も破られていない日本記録保持者だ。
しかしマラソンではオリンピックに縁がなかった。
≫実業団に入って8年。
門田は高岡とともに勝負への執着心を磨いてきた。
≫このカネボウの門田もとにかく苦しくなってからの粘りが持ち味の選手になります。
どこまで粘ることができるか。
そして先頭集団なんですけれども瀬古さん、非常に佐々木、あるいは外丸この辺りがペースメーカー海外招待選手更にはJR東日本の高田も含めまして落ち着いたレース運びを見せていますか?≫やっとペースが落ち着いて安定してきましたからやっとこのペースに慣れてきたというかいい具合になってきましたね。
≫リオオリンピックを狙う日本勢としてはJR東日本の高田そしてトヨタ自動車の外丸更には旭化成の佐々木この3人そのあとに黒崎播磨の園田がこの先頭集団に食らいついているという状況になっています。
そして、28歳トヨタ自動車の外丸。
紹介VTRをここでご覧ください。
≫外丸和輝、28歳。
学生時代は東京農業大のエースとして箱根駅伝などで活躍。
将来を期待されていた。
しかし、大学卒業後突然、陸上をやめてしまう。
≫そんな外丸を店まで説得にきた人物がいた。
大学の恩師前田直樹さん。
≫覚悟を決めてから5年。
支えてくれた人への思いを胸にオリンピック代表の座をつかみとる。
≫先頭集団の後方に位置していますトヨタ自動車の外丸和輝。
3度目のマラソンになります。
この福岡にかけている。
自分にとってはとにかく30km以降が勝負だとそういう練習をしてきたと瀬古さん外丸は話していますが。
≫2回、2時間11分で走っていますからね。
飛躍するんだったらこの大会でしょうね。
≫自分の力をとにかく出し切りたいとレースを前に話していました外丸和輝。
ここまでは、先頭集団に食らいついていく走りを見せています。
そしてもう1人先頭集団にナンバーカード65番富士通の山口もぎりぎり瀬古さん食らいついてきていますね。
≫園田君と2人で頑張っていますね。
2時間13分の選手ですので。
よく健闘していると思います。
≫しっかりと先頭集団の最後尾に黒崎播磨の園田富士通の山口も一般参加ながらしっかりと先頭集団の後方に食らいついていくような走りを見せています。
園田君は2時間18分ですから大健闘ですね。
≫このペースというのが1kmが2分57ということですから瀬古さん、かなり日本人のペースからすると速いペースに食らいついていくというような選手ですね。
≫ただ、速いんですから前にいる選手は余裕度があるんですよね。
≫外国人選手ですとまだ余裕を感じる…。
マカウなどは去年福岡を制しましたナンバーカード2番の選手。
余裕を感じますか。
≫まだ余裕ありますね。
佐々木選手、高田選手もすごく余裕があってこのペースで気持ちよく乗っている感じですね。
≫そして注目のランナー川内が遅れました。
2号車、沖さん川内につきましたか?≫2号車ですが、川内は現在先頭とは25秒差というところになりました。
そして、この川内なんですが谷口さんレース前半で先頭と距離差が25秒差ということですが谷口さんはこの前半での川内の走りどういうふうに見ていますか?≫先頭が15kmを通過していきます。
15kmの通過タイムは手元の時計で45分5秒です。
谷口さん、お願いします。
≫精いっぱい走っているんですけども先ほどから聞いていますと5kmと10kmの給水がちょっとおかしかったのかなという感じがしますね。
≫やはり、その辺りしっかり取っていくことが大事ですね。
≫しかし、この集団に入ってから少しリズムを作り変えているんじゃないかと思います。
≫この集団は3分5秒という1kmのタイムを刻んでいるわけですが、今15kmを通過していきました川内優輝です。
決して悪いペースではないですね。
≫日本人にとっては記録を出しやすいペースに入っていると思いますね。
≫45分38秒という15kmの通過タイム、川内です。
先頭とは20秒差がついています。
今、給水ポイントがあったんですがトヨタ自動車の外丸がしっかり給水を取りました。
JR東日本、高田も給水を取っています。
そして旭化成の佐々木もしっかりと先頭集団の中で給水を取っています。
瀬古さん、本当に先ほど谷口さんの話にもありましたけれども、給水1つ取れるか取れないのかが本当に大事になってくるわけですね。
≫距離をいけばいくほど大事になっていきますからね。
ただ、あんまり無理して取りにいっても足が引っかかってこけることもありますので細心の注意が必要ですよね。
≫前後のランナーとランナーの間との間隔というのも大事にしながら確実に給水を取っていかなくてはいけません。
また給水を取るタイミングがポイントということにもなってきますからね。
そして、ペースメーカー3人がしっかりと1kmをここにきて3分1秒というペースになりました。
今、トヨタ自動車の外丸が沿道の誰かとハイタッチしましたね。
声援を受けて左手でハイタッチしていきました。
≫多分、家族じゃないですかね。
≫家族から力をもらったということもあるかもしれません。
瀬古さん、とにかく家族からの応援というのは選手たちにとっては大きな力になりますよね。
≫奥さんと娘さん2人いらっしゃいますから。
≫このコースの中で唯一、高低差のあるポイント別府大橋の上りに差し掛かっています。
高低差6m。
ですから一番厳しい上り坂を前に恐らくご家族だと思いますが関係者からハイタッチして元気をもらった外丸。
このあとの走りに期待したいですね。
≫家族は大体どこに行けばいるかわかりますからね多分うまく応援できる場所を見つけてやっているんだと思います。
≫1月には第3子となるお子さんも生まれる予定だという外丸和輝。
沿道のお客さんとハイタッチをするシーンというのも瀬古さんなかなか珍しいものがあると思うんですが。
≫あまり見たことがないですね。
≫元気いっぱいに力をもらいました。
別府大橋の下りのところでナンバーカード5番の海外招待選手エリトリアのサムエル・ツェガエが少し遅れました。
2014年の世界ハーフマラソン選手権の銀メダリストツェガエが少しここにきて遅れ始めていますね、瀬古さん。
≫ウォーミングアップのときに少し足を痛めていた人ではないですか?≫それはナンバーカード6番の選手です。
≫2号車から吉野さん。
≫沖さん、どうぞ。
≫2号車ですがこの別府大橋の下りに差し掛かったところ16kmを川内が通過しましたがこの第2集団一番後ろに谷口さん川内が下がりましたね。
遅れました。
≫やはり、上り坂が上れないということは随分足にきているのかという感じがしますね。
≫重いですか。
≫思いですね。
表情もちょっと苦しくなっているような印象ですね。
≫あと、ちょうどこのグループに吸収されたときに72番の牧野君と一緒にパートナーみたいですけどしきりに、前へ、前へと声をかけていましたね。
≫この川内すでに先頭とは35秒差。
左足をたたくようなシーンがありましたが大丈夫でしょうか。
谷口さん何かアクシデントがあるんでしょうか。
≫足の運びというのがちょっと後ろ、後ろにいっていますよね。
ですから大体太ももの大たい四頭筋の前のほうがちょっと疲労が残っているのかもしれないですね。
≫川内優輝が苦しくなっています。
覚悟を持ってオリンピック代表選考レースに臨んでいる川内ですがレース前半序盤苦しい走りになっています。
瀬古さん、川内が苦しいレースにこの福岡はなりましたね。
≫第2集団ですからね。
彼の一番いいペースになっているんですがそれでも遅れるということはやはり体調がよくないんでしょうね。
≫先頭集団に目を移しますと旭化成の佐々木そしてJR東日本の高田そして、NTNのバトオチルがいてトヨタ自動車の外丸その後ろに富士通の山口がいてそして園田という形になっています。
そしてスズキ浜松アスリートクラブのマーティン・マサシ2013年にこの福岡を制しました。
この辺りの余力ということを考えますと外国人ランナーで考えますとコエチ、去年の福岡を制しましたマカウ、更には2時間4分台を持っていますフェレケこの辺り、力のあるランナーもまだまだ先頭に瀬古さん、いますからね。
≫まだ前半ですからまだ半分いっていないわけですからまだまだ、皆さん余裕があると思いますね。
≫その中で日本人のランナーの中で瀬古さんから見て余裕のあるランナーは誰になりますか?≫やっぱり佐々木選手が一番この中では余裕がありますね。
やはりしっかり練習できているということを聞いていますから。
また、やはり旭化成はマラソンの名門ですから王国ですからマラソンの走り方っていうかオリンピックの走り方っていうのを知っていますから大きいですよね。
≫この歴史と伝統のある福岡において過去、旭化成の選手は何度もすばらしい走りを見せてきました。
ですから勝ち方を知っているチームが旭化成であるということですかね。
