開運!なんでも鑑定団【お宝に隠された秘密を中島誠之助が暴く!】 2015.12.06


(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
今日もよろしくお願いします。
夏バテとかも大丈夫ですか皆さん?もう年ですからねほんまに…。
年ですからね…。
いやでも吉田さんもね俺この間ショックでした。
何でしょう?いや若く見えますけどやっぱり年やなと…僕帰るときにパッと会ってビックリしたんですかね?「あっお疲れさまでした」って言いながらふらつきながら横の壁にドンって当たってたから。
芸事好きの母の影響で…
しかし小学生のときアラン・ドロンが出演していた映画を観て感激し…
と思うようになったそうです
そして17歳のときダンススタジオでレッスンを受けていた際芸能関係者の目に留まり化粧品会社のキャンペーンガールに
そのときの映像がこちら…
この夏踊りませんかあなた。
日本人離れした顔立ちと抜群のスタイルで世の男性の視線を釘付けにし華々しいデビューを飾りました。
しかしこのときの印象があまりにも強かったためかその後依頼されたのは水着を着る仕事ばかり。
まともに服を着せてもらえませんでした。
そこで21歳のとき意を決し単身渡米。
以来猛勉強を続けたところ英語だけでなくスペイン語やフランス語もペラペラになり音楽番組夜のヒットスタジオの3$30Cf7Qリポーターを務めました
実はその方はかなりの資産家で購入したロサンゼルスの新居はまるでお城のよう。
しかも隣はエリザベス女王の側近その隣にはハリソン・フォードが暮らしていたそうです
現在は女優活動のかたわら名取山村昇湖として日本舞踊を広く普及させるべく世界各国で公演を行っています
服部真湖さんの登場です
依頼人の登場です。
東京都からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
いや〜すごいお家ですね。
いいなぁ。
会うんですか?ハリソン・フォードとか。
行き止まりなので必ず彼が出かけるときは家の前を通らないと…。
ハリソン・フォードが家の前通るんですか?彼ね必ずシャワーをしたてで出るみたいでいつも髪の毛が濡れててオープンカーで風を…。
乾かしながら?乾かしながら…ハーイとか言うとハーイって…。
え?そんな気さくな人なんですかハリソン・フォード。
すごい優しい方です。
いいなぁ。
ねっ憧れるね。
すてきですね。
すてきやな。
それじゃ見てみましょう。
ほら絶対もう…高い香りがする。
(笑い声)これどなたの作品なんですか?斎藤三郎さんっていう方の…。
これ母がお店をちょっとやってた時期がありましてね母の大ファンのお客様がですね私がちょうどアメリカにしばらく行っちゃうって…。
結婚をして行くってことになったときに真湖ちゃんいなくなったらさみしいだろうからといただいたものなんです。
淡い紫の色と黄色のアクセントが真湖のイメージだとか言われて置いといたらさみしくないだろうとかっていう…。
シャレたプレゼントですね。
ねぇほんとですよねすてき。
どういう方がお母さんにくれたんですか?お酒も飲めないのに来てお茶だけ召し上がってちょっとおしゃべりしてお年めしてるから早くお帰りになって…。
いますいますそういう方ね。
僕もラーメン屋でバイトしてるときギョーザしか食べへんジジイいました。
思い出あるもんですもんね。
だけど母ってちゃっかりしててもし高く売れるんだったら売ってきていいわよって…。
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょうね?フィフティー。
フィフティー50…50万ね。
(笑い声)わかりました。
まいりましょう。
オープンザプライス!30万!30万もするんですか。
いやでももう…。
えぇ〜。
斎藤さん二科会で活躍をされていた画家なんですけれども1996年に79歳で亡くなってます。
スペインによく行かれてフラメンコダンサー…。
女性像をよく描かれてるんですね。