≫いろんな話を聞けるっていうのがすごいですよね。
≫その旭化成のキャプテンとしてチームを率いる立場でもあります国内一般参加ではありますが非常に力のある選手、佐々木悟。
この人のベストタイムが2時間9分47秒ですから非常にベストタイムを大幅に上回るペースで今のところ、先頭集団を走っているという状況です。
≫このペースでいけば7分台はいけますから。
≫2014年のびわ湖では川内に勝ちました。
日本人トップで2位となりました。
ただそのあとの去年の福岡では9位ということで世界選手権の代表は逃しました。
その悔しさをこの福岡にかけている。
そういったここまでの佐々木の走りが伝わってきますね。
≫今、30歳ですか。
一番脂がのりきっていいときじゃないですかね。
なんとか名門復活を佐々木君には果たしてほしいです。
≫旭化成の監督も2時間8分30秒くらいで走れる練習はできているんだとこの佐々木に関しては話してくれています。
今まではマラソン練習の中で一度は体調を崩すということがあったそうです。
ただ、今回に限っては一度も体調を崩していないんだとそういったことが1つ、佐々木にとって自信になっている部分もあるんでしょうかね。
≫表情に出ていますね。
絶対に最後までいくという顔になっていますから余裕ありますよね。
≫その佐々木の後ろにJR東日本の高田千春もしっかりつけています。
高田君も調子いいですねいい走りだと思います。
≫3号車から。
≫田上さん、どうぞ。
≫吉野さん、こちら先頭から大きく遅れているのがカネボウの門田です。
先頭からは300m差をつけられています。
1km3分10秒というペースで足取り重くこの門田。
11秒差ということになっています。
≫門田浩樹の表情が苦しくなってきました。
マラソン日本記録保持者高岡寿成さんが監督としてこのカネボウに所属している門田ですが先頭から大きく遅れ始めました。
そして、先頭集団ですが今、18km警固の交差点にまもなく差し掛かるところです。
外国人の有力ランナーの中では日本の国内のNTNに所属しているモンゴルのバトオチルそしてケニアのコエチマカウ、更にはフェレケ更にスズキ浜松アスリートクラブに所属していますマーティン・マサシこの辺りがいて日本の高田千春外丸、旭化成の佐々木悟とメンバーでこの先頭集団が形成されています。
別府大橋を下りきった辺りでしょうかペースメーカーが1人外れましてペースメーカーが現在2人になっています。
ペースメーカーの1番ペースと胸に書かれた白いナンバーカードがペースメーカーになります。
ナンバーカード1番がケニアのマチャリアペースメーカーの2番をつけているのが同じくケニアのキプリモです。
非常にハーフまでのタイムというのは非常に強いタイムを持っている2人ですね、瀬古さん。
≫マチャリアは本当に世界中でペースメーカーやっていますから。
今一番ペースメイクのうまいペースメーカーがマチャリアなんですよね。
≫8回目の福岡国際マラソン。
福岡に対しても経験がありますマチャリア。
去年のマカウの復帰レースのときには招待選手として42.195kmを走りました。
本当にオリンピック選考レースという意味では2007年と2011年もペースメーカーを務めているわけですからね。
≫本当にいつもありがたいですよね。
≫警固の交差点を、川内が少し遅れましたかね。
≫2号車ですが谷口さん川内がすでに先頭とはおよそ1分差。
この1kmのスプリットも3分16秒と苦しくなっていますね。
≫しかし、沿道の応援は一番多いですね。
≫川内、頑張れ川内、頑張れとね。
≫その応援ごとにちょっとずつペースを取り戻したりということもしていますけども、なかなかペース上がらないですね。
≫声援を力に川内が力走しています。
≫この声援を本当に力に変えて最後まで川内らしい粘りの走りを見せてほしいという気持ちで応援している方も多いと思います。
ただいまデータ放送では予想クイズを≫第69回福岡国際マラソン。
先頭集団そして後続の位置というのが表示されています。
そして今、先頭集団なんですが富士通の山口そして、黒崎播磨の園田がこの先頭集団から遅れ始めています。
更に、先頭集団の最後方トヨタの外丸が瀬古さんちょっと苦しくなってきましたかね。
≫外丸君、苦しくなったり楽になったりというそういう表情をしているんですよね。
今、一番苦しいところなので少し我慢すればまた楽なところがくるので。
ここは遅れないことですよね。
≫トヨタ自動車の外丸和輝が先頭集団の後方歯を食いしばった苦しい表情を見せています。
そして先頭集団はまもなく20kmを迎えます。
この20kmをどういうタイムで通過していくのか。
ペースメーカーが1km3分でレースを作ってきていますけれども。
≫60分前後じゃないですかね。
60分かかりましたね。
≫手元の時計ではもう60分を超えています。
20km通過タイム手元の時計でありますが60分8秒という、瀬古さんこのタイムに関してはどうでしょう?≫2時間6分ペースですから予定どおりのペースじゃないですかね。
≫2時間6分台非常に速いペースで日本人のランナーたちがリオオリンピックを目指した戦いというのを続けています。
そして、2号車、沖さん今どこにつけていますか?≫先頭集団から1分差をつけられている川内につけています。
谷口さん先ほどから川内、水を左の足にかけるシーンもありましたよね。
≫そうですね。
普通だったら給水で、ひと口でも飲むのかなと思ったんですけど左足のひざの内側に水をかけていますね。
そこがちょっと違和感があるんじゃないでしょうか。
≫川内優輝ここから巻き返しなるか。
力走しています。
川内の依然、苦しい走りが続いています。
今大会ではオフィシャルカーとしてトヨタ自動車から日本生まれ、日本育ち2リッターターボエンジンを搭載し日本の道を美しく速く駆け抜ける新型クラウンが提供されております。
先頭集団から徐々に選手たちの振り落としというのが瀬古さん、始まってきましたね。
≫まだ半分いっていないわけですから。
いってみれば私からすればまだウォーミングアップ途中なんです。
ここで遅れるようでは…。
≫世界では戦えないと。
≫戦えないですね。
≫ただ、1km3分。
このままいけば、日本記録に近いような非常に速いペースでペースメーカーというのがレースを作っていっています。
≫男子の日本記録も2003年ですかね。
10年以上出ていないわけですからそろそろ出していかないとどんどん世界から離れていきますので。
≫日本のマラソンの記録というのは2002年に高岡さんがマークしました2時間6分台というこの記録がありますが6分16秒という。
なかなかこの記録が瀬古さん更新されていない現実がある中で。
≫そんな中で日本実業団連盟が大ボーナスをつけたわけですよ。
1億円もらえるというそういういいことがあるわけですからどんどんどん欲に狙ってほしいですね。
≫そして、オリンピックの選考レースでもあります第69回福岡国際マラソン。
この12月の福岡2月の東京、3月のびわ湖のこの3つの大会の成績からリオオリンピック代表というのは選ばれます。
3つの大会で日本人の上位3名に入れば瀬古さん、1つ選考の対象になるわけですよね。
≫そうですね。
それには、8分台を絶対に出してほしいですよね。
≫また、その日本陸上競技連盟は世界と戦うために2時間6分30秒という日本歴代2位に相当するタイムを選考基準タイムに設定しています。
先頭集団の最後方、外丸が少しずつ遅れ始めています。
ですから今その日本陸連が設定したタイムに近いタイムでここまでは先頭集団を走っています。
≫このままでは出ないんです。
後半上げていかなきゃいけないので。
≫中間点を通過していきました。
1時間3分29秒。
≫ということは2時間6分58秒ですね。
≫2時間6分台。
このままいけばギリギリのペースですね。
ここからが後半にかけていよいよマラソンにとっての勝負どころという形にもなっていきますね。
≫本当に最近のマラソンは30kmからのマラソンですからね。
ここまでは余裕を持ってウォーミングアップの感覚でいかないとですね後半12kmは≫第69回福岡国際マラソン。
4年に一度、オリンピックの選考レースとなっています。
リオオリンピック選考基準ラインが出ています。
今まさにその基準ラインに近いところで日本の3人の選手が先頭集団の中でしっかりと走っています。
川内優輝は先頭から大きく遅れています。
そして先頭集団の中で外丸が再び粘りを見せて後方に、瀬古さんつきましたね。
≫粘っていますね。
ここで粘っていくと本人はいけるのかと思いますから絶対に遅れないことです。
必ずいいときと悪いときと波がきますから。
ここは我慢すればなんとか30km過ぎまでいけると思います。
≫厳しい波になったときに粘りを見せて離されそうなんだけれども離されないというね。
≫ということは、まだ余裕があるってことですからね。
大丈夫でしょう。
≫そして日本人の先頭ということでいいますとJR東日本の高田が今先頭に立っています。
その後ろに旭化成の佐々木外丸という順番になっています。
瀬古さんこの高田の走りに関してはどんな印象を受けますか?≫いいですね。
一番いいときの走りになっています。
体も表情もすごく余裕ありますから落ち着いていますよね。
全く無心で走っているような気がします。
余分な力が入っていません。
しばらくこういう状態でいくと思います。
まもなく先頭集団が博多駅のちょうど目の前を通過していくところです。
このあと、大博通りへと入っていきます。
この辺りは瀬古さん沿道のお客さんが…。
≫今日は天気もいいですしね。
≫多くなりました。
≫高田が位置取りを今、内側に変えました。
やはり、6年連続の福岡頭の中に入っているんでしょうね。
すごいですね。
今わからなかったですけどなんで右にいくのかと思いましたが。
≫最短コースをJR東日本の高田千春がしっかりと今、位置取りを変えてこの辺りの落ち着きというのもすばらしいものがあります。
≫34歳のベテランですから。
≫去年の福岡は第7位でした2時間10分3秒。
ですから、2時間9分台にあと4秒足りなかった。
≫10分切ってないわけですから。
今日が本当のチャンスですね。
≫今、選手たちが大博通りへと入ってきました。
ここで、レースを先導する白バイの紹介をいたします。
今大会ではオフィシャルカーとしてトヨタ自動車から日本生まれ、日本育ち2リッターターボエンジンを搭載し日本の道を美しく速く駆け抜ける新型クラウンが提供されております。
先頭集団の後方に外丸がジェネラルウォーターを取ったんですけどもそこで、ほかのランナーたちが取るランナーと取らないランナーが出てきました。
ナンバーカード3番エチオピアのフェレケも取りました。
外丸が先頭集団からちょっと離されてきました。
≫少しきつくなってきましたね。
≫何度かここまでも苦しい表情を見せ初めて先頭からは遅れ始めるんですけども再び先頭に食らいついていくという走りを見せていましたトヨタ自動車の外丸和輝ですが先頭についていくことができないか。
ここで、3度目のマラソン外丸和輝先頭集団についていくことができないのか。
表情は瀬古さん厳しくなってきましたね。
≫ずっと、こういう顔をしていましたけどね。
≫先頭集団がJR東日本の高田千春そして、旭化成の佐々木この2人が先頭集団に入っています。
そして、先頭集団から手元の時計で3秒から4秒遅れてトヨタ自動車の外丸という形になっています。
この大会は、進学、就職、転職住まい、結婚など人生の転機をサポートし成長と成功のきっかけを幅広く提供する情報サービスカンパニー私のナビ、マイナビの協賛でお送りしています。
25km手前に差し掛かりました先頭集団です。
今、バトオチルが先頭集団にいるほかのランナーの動きをうかがうようなそういった目線を瀬古さん、見せていますね。
≫彼は仕掛ける選手ですからね。
ペースが落ちると仕掛ける可能性はありますね。
ペースメーカーを無視するかもしれませんよね。
≫ただ、まだペースメーカーの2人がレースを先導するような形にはなっています。
ペースメーカーナンバーカード1番がケニアのマチャリア。
そして、ペースと書かれた2番がケニアのキプリモです。
ここまで1kmをほぼ3分ペース3分2秒というペースでこの1kmペースを作ってきました。
先頭集団、25kmを通過していきます。
手元の時計で1時間15分18秒というタイムになりました。
そしてペースメーカーが、ここで…。
2人とも、やめましたね。
当初の予定では30kmまでという話もあったんですけれども。
ペースメーカーが2人ともここで外れました。
≫こうなってくるとやはり牽制し合って一気にペースが落ちる可能性がありますから。
≫松岡修造さんが今、給水ポイントの近くに来たでしょうか。
バイクですね。
修造さん、今先頭集団の後方につきましたね。
どうでしょう、バイクに乗ってのリポートになるかと思いますが。
≫後方どころか真後ろにいるんですがビックリしたのはペースメーカーは30kmまで走るって、僕は聞いていました。
今、25kmで急にやめましたね。
選手たちのほうも動揺しているんですよ。
どうしてやめたんだと後ろを向きながらいろんな状況を…。
これで瀬古さん動揺とか出てくるんでしょうか。
≫最初はそう思ったでしょうけども選手は切り替えていると思いますね。
誰が引っ張るんだという。
これからみんなで一応相談しながら行くと思います、みんなで。
≫目の前で見ていまして多分テレビを見ている皆さんの想像以上の速さに見えるんですが。
瀬古さん本来、日本選手にとってはこのペースは世界のトップが来ているわけですから速いわけです。
佐々木さんとかにとっても。
これは今どんな気持ちでいるんでしょうか。
≫彼の持ちタイムからすれば速いですが。
彼の本当に持っている力からすれば速くないです。
これぐらいが当たり前だと思います。
これぐらいの力は持っています。
≫じゃあ、ある意味いつも以上に飛ばしているということがいいということなんですね。
≫これぐらいの力は持っていますので今日は絶好のコンディションだしいいペースですから。
自己記録は必ず出ますね。
高田選手も2時間8分台持っていますけど自己記録が出るチャンスがあります。
≫JR東日本の高田千春は2時間10分3秒というタイムです。
そして松岡さん、給水が選手たちスペシャルドリンクを取っていますよね。
≫あ、落としましたね。
後ろから見ているとよくわかるんですが瀬古さん、これはむちゃくちゃ難しいんですね給水取るの。
入り乱れるしスピードもあるし。
≫時速20キロで取るっていうのは本当に難しいんですよ。
全員が取りにいきますから非常に陰になったりして自分の給水が見えなくなることがあるんです。
≫今、松岡さん日本の2人は、しっかりと確実に取れていましたね。
≫取れています。
安定していました。
ただ、見ていて先ほどから瀬古さんがマラソンというと僕ら、素人でマラソンというか何キロ走るときも苦しくなったり楽になったりする感覚がありますが苦しいときにどう頑張れば耐え切れる粘れるんでしょうか。
このトップのマラソンランナーというのは。
≫今までのやってきた練習を思い出して絶対に大丈夫だと思い聞かせるしかないです。
諦めたら、そこで一気にだめになりますから。
大丈夫だ、大丈夫だって言い聞かせることですね。
≫情報が入りましてこの1km、松岡さんペースメーカーが急に外れてペースが、やはり落ちました。
1km3分7秒です。
今まで1km3分ペースだったんですがペースが大きく落ちました。
ペースメーカーが当初では30kmということを聞いていたんですが瀬古さん、やはりペースメーカーが25kmで外れて、ペースが落ちましたね。
≫これは仕方ないことですよね。
予定で30kmまでと皆さん、決めていましたから。
ここから引っ張るというのはよっぽど自信がないといけないところなので。
ここはこの3分7とか5とかで様子を見て折り返してから勝負でしょうね。
≫このペースというのは日本の2人旭化成の佐々木、そしてJR東日本の高田にとってはどうでしょう?≫いいんじゃないですか。
少し休みたいところだったかもしれませんね。
なので、意外とここで休んで折り返し行けば力が残っていて。
自己記録が出る可能性は高いですね。
≫松岡さんすぐ後ろで見ていても日本人の選手たちが今、余裕を持って先頭集団で走れるようになってきましたかね。
≫そういうものを感じると思います。
先ほど瀬古さん自身も苦しいときにどれだけ頑張れるかという2番のゼッケンのマカウ選手ですがもともと、幼少時代のときからどれだけつらい状況で頑張っているか。
水道もガスも通らないところをずっと走りながらやっていた選手ですから。
そういう苦しいときを幼少のころを思い出しながら頑張っているというのを見ていて感じますね。
小学校のときに裸足で7km歩いていってたという話を聞きました。
≫本間智恵アナウンサーです。
本間さん、お願いします。
≫こちら、日本三大八幡宮のひとつであり勝利の神、筥崎宮大鳥居の前にトップの集団が来るのを待っています。
日本人選手でいいますと高田、佐々木を含みます7人の選手が今、筥崎宮の前に向かっていきました。
今、通過しました。
パトリック・マカウ選手先頭の選手は1時間21分4秒というタイムです。
1時間21分4秒というタイムで筥崎宮の前を通過していきました。
この7人は非常に固まった状態でそのまま向かっていきます。
続きまして後方から選手続いて第1グループから離れてやってきました外丸選手です。
外丸選手が、今23秒遅れで通過していきました。
≫先頭から23秒外丸が遅れています。