この絵は1966年に描かれた野菊。
非常に洗練されたいいセンスですよね。
この色彩とこの構成ね。
紫とちょっとした黄色の色使い。
全体を抑えたトーンの中にポンとその花の美しさとねみずみずしさだけを表現する。
これ筆だけじゃなくてナイフも使ってるんですよね。
描いてるだけではなくてそこを削ったりしてね。
花の活き活きとした生を感じさせるすばらしいいい絵だと思いますよね。
大事になさってください。
ありがとうございます。
番組のほうも最後まで楽しんでいってください。
続いては石川県小松市から。
こちらの曽田製作所にお伺いしました。
次なる依頼人は…
朝の定例会議で社長や各部門のリーダーが熱心に発言しています。
しかし会長はただ黙って耳を傾けるだけ。
曽田製作所は
曽田さんは21歳のときから社長を務めてきましたが去年ついに息子さんに代を譲ったそうです。
その際社長としての心構えを伝え…
実は会長の仕事は30分の会議に出席するだけであとは趣味の時間。
まずは300坪もある畑でトラクターを操り野菜作りに励み…
昼食をとったあとは必ず昼寝。
そして目が覚めたら自宅近くの温泉でのんびり
まさに悠々自適。
なんともうらやましいかぎりです
ところで
3年前家を新築し引っ越すことになったため古い家を片づけていたところ押入れからボロボロの箱が出てきたそうです
なんとそれは53年前に父が他界して以来ずっとほったらかしになっていたのでした。
何が入っているのか見当もつかなかったためとりあえず開けてみたところ…
鑑定をよろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
石川県からお越しのどうぞ。
どうぞお願いします。
「鑑定団」でも見たことない絵。
この番組依頼人の方打ち合わせするときに今日なんかやとこういうメモ紙にいただいて今日の1人目の依頼人のとこにカッコして「こわもてですが優しい方です」って書いてありました。
でも見たときに思いました。
こわもてやなと思いましたけど。
今日は家族の方が。
はい皆さん。
応援に来られて…あら!あ〜かわいい。
いや〜かわいい。
「じいちゃん」って書いてある。
ねぇ「じんばれ」って書いてあります。
「がんばれ」ですね。
「じいちゃんがんばれ」ですね。
それじゃ拝見します。
さぁこっちに。
うん?さぁこれは何でしょうか?職業の絵が描いてあるんですよ。
町のいろんな仕事の風景を描いてあんのや。
全部で60枚。
60枚。
お父さんはこれどうやって手に入れたんですか?うちの親父はそんなもん趣味ではない。
たぶん町の誰かがカネの代わりに持ってきたのか…。
よくある話。
これでちょっと貸してもらえませんかみたいな。
ただこれ1枚見てるだけでもだいぶ楽しめますよね。
ストーリーができますね。
ねぇなんか…。
絵もまた細かいし。
働いてる姿がこんな格好で働いてたんだみたいなね。
なんかね風景が当時のわかりますもんね。
気になる絵なんかこの中であったりしますか?適当ですやん。
見えてます?あれ。
風呂の絵があるから。
ほんとだほんとだ。
そうか風呂好きなんすね。
そう…。
いいですねこういう昔の風呂ってね。
じゃあ今日どうします?これすごい高いもんやったら。
会社に飾っとく。
あっいいですね。
これなんかいいんちゃいます?会長のとこの作ってるような鉄もの。
そんなん飾っといたらねええかもわかりませんよ。
さまざまな職人の働く姿を画題とし屏風や絵巻に仕立てたものを
しかしこの職人という言葉が用いられるようになったのはせいぜい室町時代からで古くは匠手人中世では道々の輩道々細工などと呼ばれていた。
しかも今日職人というと自ら習得した技術で物を加工する人々や手工業に携わる人々を指すがかつての職種ははるかに広く…
最初に描かれたのは鎌倉時代の末頃でこれは職人を左右に分けて描きさまざまな詠題のもと歌をつがわせ判者が優劣を判定する歌合の形式をとっている。
この歌合になぜ職人が選ばれたかというと封建制度が確立した結果商品交換経済の担い手としての職人の地位が向上し世の関心を引くようになったからであった。