こうなってきますと瀬古さんリオオリンピックの選考レース、佐々木と高田の一騎打ちという形になっていきますね。
≫なってきましたね。
2人とも余裕がありますからね。
ここで今すぐということではないと思います。
≫やはりレースがこのあと動くのは31.6km折り返しを過ぎてからという形になるんでしょうか。
≫10km過ぎて32kmを越えた辺りからいよいよという感じですよね。
≫31.6kmに香椎の折り返し。
そこで折り返しまして残り10km少々ゴールとなる平和台陸上競技場まで戻るという形になっています。
コンディションなんですが瀬古さん、改めて今日は本当に風がほとんどないですね。
≫ゼロですね。
ほとんど旗が揺れていません。
≫そして、暑さ寒さこれに関しては瀬古さんどうでしょう?≫全く日差しがなくて選手にとっては絶好のコンディションだと思いますね。
帰りも、大体向かい風になるんですが今日は風がないので楽に走れると思います。
≫このまさに絶好のマラソン日和となりました第69回福岡国際マラソン。
1位グループには去年の優勝者ケニアのマカウ。
かつての世界記録保持者世界歴代4位という非常に強いタイムを持っています、ケニアのマカウ。
更には同じくエチオピアのフェレケ。
この人も2時間4分50秒という瀬古さん、強いタイムを持っている選手ですね。
≫やはり3人実力どおりの外国人選手が残っていますよね。
ケニアのバーナード・コエチも2時間4分3秒という非常に強いタイムを持っています。
≫先頭集団はまもなく折り返しというところですがここで、ジェネラルウォーター普通の水を今、選手たちが手にしています。
ナンバーカード4番のケニアのコエチが水を手にしました。
そして、その持っていた水をナンバーカード2番同じくケニアのパトリック・マカウに渡していきました。
そして、ナンバーカード3番のエチオピアのフェレケが後続の位置を確認するようなしぐさを見せました。
瀬古さん、この先頭集団の中でやはりマカウ、去年の優勝者が淡々と走っている印象ですね。
ナンバーカード2番の選手。
≫勝ちに徹して走っていると思いますね。
やはり去年勝っていますからコースもわかっていますから残りどういうふうに走ればいいかわかっていますから余裕度はあります。
≫去年のレースではマカウが折り返しを過ぎて35km、6kmその辺りで仕掛けていく形ですよね。
≫そういうレースになる可能性がありますよね。
≫そしてペースメーカーが外れてこの1kmのラップタイムが恐らく3分を超えるような。
≫3分4、5になっていると思いますね。
≫少しペースが遅くなりました。
オリンピックの選考基準タイムという2時間6分30秒ということを考えますと日本人選手2人には後半にかけてどこまでタイムを目指した走りができるのか。
≫6分台はちょっと難しいかもしれませんができれば8分前後の記録で走ってほしいですね。
≫松岡修造さんが依然、先頭集団の後方につけていますがどんな印象を受けますか?≫とにかく世界のトップを感じている走りなんですがもちろんこれ日本の皆さんは誰が日本の代表のオリンピックになるかって見ていると思うんですが僕なんかはケニアとかエチオピアとかすごい選手がたくさんいるわけじゃないですか。
このレースに関してやっぱりしっかり結果を出すということが彼らにとってのオリンピック代表になってくることを考えるとどれだけ大事かということを瀬古さん、僕、感じるんですよ。
≫1つ1つのレースを彼らも大事にしていかないとやはり、ものすごい数ケニアにもマラソン選手がいますから。
アピールは大事だと思います。
≫こんな状況でレースを見れることってまず、ない。
僕真後ろにいますから。
ただ、本当に足が細くて見ていると、跳ねているような感じなんですよ。
瀬古さん、実は現役をやめて、すぐにケニアに行ったことがあってしかも、ケニアの子どもたちの学校にマラソンがなぜ速いかって取材しに行ったことあるんです。
彼は1日10kmとかね20kmとか普通に行き帰りの往復で走るわけですね。
普通の環境がマラソンっていうその状況を見ちゃったらこれはかないっこないなっていうのは一番、僕印象的に残っているんですよね。
本当ですよね。
≫車とか自転車もないしねゲームしている子もいないしみんな普通の生活が走ったり歩いたりするのが普通なんですよね。
≫だからこそ日本の環境、違う意味で言うと恵まれているとは思うんですけど日本の選手が瀬古さんが大事にしている心で走る、泥臭く走るって指導する中で瀬古さん今の日本選手、指導するって非常に昔と変わっているから難しさもあるんじゃないでしょうか。
≫だけど、それがないとね。
42kmという距離は今も昔も一緒ですから地道などろくさい練習をしていかないと無理でしょうね。
それができる子は勝ちます。
≫佐々木さんがすごくいいと最初から、瀬古さんが言ってらっしゃいましたが今の走りはゆっくりになっているんでしょうか?すごく僕、後ろで見ていても肩もあまり揺れていないし。
ものすごく冷静に走ってる。
≫まだ、人を見る余裕がありますからね。
どっかでスパートする可能性もないことはないですね。
≫これはあとどのぐらいこのペースで瀬古さんの感覚だといくと思われますか?≫あと10km切ったところでみんな勝負してくると思います。
だから32km過ぎですね。
折り返しでまもなくいったところで誰かが仕掛けると思います。
≫去年は30kmを過ぎてモンゴルのバトオチルが仕掛けるというところがありましたが今、そのバトオチルがしっかりと先頭のランナーたちの位置を確認しています。
まもなく先頭は30kmを迎えるというところになってきます。
30kmを過ぎて誰が仕掛けるのか1つ、瀬古さん注目ポイントではありますね。
前に出てきましたかバトオチルが少し前というか中央寄りにポジションを変えましたね。
修造さんポジション変えましたね。
≫変えましたね。
先ほどからバトオチル選手一番、右左、右左を見ているんですよ。
そして、ここで彼の場合は日本の企業のサポートも受けながら日本に対しての思いも、すごく強いじゃないですか。
応援したくなる思いもあるでしょうね日本の皆さんにとっては。
≫今、先頭集団が30kmを通過しました。
手元の時計で1時間30分49秒というタイムです。
ですから瀬古さん一気にペースが落ちましたね。
≫落ちましたけども日本人選手にとっては悪いタイムじゃないですからね。
なのでまだまだ8分台、7分台もまだ出る、狙えるペースですね。
≫3号車から。
≫田上さんですね、どうぞ。
≫3号車は川内につけています。
この川内が先頭集団からは3分差をつけられていますがしかし、3号線に入ってから3人、選手を抜きました。
1kmのスプリットも3分15秒から3分8秒にいったん上げました。
とにかく選手を拾っていって1つでも順位を上げる拾って上がる。
はい上がる、川内優輝1人ずつ選手を抜いてはい上がろうとしています。
≫川内優輝にとっての勝負そして我慢のレースというのが瀬古さん、ここから始まっていくわけですね。
≫彼も、なかなかここから上位にくるのは難しいと思いますけど彼らしいね。
いつも全力投球ですから。
全力疾走。
それを見せていますよね。
≫そして、先ほどから先頭集団めまぐるしく駆け引きというのが始まっているのもわかるんですが。
2号車ですね、沖さん。
外丸につけていますか。
≫2号車から、吉野さん。
9位の外丸につけています。
先ほどブラジルのパウラにかわされて9位になりましたが今度は後ろから一般参加の黒崎播磨園田が迫ってきました。
谷口さんまもなく、園田にかわされようというところですね。
≫走る勢いが全く違うという感じですね。
≫そして、園田が並んでここで外丸の前に園田が出ました。
この園田が、したがって日本人3位ということになります。
谷口さんオリンピック代表選考レース日本人3位までがオリンピック選考の対象なんですね。
≫ですから3番に入るということは最も重要なことでもありますね。
日本人3位をめぐる争いも激しくなってきました。
≫そして先頭集団にも1つ動きがありました。
NTNのモンゴルのバトオチルが先頭集団から松岡さん遅れ始めましたね。
≫行ったり来たりしている中で最後、ぐっと落ちてきているんですよ。
そして、瀬古さんすごく不思議なのが先頭集団いろいろな駆け引きが…。
右行ったり左行ったり真っすぐ走っていなかったりこれ、どんな駆け引きをしているんでしょうか。
≫誰が余裕があるかなとかみんな見ているんです。
誰が出るのかなと。
出ないでもいいような体勢に持っていますね。
誰かすごくスパートすると思いますね。
≫そのスパートをこのあとしっかりと見ていきたいと思います。
NTN、モンゴルの去年3位に入りましたバトオチルが先頭集団から遅れ始めています。
去年は30km地点でスパートをかけたバトオチルが30kmを過ぎたところで今年は遅れ始めました。