そしてその後の歌合ではこの時代の世情を忠実に反映し取り上げる職人の職種が急激に増加している
職人の姿は当初は歌仙絵の流れを汲み三角形の安定した坐像だったがやがて時代を経ると職人の道具や工房町の繁栄のありさままでもが描かれるようになっていった。
16世紀の初め頃から描かれるようになった京の町なかと郊外の名所や生活風俗の俯瞰図を洛中洛外図という。
これは当時最先端の大都市を題材にしていることやもの珍しさから武士のみならず庶民にも高い人気を博したがここにも店を構えて商いをする者路上で道行く人の注意を引く者などさまざまな職人の姿が活き活きと描かれている。
一方こちらは江戸時代の職人の姿を店頭を背景に描いたものだがその職種は大きく様変わりし…
すなわち武家階級の隆盛にともないどのような職人が重宝され潤うようになったかその変化が如実に見て取れる
また江戸時代中期の傑作として浮世絵師鍬形斎の90図におよぶ近世職人尽絵詞があるがここでは作者の視点は何の制約も受けずあらゆる場面に出入りしさまざまな角度から職人が躍動する瞬間を見事に捉えている。
まさに浮世絵師ならではの着想でありこれこそ究極の職人絵といえよう。
改めて依頼品を見てみよう。
一扇に5枚ずつ計60枚の絵が貼られた職人尽絵小屏風である。
縦7寸横6寸の小さな画面に主に店頭で働く職人たちの姿が細密に描かれている。
なかには店の天井に籠を吊るして売る乗物師や天秤秤を瓢箪型の器に入れて売る秤屋矢を入れる中空の籠を作る靫師など今では消えてしまった職種も取り上げられており実に興味深い
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?60万でお願いします。
1枚1万円で60万!まいりましょうオープンザプライス!おっあら!200万!うわ〜すごい!うわ〜!よかったですね。
わ〜すごい。
びっくり。
じいちゃんやったよ。
たいへんいいものでございます。
描かれている風俗としては江戸時代の初期。
といいますのは秤屋が描かれておりますけれども瓢箪型の小さな秤の入れ物に天下一と書かれております。
この天下一と書くことを禁止されたのが1682年。
それから湯屋の場面ですね。
湯の女と書きまして湯女がおりますけれども1657年に禁止されるんです。
それよりも以前の寛永頃の風俗を描いているんだということがわかります。
ただ描かれたのは江戸時代の中期くらい。
描いたのは町絵師といわれる人たちで一種の工房作。
でもかなり腕の立つ絵師だと思います。
たいへんきれいに描かれておりますし表情豊かでこちらを引き込む描き方。
金具がいいなと。
菱紋がついておりますのでもしかしたら大名家の注文品だろうなというふうに思います。
大事にしていただきたいなと思います。
圧巻ですよね飾ってたらね。
ぜひぜひ大事になさってください。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お宝列島日本縦断
今回の舞台は石川県加賀温泉郷の一つ…
その歴史は古く
江戸時代になると湯治場として大いに栄えかの松尾芭蕉もおくのほそ道の旅の途中ここに長逗留した。
その温泉街の近くを流れる大聖寺川の上流には鶴仙渓と呼ばれる美しい渓流が1.3kmにわたって続き四季折々鮮やかに表情を変える景色を満喫することができる。
またここは色絵磁器古九谷発祥の地で今年
その歴史は1655年九谷村に窯が築かれたことに始まり五彩手や青手などの名品が作られたが手間と費用がかかりすぎたためかわずか50年ほどで姿を消してしまった。
一方こちらは
その舞台では芸妓による郷土芸能山中節が披露されている。
山中節は江戸時代北前船の船頭がこの地の温泉に浸かりながら歌った追分節が発展したもので現在は日本三大民謡の一つに数えられている。
しっとりとした情感漂う湯の町の民謡に聴き惚れているのは本日の鑑定士…
会場は
早速いってみよう
出張!なんでも鑑定団in山中温泉!