先頭集団リオオリンピック代表を狙うJR東日本の高田そして、旭化成の佐々木が先頭集団にしっかりと名を連ねています。
香椎の折り返しが近づいてきました。
テレビ朝日の野上慎平アナウンサーがいます。
野上さん、お願いします。
≫何重にも折り重なる人垣。
4年に一度の特別な緊張感に包まれています。
スタートから31.6km地点。
香椎の折り返しポイントです。
世界記録保持者のデニス・キメット最強の市民ランナーが早々に遅れるという波乱の展開、荒れる福岡。
オリンピック代表選考レースもまもなく折り返しを迎えます。
姿が見えてきました。
先頭集団は6人です。
元世界記録保持者去年チャンピオンのマカウ。
エチオピアの実力者ナンバーカード3番、フェレケケニアのナンバーカード4番コエチ。
更におととしのチャンピオンマーティン・マサシその外国勢、世界トップレベルの4人に割って入る形で日本勢は2人。
JR東日本、高田千春34歳。
まさに30代で成長を続けています。
まだ日本人のトップの座はありません。
6ねん連続6度目の出場でリオを目指します高田千春。
先頭集団の背中をカメラは捉えています。
高田千春、旭化成の佐々木悟。
この中で、唯一白のナンバーカードは一般参加の証しです。
今年の春からこれまでで一番の危機感を持って取り組んできたといいます。
先頭集団6人世界トップレベルの4人に日本勢の2人が気を吐き続けてまもなく折り返しを迎えます。
折り返した直後30km過ぎに給水ポイントがやってきます。
そこでの仕掛けはあるでしょうか。
さあ、きました。
先頭フェレケ、マカウコエチと続いて佐々木が行った。
高田も行った。
そしてマーティン・マサシも続いて行きました。
先頭集団、5人が折り返していきました。
1時間35分50秒辺りでの折り返し。
更に続くのはモンゴルのバトオチルです。
去年3位に入った実力者がトップとは12秒から13秒追いかけてバトオチルが現在7位で折り返し地点を通過していきました。
残りは10.6km。
この先に給水ポイントがあります。
そこでの仕掛けはあるでしょうか。
どうなるでしょうか。
そして、見えてきたのはナンバーカード9番の選手です。
ブラジルのパウロ・パウラ。
来年夏、地元リオデジャネイロオリンピック自国開催を控えます。
この選手は、36歳8位での通過。
どうやら、この折り返しを8位で通過していきそうです。
そしてその後ろに見えてきているのが小さくではありますが画面の奥側その後ろに見えてきました。
この姿です。
画面で背中を捉えました。
黒崎播磨の園田ナンバーカード73番そしてトヨタ自動車の外丸和輝です。
今、ナンバーカード9番パウロ・パウラブラジルの選手が折り返していきました。
トップとはおよそ1分15秒差。
そして、この大会はリオデジャネイロオリンピックの出場権、その名乗りを挙げる戦いにもなっています。
オリンピックへの挑戦権は全ての選手に平等にあります。
ナンバーカード73番の園田そして、サングラスをつけた外丸の姿松岡さんが大きな声で声援を送ります。
先頭集団は給水ポイント折り返し地点から300mを過ぎたところに達しました。
日本勢としてはこれは3番手にあたります。
全体の9位グループ園田が行って外丸が行ってこの2人は先頭からおよそ1分50秒差。
日本勢3番手で日本勢としても1分50秒差を追いかけていきます。
残りが10.6km粘りの走りが続きます。
≫先頭集団動きがありました。
JR東日本の高田が遅れ始めました。
≫32kmを超えてから一気に遅れ始めましたね。
≫そして、スズキのマサシも≫マサシ選手もちょっと前から遅れ気味だったんですけど。
ただ、前がまだペースが上がりきれていませんから高田君もここはちょっと辛抱してね。
まだ追いつけるチャンスありますから辛抱してほしいです。
≫37km地点に家族がみんな高田は応援に来ているという情報も入っています。
6回の福岡国際マラソンそのうち3回が自己ベストということで相性のいいこの福岡国際マラソン。
JR東日本の高田。
奥様の妻の実家が福岡であるということで福岡が自分にとっては特別な縁があるそういうマラソンですという話もしてくれていました。
ただ、ちょっと瀬古さんここは苦しくなりましたね。
≫ちょっと一気に遅れ方がきましたね。
ここ、辛抱なんですけどね。
≫吉野さん。
日本勢の7番手で、どうやら川内優輝が折り返し地点を通過していきそうです。
最強の市民ランナー川内優輝がやってきました。
全体の12位。
川内優輝が、今折り返していきました。
トップとは3分20秒差です。
一度招待を受けたら絶対に最後まで走り抜くというのが自分のポリシー。
それが責任だと語った川内優輝。
先頭から大きく遅れました。
リオデジャネイロオリンピック夢舞台が遠のいていく。
しかしながら、川内懸命の走りです。
闘志みなぎる川内優輝。
まだまだ粘りの走りを続けています。
≫先頭集団が、4人に絞られるという形になりました。
川内優輝が給水に近づいてきました。
最初の給水は失敗した川内。
今度は、しっかりと取ることができました。
≫苦しい顔はしていますけど走りは余裕が少しありますよね。
≫松岡修造さんも今、給水ポイントを降りたところで川内優輝に声援を送っています。
川内にとっては残り10km。
ここからどれだけ追い上げることができるかどうか。
本当に驚異的な粘りを何度も、この福岡ではこの人は見せてくれますからね。
松岡修造さんに近づいてきました。
≫今、見るとまた元気になりましたね。
沿道の松岡修造さんから大きな声で声援が送られています。
ここから落ちてくる選手たちを川内がどれだけ拾うことができるかどうか。
≫記者会見でもそう言っていましたからね。
≫今の話ですが川内、3号線に入ってから8人選手を抜いています。
≫瀬古さん、8人かわしてきています。
この辺りがさすがですよね。
≫自分の特徴は後半落ちてきた選手を抜くということが自分の走りだと言ってましたからそのとおり実行していますよ。
≫そして先頭集団に話を戻しますとJR東日本の高田が先頭からは手元の時計で15秒差。
そして、なんとか目の前にいる10秒差で遅れているスズキ浜松のマサシになんとか高田はついていきたいですね。
≫一緒に本当は走ってほしかったんですよね。
離れちゃいましたが。
≫10月に右ひざを故障して11月中旬になってようやく練習を再開した高田。
2008年の東京マラソンで大学の同期JR東日本の同期でもある藤原新の活躍を見て、僕もオリンピックを目指したくなったという話をしていました、高田。
6年連続の福岡うち3回で自己ベストをマークしている高田がここは粘りどころを迎えています。
≫粘ってほしいですね。
≫高田もマサシの後ろになんとか食らいつこうという。
コースを変えましたね。
≫1人で走るのはこの距離だとつらいですからね。
2人で力を合わせながら行ってくれればまだ先頭が落ちる可能性ありますから。
≫このあとは、37km付近にご家族が総出で高田に声援を送る予定だということですからそこをしっかりと力に変えてほしいと思います。
JR東日本、高田、粘れるか。
そして、先頭集団あとは、佐々木がどこまでこの先頭の3人に瀬古さん食らいついていくことができるか世界との勝負という形にもなってきますね。
≫まだまだ、佐々木君は力が残っていますね。
≫ナンバーカード2番のマカウは3分台、2時間3分台という記録を持っています。
ナンバーカード3番のフェレケ。
エチオピアの選手は2時間4分台。
ナンバーカード4番ケニアのコエチも2時間4分台というタイムを持っています。
≫だから、この3人の中で彼が先頭を引っ張っていける余裕があるかどうかですね。
≫佐々木の自己ベストというのは2時間9分47秒というタイム。
このままのペースでいけば恐らく自己ベストは瀬古さん、更新できるということがいえると思うんですが。
≫もともとね、もっと力はあったんですよね。
なかなか発揮できなかったのが佐々木さんなんです。
今日は力どおり走っていると思います。
≫旭化成の監督も2時間8分30秒ぐらいでは十分に走れる練習ができているという話をしています。
≫もっと走れる力は持っています。
≫先頭のマカウがペースを上げました。
少しペースを上げて佐々木はついていくことがまだできていますね。
≫大丈夫ですね。
≫マカウが駆け引きを始めましたかね。
≫まだ、出ないと思っていましたので佐々木選手も多分ビックリしたんだと思います。
≫ナンバーカード2番パトリック・マカウかつての世界記録保持者世界歴代4位の記録を持っています。
2時間3分38秒というタイムを2011年のベルリンマラソンでマークしました、マカウ。
またこの2人に逆にマカウが引っ張らせるような形になったんですかね。
≫よく見てますね。