まずは自動車販売修理会社の会長…
会長さんのお仕事はふだんどんなお仕事なんですか?判子…それは朝出勤されるんですか?そうそうそう。
何時に仕事終わりますの?判子押すの。
そうですね。
お宝は…
吉田屋窯は古九谷が途絶えてからおよそ100年後豪商豊田伝右衛門が採算を度外視し復活させた色絵磁器の窯である。
3年前知り合いの骨董収集家が訪ねてきて…
自分の子供はこういうことは興味全然ないからおいくらで?うわ〜!
実は妻には今日までずっと内緒にしてきたのだが…
テレビに出るとわかってしまうかなと思いまして正直に告白したと。
今奥さん初めて聞いたんですよね?そう…だ…そうです。
こちらが値段を言ったことは一度もありません。
大丈夫ですか?まあ大丈夫というよりも
本人評価額は本物と信じ100万円。
これがダメなら残りの5点も全滅かもしれない。
300万円をドブに捨てたことにならなければいいのだが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
よかった〜
きました!やった!再興九谷のエース吉田屋窯の名品ですね。
形は輪花型でもってふっくらふくらんで立ち上がってますね。
黄色緑紫の吉田屋の3色を使って古九谷を再現しようという勢いで全部塗ってますね。
そして見込みの椿と梅これが描き方が上手だ。
高台の中には約束どおりの角福がございますね。
すばらしいものです。
続いては竹細工で昆虫を作るのが趣味の…
昆虫何種類もあるじゃないですか。
ほぼ全種類?そうやね。
こちらがその作品。
昔は大工をしていたので腕には自信がありこれまで数百体も作ってしまった
すごいですやん!これもう民芸品で売り出せますよ。
これチョウで…これクワガタ。
これは?ホタル。
ホタル。
ほらお尻光ってるの。
これは?アリです。
でか!これ何ちゅう虫ですか?えっ!
お宝はこちら
さぁ加藤さんこちらのお宝はいったい何でしょうか?
四十数年前自宅を新築した際知人がこの掛軸を持って訪ねてきた。
てっきり新築祝いにくれるのかと思ったのだが…
言われたの?はい。
どうした?加藤さん。
特に欲しくもなかったが言い値の15万円で買ってあげた。
しかしその後新聞でこの画家のことが大きく取り上げられていたためひょっとすると名品ではないかと思うようになった。
本人評価額は期待を込めて100万円。
今日は自分が作った昆虫を皆さんに見てもらえたので大満足。
もちろんこれが高いともっと嬉しいが。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
ダウンするも大健闘
本物でございます。
渇筆画法というんでしょうかちょっとかすれたようなマチエールが独特の画家でございます。
ピカソとかあるいは小杉放菴なんかに私淑して学んだ。
描かれておりますのが中国の童子なんですね。
唐時代の賈島という詩人のうた。
「師は薬を採って山中のどこかに行ってしまった。
どこにいるかはわからない」。
松の下にいる童子に尋ねたらそういう答えが返ってきたというふうな場面。
童子がニタリと笑っているちょっと楽しくなるような立派な作品だと思います。
とても大きな作品になるとまた評価も上がるんですけれどもでもきれいに表具してらっしゃるし大事になさっていただきたいと思います。
続いては三代目JSoulBrothersの大ファン…
三代目JSoulBrothersの大ファン?大ファンです。
えっ!娘と一緒に。
追っかけですやん。
はい追っかけやってます。
ライブが平日の場合は時々娘の学校に嘘の言い訳をし…
すごいお母さん。
娘さん腹痛続いてんのやずっと。
はい。
お宝は…。
十数年前に他界した祖母の遺品のなかから出てきたもの
初めて見てどう思ったんですか?
しかし最近居酒屋で友人とこの鉢について話しているとそれを耳にした隣の中年男性が…
今度「鑑定団」っていうのあるからもしかしたらいいものかもしれないし出してみたらどうや?っていうお話をいただいて。
改めて見てどうですか?この赤いのの上に置いたら。
見知らぬ人に促されまさかこの番組に出演することになるなんて夢にも思っていなかった。
本人評価額はそのおじさんの言葉を信じ100万円。
もしも高ければすぐに売り払い三代目JSoulBrothersの追っかけ費用に充てるつもり。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
古九谷ではないですね。
地文様の赤いところそれ四方襷文様というふうに言うんですがその描き方がですね渦を描いてチョンチョン…というふうにつけているような独特の描き方をしてましてこれは江戸時代のものには見当たらない技法なんですね。
裏を返しますと「福」という字が書いてありました。
右下のところ…旁の下のところの田んぼの「田」。
ところが偏である左側にも田んぼの「田」が入っていてアレンジのしすぎ。
江戸時代のものには創意工夫っていうのは入り込まないものなんですね。
江戸時代の白磁に明治になって後から絵をつけた。
もし古九谷でこのタイプがありましたら350万くらいはいったかと思います。
続いてはバブルの頃大儲けした…
最高でいくらくらい儲かったんですか?え〜!車とかポンポン買う?もちろん。
更には
大きなクルーザーも買ったがバブルが弾け…
今ご主人さんはどうされてますの?
お宝は…
二十数年前とある骨董店をのぞいた際…
これが目に入ってもうもう目が吸い寄せられて…。
そこで店主にどういうものなのか聞いたところ…
あんたこれ誰のか知ってんのか?って言われたんです。
知らないんです。
自分の無知を恥じてその日はそのまま帰宅。
しかしどうしても欲しくなり後日再びその店を訪ねた。
すると売値の80万円を65万円にまけてくれたがそれでも粘ると…
ええいクソ!いいわ60万で持ってってくれ!って言われて。
5万下がった。
はいじゃあいただきますって。
しかし今回もし高ければ売ってしまいたい。
というのも…
孫がもう6人もいますし。
本人評価額は名品と信じ350万円。
バブルが弾けて離婚しようやくお金のありがたみがわかるようになった。
もしこれが高ければ今度こそ有効に使うつもりでいるが果たしてどうなるのか?
出張鑑定IN山中温泉に登場したのは…
バブルの頃は大儲けしムダ遣いばかりしていたがそれも遠い昔。
もしこれが高ければ今度こそ有効に使いたい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
あちゃ〜!
パーン!本物だったらね150万円はしますよ。
まったく魯山人になってないの。
裏に「ロ」の字それを入れなきゃまだ織部のお皿でもって通ったんだけど変に「ロ」の字を書いちゃったんで偽物となりましたね。
まず板の上に泥を置いてキュキュキュと四角く切り取る。
そしてふっと持ち上げて形を作る。
これはまったくそれがないのね。
それから絵が下手だ。
魯山人の絵っていうのはススキでももっと生きてる。
でもねいいと思ってお買いになったんでしょう。
自分が惚れ込んだ織部のお皿だと思ってね楽しんでください。
続いてはいつも1人でカラオケを楽しんでいる…
1人でカラオケ行きますの?行くっていうよりね簡単なカラオケの機材がありますんで家に。
家にあるんですか。
1人でやるの?1人で。
今日はこれだけのお客さんがいてはるからせっかくだから歌ってもらっても結構ですよ。
いいですよ。
何にしましょう?皆さんよく知ってる…。
「パパパパパパパラパラパッパッパ」「パーパッパ…」「青い」まだまだまだ。
えっまだですか?「チャチャチャチャチャチャチャラララチャチャチャ」「若くあかるい歌声に」「雪崩は消える花も咲く」「青い山脈雪割桜」
(拍手)
お宝は…
十数年前家に欄間を取り付けてもらった際その業者と親しくなり世間話をしていると…