佐々木選手も誰かが今出るということを想定しながらレースをしたほうがいいですね。
≫2号車、吉野さん。
≫沖さん、どうぞ。
≫2号車は高田につけています。
現在6位の高田、日本人2位がJR東日本の高田千春です。
マサシとは、先ほど4秒差がついていたんですが谷口さん、マサシの後ろにぴたっとつきましたね。
≫苦しいところで一気にきました。
1人で走るよりも今は相手に力を借りるというところですので35kmまでは、これでいってもう1回スパートするとまた変わってきますね。
≫沖さん、先頭集団なんですがナンバーカード4番のバーナード・コエチが仕掛けました。
瀬古さん一気にスパートかけましたね。
≫ここは勝負をかけましたね。
≫ナンバーカード4番のケニアのコエチが勝負をかけました。
キメット、マカウについていくとレースの前に話していたんですが≫世界記録保持者、キメットはそうそうにレースをやめました。
マカウがコエチのスパートについていきました。
日本の佐々木はついていくことができるか。
ここで、世界のスピードに…。
35kmを迎えるということですが佐々木、頑張って、瀬古さんついていってほしいところですね。
≫今、一気に上げられましたからね。
その動きに、ちょっと戸惑いましたね。
佐々木君はまだ離されていませんので。
大丈夫ですね。
≫十分に追いつける距離にはいます。
ナンバーカード4番ケニアのバーナード・コエチが一気にスパートをかけました。
そのスパートにナンバーカード2番去年福岡を制しましたケニアのパトリック・マカウがついていきました。
35km、先頭のコエチが通過していきました。
手元の時計は1時間46秒10というタイムです。
ですからこの5kmのラップタイムが15分21秒というタイムですね瀬古さん。
≫だから、極端には落ちていません。
≫2時間8分4秒というゴール予想タイム。
佐々木のタイムが出ていますが。
≫なので、ここでしっかりついていければ7分台も見えてきますから。
≫佐々木にとっては大ベスト自己記録を大幅に上回るペースでここまでは走り続けています。
≫3号車から、吉野さん。
≫どうぞ、田上さん。
≫川内ですが、また1人選手をかわそうとしています。
前を行く愛知製鋼大塚良軌に並ぼうとしています。
歯を食いしばりながら川内、表情はこの苦しそうな表情変わりませんがしかし、3号線に入ってここまで8人抜いてきました。
そして、今前を行く大塚良軌に並んで、並んで、険しい表情。
しかし、絶対に諦めない走り。
川内優輝が今、大塚良軌を捉えました。
捉えて一気にかわそうという川内優輝。
横に並んで、しっかりと視線は前を向いています。
ここで今、川内がかわした。
3号線に入って9人を抜きました川内優輝。
日本人の5番手に浮上です。
≫川内優輝が今日は本当に前半から速いペースに苦しんでいたんですけれども後半、その粘りを見せてくれていますね。
≫駅伝のごぼう抜きというイメージで走っていますね。
≫勝負の3号線に入って9人かわしていきました川内優輝。
そして、先頭集団ですがナンバーカード4番のケニアのコエチそして、ナンバーカード2番ケニアのマカウ。
このケニアの2人に対して日本の佐々木手元の時計で8秒差。
ちょっと瀬古さん遅れ始めましたね、佐々木が。
≫でもフェレケ選手がついていますからここは2人で行きながら行けばまだまだ7分台を狙えるチャンスはあります。
≫2時間7分台で福岡を走ればそして、ナンバーカード3番フェレケをかわして全体の3位ということにもなってくればリオに向けては、瀬古さん大きなアピールになりますよね。
≫これは大きく前進でしょうね。
まず、やはり8分切ってほしいですね。
≫2時間8分を切れるか切れないかギリギリの走りになってきました。
旭化成名門のキャプテンです。
佐々木悟、30歳。
2014年、去年のびわ湖では日本人トップで2位という形になりましたがただ、去年の福岡では第9位。
結果的に世界選手権代表には選ばれませんでした。
全てをかけて最後の福岡だと思って今日、走りたいとレースを前に話していました、佐々木悟。
本当に今日はレース序盤から見事な立ち位置ポジションをとって。
≫無駄な動きなかったですから。
≫先頭の世界のトップスピードにしっかりと食らいついていく走りを佐々木が見せてくれていますね。
≫この間も後輩たちが10000mで2人27分29秒の記録を出していますから。
≫吉野さん、今こちらの給水ポイントを61番の佐々木が給水でしっかりと自分のボトルを取っていきました。
トップとの差は9秒というところです。
トップの2選手との差は9秒というところで日本人1番手で全体の4番手で給水を今、取っていきました。
≫9秒差という本間アナウンサーからのリポートがありました。
まだ瀬古さん十分に表彰台を狙える…。
9秒差という形ですからね。
≫離れてからそれほど離れていませんから本当に維持していますから。
ここは少しフェレケ選手の力を借りて少し休んで、あと5kmに備えてほしいですね。
≫データ放送で実施していました予想クイズの応募を締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
プレゼントの当選は発送をもってご連絡させていただきます。
ここで、いったん佐々木がペースを落として休んで、ただ、まだ10秒あるかないかというところにいますから。
≫前の2人がそれほどペースを上げていませんから追いつく可能性もないことはないですね。
牽制していますから。
≫パトリック・マカウそして、ナンバーカード4番ケニアのコエチ。
このケニアの2人のこの1kmのペースは1km3分という手元の時計です。
≫ただ、佐々木選手もそんなに遅いわけじゃないですからまだ余裕がある証拠です。
≫佐々木にとってはいい形で距離が…。
≫いい感じですね。
前が見える、追いつけるところにいますから気持ち的には大丈夫だという思いがあると思います。
≫自己ベストというのが2時間9分47秒ですから恐らく、このままいけば大幅な自己ベスト更新という形になりそうです。
≫もう8分台は堅いんですよね。
欲をかいて、もうひと声ですね。
7分台。
オリンピック選考ということを考えますと本当に7分50何秒で終わるのか8分超えてしまうか。
≫全然、イメージ違いますから。
やはり、名門復活旭化成。
佐々木君がいってほしいですね。
≫考えてみますと日本人が2時間8分を切ったことを考えてみますとこの4年間でいいますと3人しかいないわけですよね。
佐藤敦之藤原新、今井正人という形の中に4人目に佐々木悟がなろうとしている。
低迷していた日本男子マラソン界に光を与えるそういった走りをこのオリンピックがかかったリオがかかったこの第69回福岡国際マラソンで見せてくれています。
ここから、沿道の皆さんが佐々木、佐々木という声も増えてきましたから。
≫九州で地元ですからみんな応援してくれると思いますね。
あと5kmがどれぐらいで通過するかですね。
≫この1km手元の時計で3分6秒という先頭の2人です。
≫なので後ろもそれぐらいですね。
≫佐々木のペースもそれほどは落ちてはいないと思いますね。
今、2号車沖さん、佐々木につけましたか?≫2号車は佐々木悟を捉えています。
先頭とは、現在6秒差ということなんですが谷口さん、佐々木の走りどう見ていますか?≫先ほどは横に並んで前をちゃんと目線で追いかけていたんですが一番今、苦しいときなんですがやはり前をしっかり見てほしいですね。
下を見ていると…。
≫今、フェレケの足元をずっと見ていますね。
≫ですから今、一番きついところだと思いますが目線をちょっと変えてほしいなと。
≫吉野さん。
今、川内選手が給水ポイントでトップとは3分49秒差で通過していきました。
≫そして、先頭集団マカウが仕掛けていきました。
先頭でマカウが一気にスパートをかけました。
並走していた、ここでコエチを突き放します。
マカウが勝負をかけました。
≫一気に上げましたね。
≫今、第1移動車のスピードも上がりましたね。
≫今、一気に上がりました。
≫アクセルを踏み込みました。
一気にスピードが上がりました。
≫2分55を切って走っていますね、1km。
≫ケニアのパトリック・マカウここが勝負どころだと踏んだのか一気に勝負を仕掛けます。
過去マラソン10回で5回の優勝を誇ります。
絶対的な勝負強さを誇る、去年のチャンピオンケニアのパトリック・マカウが一気に勝負をかけていきました37km過ぎ並走していましたケニアのコエチに対して突き放していくようなスパート。
こうなってきますとコエチが手元の時計で3秒差、佐々木との差が10秒差という形になっています。
ただ、佐々木はまだ表彰台を狙える位置につけていますからね。
≫ここはフェレケ選手、エチオピアに離されないことです。
≫レースが動きました。