昔先代の社長のときには景気もよかったしなるほど先代のときはね。
しかし最近は不景気なので先代が集めた骨董を売り生活の足しにしているとのこと。
というわけでこの掛軸を先代が買ったときの10分の1で譲ってもらった
いくらで?忘れてしまった?どこから?歌から始める?そうしますか。
いやもういいですいいです。
たしか20万円だったはず。
こんな幸運は二度と巡ってこないかもしれない。
本人評価額は最低でもこのくらいと100万円。
それにしても会場の皆さんはなぜ自分の歌を聴いてあんなに大笑いしていたのだろうか。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
歌は評価に入ってないです。
本物であれば…300万以上。
ただかなり頑張った偽物かなと。
癸巳という年が入っております。
1833年。
前の年に頼山陽という盟友が亡くなっておりましてそのときに非常にショックを受けるんです。
それまでは淡彩の柔らかな色使いの画風だったんですけれどもそののち濃い色彩力強い画法というのにだんだん変わっていくんですけれどもそういうところが出ている。
ただ上にそそり立つ岩その木々のおどろおどろしいというかそういう感覚はやはり竹田にはない。
最後は40年ほど前ハワイ島に土地を買った…
あこがれてたんですよ。
ハワイに?うん。
その当時ハワイへは行かれたことあるんですか?実際ハワイ島へ行って見たわけじゃないんですか?見てない?
翌年行ってみると草ぼうぼうの原野だった。
そのためずっとほったらかしで最近では更に木が生い茂りジャングルのようになってしまった
本当正直すみません。
お宝は
織物工場を営んでいた父が遺したもの。
20年ほど前父が他界した際母が手渡してくれたのだが…
開けてびっくりです。
このとおり…。
飾り皿にするにしてもなんかもう気持悪い。
しかし去年地元出身の有名な料理人と話す機会がありこの皿の写真を見てもらったところ…
これはすごいなって言われたんで。
え〜!と思ったんですけれど。
急に変わりました?お気持が。
気持変わりました。
改めてこれ見て今の感想を。
本人評価額はやや控えめの50万円
この出張鑑定の出場が決まった際すぐに父の仏壇に手を合わせた。
更にいい報告ができるといいのだが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
古九谷ではなくて19世紀に始まった九谷焼の一種ですね。
古九谷っていいますと緑とか黄色とか紫の濃い色彩で画面を塗り埋めるっていうタイプが非常に有名なんですよ。
こちら拝見しますとなかなか雰囲気よく写しているお皿だと思います。
葉っぱだとかあと鳥だとか細かく黒で絵が描いてあるんですよね。
それを上から色で塗ってしまうというそういう技術なんですけれども。
この高台がお皿の径の7割くらいのサイズ。
ちょっと大きな高台がついてますね。
江戸時代のものですと口径の半分くらい。
要するに高台がちょっと小さめなんですね。
出張鑑定IN山中温泉はこれにて無事閉幕。
鑑定団は…
続いては徳島県徳島市から。
こちらの卓球センターにお伺いしました。
次なる依頼人はご夫婦で見事なラリーを続けているこの方
私たちがやっているのは普通の硬式のピン球より4mm大きくてしかも軽いので…。
お二人とも学生時代は卓球部だったそうです。
10年ほど前健康のために再開したところすぐに昔の感覚がよみがえり全国大会のダブルスで入賞したほど。
強みはなんといっても夫婦ならではの息の合ったコンビネーションで…
わかりますね。
家内によく言われるんですよ。
ところで…
私どもの先祖は古田重治といいまして江戸時代初期に伊勢松坂藩石見浜田藩の藩主でした。
古田家に伝わる家系図を見せていただくと確かに2人の名が記されていました
当家に代々伝わる貴重なお宝だと思いますので鑑定よろしくお願いいたします。
果たしてどんなお宝か?スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
徳島県からお越しのお願いします。
さぁどうぞ。
いいですね卓球は健康のために。
下半身ね下半身が鍛えられますからね。
どっちが強いんですか?奥さんと旦那さんは。
家内のほうが強いですね。
先ほどの見てるとそうですね。
なんかふだんの家庭の関係を見ているような気がしました。
じゃあ拝見させていただきましょう。
こちらです。
え?意外。
何なんですか?11代私まで続いております。
11代。
はい織部が没後400年ですからそれ以上…。
初めて見たこんなの。
緑が鮮やかでしょ?ここなんて特にきれいですもんね。
この図案が何かちょっとわからんのですよね。
郵便局のような…。
郵便局ではないですね。
これどこに置いてあるものなんですか?これずっと庭に刺さっておりました。
ここまで土埋めておったんですけどね。
実は明治10年に火事が…。
他のものが焼けてしまったんです。
これが庭にあったもんですからこれだけが残ったんです。
60年前に一度盗まれたんですよね。
庭から?骨董屋さんへ…。
売ろうとしたんですか?ええ。
これは古田の灯籠であるということで骨董屋さんから返してくれた。
あそこの家のやって?そうそう。
よかった。
何人で盗ったんでしょうねこれ。
これは2人でなかったらなかなか難しいですね。
持てないでしょ1人は。
お父さんは何か言ってたんですか?絶対売ったらいけないと。
じゃあ今日もしすごいお値段がついても?売れんでしょうね。
不安な点みたいなのは何かあったりするんですか?先祖代々受け継がれてきてもやっぱり本物かどうかっていうのが。
何代目かがちょっと困ってみたいな…。
もうちょっと安くで同じようなの作ってくれへんかみたいな。
古田織部は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて織田信長豊臣秀吉徳川家康に仕えた武将である。
また茶道織部流を創始した大茶人でもあった。
もともと千利休に茶を学んだ織部は利休が大成した侘茶に深く傾倒しており利休から一目置かれるほどの存在であった。
そのため利休切腹後は豊臣家筆頭茶人となったがその際秀吉から…
と命じられたのであった。
そこで取り組んだのが桃山時代の華やかさと武家の力強さを兼ね備えた茶の湯で織部の創意工夫は庭園茶室茶道具などのすべてに及んだ。
この織部独特の美意識を織部好みという。
例えば路地。
茶室に至るまでの庭園を路地というが織部はこれを高い塀で囲い外路地と内路地の二重路地で構成した。
外路地は極めて閉鎖的な空間のため客人はそれまでの俗の世界と切り離され静寂のなか厳粛な思いで歩みを進める。
そしてその後外路地に設けられた中潜りの戸が開き敷居に手をつくと視界が一変。
手前に低木を奥に高木を配し植え込みの間から遠景の一部が見えるよう工夫した内路地のみずみずしい風景が広がる。
この意外性に客人はまず心を打たれるのである。
そして茶室。
織部好みの茶室は窓が多く中は明るい。
利休が窓を少なくし陰影を効果的に用いたのに対し織部は光を外から導き入れることによりその席の趣向を余すところなく見せようとしたのであった。
床の間の脇壁に初めて窓を切ったのも織部であり例えばここに花入れを飾ると光に映えまったく新たな景色が生まれた。
茶道具においても織部は権威や名物に頼ることを嫌い各地の窯に自らの思いを伝え独創的な器を次々と作らせたがその際何よりも重んじたのが破調の美であった。
その代表が当時美濃の国で焼かれていた瀬戸焼であろう。
これは織部に特に好まれたことから後に織部焼と呼ばれるようになったが大胆にかけ流した緑釉力強く伸び伸びとした絵付け大きく歪んだ造型などいずれも実に斬新でまるでモダンアートの如くである。
かくして華やかな雰囲気に満ちた織部の茶会は時代の流れと相まって高い人気を博し織部は…
と謳われるまでになった
しかし大坂夏の陣の際豊臣方に内通したとの嫌疑を受けると一切釈明せず潔く自刃したのであった。