一気にケニアのパトリック・マカウ2時間3分台という世界歴代4位のタイムを持っている。
去年の福岡を制したパトリック・マカウが」一気に仕掛けていきました。
もうどんどん2番手のコエチとの差が、瀬古さん広がる一方ですね。
≫もう10秒以上離れましたかね、見た目は。
それほど2番手のコエチと3番手の沖さんフェレケの差はそんなに開いていませんよね。
≫コエチとの差は詰まったような感じがしますね。
≫十分にまだ佐々木可能性ありそうですね。
≫コエチとは4秒差ということでまだまだ可能性がありそうです。
佐々木は先頭とは現在16秒差。
前とは4秒差ということで谷口さん、ここまでは佐々木にも、まだまだ可能性がありますね。
≫そうですね。
やっぱり表彰台の記録というのがほしいですね。
≫順位も大事そしてタイムも大事です。
佐々木が千鳥橋に差し掛かりました。
≫手元の時計ですがマカウの1kmが2分58秒。
瀬古さん、一気に1km3分を切るペースにペースアップしました。
≫一気に上がってるわけじゃなくて500mくらいで上げましたね。
ここの1kmは比較的ゆっくり。
≫今はちょっと休んでいるような状況ですかね。
選手たちがだんだんと福岡の中心地に戻ってきています。
ゴールとなる平和台に向けて表彰台に向けても日本人の佐々木が入るのかどうか。
≫ここは踏ん張りどころですからね。
コエチ選手も余裕度がなくなってきました。
≫コエチが遅れていますね。
≫3人並走する可能性も高いですね。
≫このあと2番手のケニアのコエチがあるいは日本の佐々木を含むフェレケとの第2集団ということを…。
沖さん、形成する可能性もまだ、ありそうですね。
差がどんどん縮まっているようにも見えるんですが。
≫明らかに差は縮まっていますね。
谷口さん、いかがですか?≫2人が追いかけ始めたというのと落ちてきたというのが一緒になっているような感じですね。
≫佐々木が十分に更に順位を上げる可能性がありそうです。
瀬古さん、こうなってくると本当にトラック勝負で表彰台をかけた佐々木の走りということになってきそうですね。
≫トラックで勝負するよりはやはりどこかで、その前で勝負したいところですね。
≫最後のラストスパートということですとケニア勢のほうが力はありますか。
≫ありますからね。
やっぱり、あと2kmぐらいでは3位以内は決めてきたいです。
≫ロングスパートはですから佐々木がどこかで瀬古さん仕掛けていきたいという展開ですか。
≫40kmを過ぎて様子を見ていってほしいですね。
≫谷口さんからご覧になってみますとこの2人はどちらが余力があるように見えますか?≫今、攻めているのはフェレケ選手ですね。
2番に追いつく勢いですね。
≫フェレケが、少し上げていますか?≫そうですね。
逆に言うとフェレケ選手が勝負を仕掛けていますね。
こちらの2人に。
≫まもなくコエチに追いつきそうです。
となると、瀬古さんこの第2集団3人の中で、佐々木がどこまであとは粘るか。
≫佐々木君もフェレケ選手のペースアップに対応できていますから。
まだまだ余裕はあると思うんですね。
≫あとはタイムということもリオオリンピックの選考を考えたときには非常に瀬古さん、ここから残り大事になってきますね。
≫やはり、タイムも必要だし順位も必要だしここは積極的にいく必要もありますからね。
そうでないと7分台が見えてきませんので。
≫今、本当に佐々木のゴール予想タイムギリギリ、2時間8分を切れるかどうか。
≫今、そんなところだと思います。
ここで、油断すると8分5秒とか10秒かかってしまいますね。
≫マラソンの練習に向けて今回は一度も体調を崩さずにしっかりと練習をすることができたと旭化成の監督も話しています。
旭化成のキャプテン、佐々木悟。
日本の男子マラソン界というのをリオオリンピックで考えたときにこのあとの佐々木の走りを祈るような気持ちで、我々も見つめたくなりますね。
≫8分台の選手と7分台の選手では聞こえが違いますからね。
≫吉野さん。
フェレケが順位を上げました。
コエチが下がってしまいました。
フェレケが単独の2位ということになりました。
したがって、2位がフェレケ3位がコエチ。
そして4位が佐々木ということになりました。
佐々木がまもなくコエチを捉えるかというところになりました。
≫谷口さん、動きがありました。
≫ちょうどちょっとした上りでしたがフェレケ選手が勝負をかけましたね。
≫佐々木選手はいかがですか。
≫まだ大丈夫だと思いますけどぜひ前のコエチ選手についてほしいですね。
≫先ほど、ちょっと苦しそうな表情を浮かべたんですね。
一番今、頑張りどころですどうしても。
≫リオへの道。
ここからが本当の踏ん張りどころ。
今、佐々木がコエチに並んだ、並びました!そして、ここで佐々木が前に出ました。
表彰台へ今、単独の3位。
旭化成の佐々木悟が3位に上がりました。
見事な走りを見せています。
谷口さん順位を上げましたね。
≫3番か4番かその順位だけでも大きく違いますのでぜひ頑張ってほしいですね。
≫そして、ここでコエチがまた並んでいきました。
2人が並走状態になりました。
オリンピックへの道今回は国内一般参加旭化成の佐々木悟です。
自己記録は2時間9分47秒なんですが谷口さん、大幅に自己記録更新。
あとはタイムですね。
≫勝負に徹するという部分では3位を確実にとるというのが今大きな課題ですね。
≫これでも、オリンピックへの印象が違いますよね。
≫そうですね。
≫2人が依然として並んでいます。
まもなく40kmのポイントを迎えます、佐々木です。
40kmを過ぎてから瀬古さん、どこまで…。
最後の最後、粘ってくれるか。
≫佐々木君は7分台を出すために2時間1分15から20秒の間で通過するとそうすると7分台が見えますね。
≫40kmの佐々木の通過タイムも沖さんわかれば、伝えてください。
≫わかりました。
≫まもなく先頭のケニアのマカウが40kmに近づいてきました。
さすがのスパートでしたねこの人は、瀬古さん。
勝負どころのスパート見事でした。
≫去年勝っていますから。
やはり勝ち方を、あと福岡のコースの特徴をつかんでいますね。
≫終盤にきての走りのフォームというのはどうでしょう。
≫ただ、今フェレケ選手が来ていましたから。
≫差が詰まっていますね。
≫40kmを先頭のマカウが通過していきました。
2時間1分36秒というタイムでマカウが通過していきました。
≫3位の佐々木です。
先ほど、コエチを突き放して単独の3位に再びたちました。
まもなく、佐々木悟が40kmのポイントを迎えます。
果たして、どれほどのタイムで40kmを通過するか。
3位の佐々木、日本人トップ。
通過しました。
手元の時計で2時間2分ちょうど。
谷口さん、予想タイム2時間8分41という佐々木ですけれどいかがですか?≫そこそこですね。
でも、やはり勝負で仕掛けて3番を今、走っているのはすごい駆け引きを使ったと思います。
あとは残りの距離を、1秒でも絞り出していきたいですね。
≫もう、1回きりしかないので。
≫旭化成の佐々木悟現在単独の3位。
日本人トップです。
≫そして優勝争いというのは面白い形になってきそうです。
瀬古さん、先頭のケニアのマカウが追いかけてきているエチオピアのフェレケに気づいているかどうかですよね。
≫走りはフェレケ選手のほうが軽いですから。
≫あっという間に瀬古さん、差が詰まりましたね。
≫知らないと思いますね。
確認していませんからね。
≫ナンバーカード3番エチオピアのフェレケ。
この人も2時間4分50秒という非常に強いタイムを持っています。
2位フェレケと先頭のマカウとのタイム差は手元の時計で8秒差。
これ瀬古さん8秒しかないですね。
≫マカウ選手、ちょっと油断したんじゃないですかね。
もう勝ったなと思ってペースを落としてるのかもしれません。
≫となってきますと、これ平和台でひょっとしたら先頭が変わるということも瀬古さん、なくはないですね。
今、見ましたね。
マカウが。
≫多分確認して。
≫ケニアのマカウが後ろのフェレケの位置を見て平和台陸上競技場へと向かう緩やかな上りに入ってペースを上げました。
これ、ただまだ走りの印象を見ますとフェレケのほうが勢いがありますか、どうでしょう。
≫ありますけど、フェレケはその前から少し無理していますからね。
後ろを確認したのでまだマカウは顔的には余裕がありますから。
≫さあ、2人の差がどんどんと詰まってきています。
7秒から8秒差そして、長い直前に入ると全体の3位、日本人トップ旭化成の佐々木の姿もまだ捉えることができています。
佐々木も日本人トップで表彰台は瀬古さん確実にしたいですね。
≫ただ、8分台では走らないといけないですね。
油断すると9分かかってしまいますから。
≫いよいよランナーたちの左手には平和台陸上競技場というのが見えてきました。
最後の最後。
40kmを超えたこの走り。
最後の給水ポイントをまもなく先頭が迎えようとしています。
≫8秒差ですね。
だからあんまり詰まってないですね。
≫8秒差でマカウが逃げます。
パトリック・マカウ。
福岡国際マラソン2連覇を達成しようとするのか。
そして最後の給水ポイントですがもうマカウは水を取りません。
フェレケは水を取りました。
この辺りの時間のロスがどういう形になってくるか。
そして日本人のトップ全体の3位に旭化成の佐々木がつけています。
佐々木とフェレケの差なんですが手元の時計で20秒差。
あとはどれだけ差を残りの距離で瀬古さん縮めることができるか。
≫1秒でも縮めてほしいですね。
それがオリンピックの近道ですから。
≫日本人トップであればオリンピックの選考レースには大きなアピールにはなりますよね。
≫そうなんですよね。
やはり8分のやっぱり30秒から40秒の間にゴールしてほしいです。
≫選手たちが今、ここを左手に曲がると平和台陸上競技場に向かう最後の上り。
一番選手たちにとっては瀬古さんも何度も走ったコースですけども苦しいところですね。
≫余計なところで上り坂があるんですよね。
≫最後にケニアのマカウが力を振り絞って上りに入ってもペースが上がっています。
≫腕が振れていますね。
もう大丈夫です。
≫ケニアのマカウが今、ここにきて更にピッチを上げてきました。
ゴールとなる平和台陸上競技場というのが近づいてきました。
ゴールにはテレビ朝日寺川俊平アナウンサーがいます。
マカウが、そのままゴールとなる平和台陸上競技場へと先頭で入っていきます。
さあ、どんなタイムでマカウがフィニッシュするのか。
その辺りも楽しみになってきます。
寺川さん、お願いします。
≫大きな拍手に包まれた平和台陸上競技場。
今年の福岡は大荒れのレース展開。
さまざまな驚きがありました。
69回目の福岡国際マラソン。
トップでこの平和台陸上競技場に帰ってきたのはケニアのパトリック・マカウ。
そこに続いてナンバーカード3番エチオピアのフェレケが続いています。
マカウはディフェンディングチャンピオン。
この波乱ずくめの大会ですばらしいレース展開を見せました。
藤田さん、まさに強さを見せるようなレース展開だったじゃないですか。
≫37kmで鮮やかなギアチェンジができましたので本当に強いですね。
≫そして日本人トップ全体の3番で戻ってきたのは旭化成、一般参加の佐々木悟。
藤田さん、この順位で佐々木が帰ってきました。
≫やはり苦しくなってから世界のトップと表彰台の争いができた。
これが収穫だと思います。
≫しかも終盤で、ケニアのコエチとデッドヒートを繰り広げて大きな差をつけるようなこともありました。
そういった意味で強さも見せたそんなレース展開になったんじゃないですか。
≫あと1周になりますのでぜひ8分台を目指してほしいですね。
≫2時間8分台を出して日本人トップ表彰台にも上がれば来年のリオデジャネイロオリンピックに向けて大きく名乗りを挙げることにもなるでしょうか。
そして、続いて入ってきたのは全体の4番。
ケニアのバーナード・コエチです。
トップを走っているケニアのパトリック・マカウ最後のストレートに入りました。
タイムはどの程度になるでしょうか。
ディフェンディングチャンピオンおよそ1年ぶり去年の福岡から1年ぶりのマラソンでやはり強さを見せた見事な連覇を達成した。
パトリック・マカウ、今1着でフィニッシュ。
両手を上げました。
そして、その次に入ってくるのはナンバーカード3番エチオピアのフェレケ。
マカウに続いてデッドヒートを繰り広げて今、2着でフィニッシュ。
マカウの優勝タイムは2時間8分18秒。
フェレケは2時間8分31秒。
そして、平和台陸上競技場大きな声に包まれました。
日本人トップ佐々木、タイムはどうか。
2時間8分台は出せるか。
もう間違いないというところまできているか。
苦しい表情になりました。
そんな中で一般参加、旭化成佐々木悟が見事な8分台でのフィニッシュ!2時間8分56秒で今、全体の3番日本人トップでフィニッシュしました。
そしてこの平和台陸上競技場に全体の5番でJR東日本の高田千春が戻ってきました。
この高田も序盤はペースメーカーが非常に速い中で一生懸命ついてただちょっと最後、落ちました。
≫最後まで我慢できましたのでしっかり最後まで戦ってくれたと思います。
≫その高田が今、戻ってきた。
そして、画面は3号車川内の姿も捉えました。
川内もラスト、粘っています。
そして、ホームストレートに戻ってきたのは全体の4番ケニアのバーナード・コエチ。
終盤、3人でマカウ、フェレケ、コエチと並ぶようなところもありましたがそこから佐々木にかわされました。
全体の4着で今、フィニッシュを迎えています。
コエチのタイムは2時間9分43秒です。
そして、この平和台に戻ってきているJR東日本の高田。
福岡は奥さんの地元。
残り5kmの地点でその奥さんが応援してくれていたようです。
無理せず頑張ってねと奥さんには言われましたがただ本当に無理して頑張る気持ちのこもった走りになっていますよね。
≫それが4年に一度のオリンピック選考会ということですね。
≫まさにオリンピックのかかっている中で日本人、その3番に入ればまた1つ名前も挙がってくるというところです。
その後ろにはパウロ・パウラもついている。
来年のリオデジャネイロオリンピックに向けて母国開催のブラジルパウロ・パウラもついています。
そして、この平和台にまもなく、日本の川内優輝が戻ってくるというところまできました。
高田が最後のストレートに向かおうとしています。
その後ろにはパウラ。
その差は、まだ少しあります。
苦しい走りになった。
口が徐々に開いてくる。
ただ、なんとか歯を食いしばって大きな拍手、大歓声に包まれた。
JR東日本、34歳。
6年連続の福岡で高田千春、日本人2番。
2時間10分55秒で5位でフィニッシュしました。
そして、そのあとパウロ・パウラが続いています。
高田が全体の5番日本人で2番です。
パウロ・パウラが全体の6番でフィニッシュを迎えています。
協賛社の株式会社マイナビ代表取締役社長、中川信行より優勝者に月桂冠が授与されます。
そして、この平和台陸上競技場に川内が帰ってきました。
愛知製鋼の大塚とともに並ぶような形。
川内はもう序盤から徐々にペースを落としてしまって苦しい走りにはなりましたけれども徐々に勝負の国道3号線から順位を上げてきました。
どのようにご覧になりましたか。
≫普通だったらあそこまでいったらズルズルいくんですがやはりそこは我慢してここまできたといのは自力がありましたね。
≫そして、松岡修造さんがこの平和台陸上競技場に戻ってきていますね。
≫本当に今ゴールのところにいますが川内さんも見えました。
今日、僕が感じたのはオリンピックというのがどれだけ難しいのか挑戦も含めて。
そして出し切った姿感動しました。
≫もうまさに波乱ずくめという展開の中で川内は途中で遅れた。
ただ、この平和台陸上競技場で何かファンの声援を力に変えるように前へ抜け出そうそんなところでもありますが大塚が前に出た。
デッドヒートになった。
日本人3番を狙う。
2015/12/06(日) 12:05〜14:26
ABCテレビ1
第69回福岡国際マラソン[デ][字]

4年に1度のオリンピック選考レースとなる今年の福岡国際マラソン!!「最後の五輪挑戦」と悲壮な覚悟で挑む市民ランナー“川内優輝”は代表内定をつかむことができるのか!?

詳細情報
◇出場予定選手
川内優輝(埼玉県庁)
デニス・キメット(ケニア):世界記録保持者
パトリック・マカウ(ケニア):元世界記録保持者、第68回福岡国際マラソン優勝
マーティン・マサシ(スズキ浜松AC)
セルオド・バトオチル(NTN)
高田千春(JR東日本)
門田浩樹(カネボウ)
外丸和輝(トヨタ自動車)
大塚良軌(愛知製鋼)
◇出演者
【特別ゲスト】
松岡修造(テレビ朝日リオ五輪メインキャスター)
【解説】
瀬古利彦(日本陸上競技連盟 理事)
谷口浩美(バルセロナ・アトランタ五輪日本代表)
藤田敦史(駒澤大学陸上競技部コーチ)
【実況】
進藤潤耶、吉野真治、野上慎平(共に、テレビ朝日アナウンサー)ほか
◇コース
平和台陸上競技場・大濠公園→福岡市西南部周回→香椎折り返し(42.195km)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.kbc.co.jp/sports/f-marathon/

ジャンル :
スポーツ – マラソン・陸上・水泳
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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