改めて依頼品を見てみよう。
織部焼の灯籠である。
高さはおよそ1mで竿の上部は丸く膨らんでいる。
また最下部は土の中に埋められていたためやや変色している。
詳しく調べたところ織部は灯籠にも強いこだわりがあったようで竿火袋笠を四角に切った石灯籠は織部灯籠と呼ばれ各地に残されていることが判明した。
埋め込み式になっているのは周囲の景色と調和させるためであり内路地の奥に置くと灯籠から漏れる火が木々の間からほのかに揺れて見える。
これもさりげないもてなしの1つであった。
その竿の部分には不思議な文字が刻まれておりこれは織部が甲辰生まれであることから辰の字を図形化したのではないかと考えられている。
依頼品にもまさしく同じ文字が刻まれているが…
これ今田さん…これを逆様にしてください。
わかりました。
それで置いてみてください。
すごい。
ご本人の評価額ですけども…。
100万で。
100万でいきましょう。
それではオープンザプライス!600万!すごい。
いやいい仕事のもんですね。
今から400年くらい前の桃山時代の慶長年間岐阜県土岐市の久尻地区一帯で作られた織部焼の灯籠に間違いございません。
上の笠の部分と明かりを入れる火袋の部分がなくなってるんですよ。
何代目かが何かしましたね。
もしそれが完全にあったら1,000万以上でいいと思います。
おそらく宝珠の部分が緑の織部釉笠の部分が長石釉を使った志野の白火袋の部分が緑中台が白交互にかけてそして竿というとこなんですけど縦に織部薬と志野の薬をかけ分けて白と緑の見事な対比にしてございますね。
まさにこれ織部でなければ考えられない配色だと思います。
土は鉄分のたいへんに少ない美濃のもぐさ土志野の茶碗と同じでございますね。
ですからたいへんに細工がしやすいんですよ。
竿の部分がちょっと膨らんで真ん中の光背型のくぼみそして縁のとこを彫り込んだ線。
実にメリハリが効いております。
織部灯籠はほとんど残っているものが石なんですよ。
焼物はおそらく他にないと思いますね。
これからも子々孫々長く家宝として大切に伝えていただきたいと思います。
明かりはちょっと欲しいですねでもせっかくやからね。
今の織部作家に依頼して笠と火袋を作ってもらってもいいですね。
これからも大事になさってくださいね。
貴重なものありがとうございました。
ありがとうございました。
「鑑定団」また来週ですさようなら。
2015/12/06(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再]【お宝に隠された秘密を中島誠之助が暴く!】[字]

先祖である江戸時代の大名・古田重治が、従兄弟の大茶人・古田織部から譲り受けたと言い伝えられてきたお宝。不思議な形の秘密を中島誠之助がみごと暴く

詳細情報
番組内容1
【先祖が大茶人・古田織部から譲り受けたお宝】
お宝は、依頼人の家に代々伝わるもの。元々先祖である江戸時代の大名・古田重治が、従兄弟の大茶人・古田織部から譲り受けたと言い伝えられてきた。それはずっと庭に置かれており、60年ほど前、一度泥棒に盗まれたが、骨董店に持ち込まれた時点で、依頼人の家の物だと判明し、無事戻ってきた。
番組内容2
父から「絶対に売るな!」と言われてきたので、一度価値をはっきりさせ、今後も子孫が大事にするよう伝えたい。スタジオに登場したお宝は不思議な形をしている。その形に隠された秘密を中島誠之助がみごと暴く!果たして鑑定やいかに!?
出演者
【司会者】
石坂浩二、今田耕司
【アシスタント】
吉田真由子
【ゲスト】
服部真湖
【出張リポーター】
石田靖
【ナレーター】
銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)

ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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