死者が千人以上で、負傷者が数千人という規模だったなんて知らなかった。
バングラデシュの縫製工場が倒壊した事故のこと。
世界の6人に1人がファッション業界で働いているとされる、この世界。
知らない誰かの人生を丸々使って作られた洋服。
頭では、知識では、少しは知っていたつもりだけれど
激しい痛みを持って知ったのは、正直初めてだったかもしれない。
途中から具合が悪くなって、ストーリーを追うこともできなかった。
バングラデシュの事故と、インドの綿花の場面と
多国籍企業と種子の話が出てきたところだけ、憶えているのは。
ファストファッションの洋服は、製造コストを極限まで削るため
海外の工場で作られているが、労働環境は非常に劣悪、もちろん低賃金。
それにも関わらず、工場経営者には容赦ない「値切り」交渉が
日々、当然のように持ちかけられる。
「なぜ莫大な利益が出ているのに、状況を改善させられないの?」と
労働者たちは声を上げるが、暴力にさらされてしまう。
環境汚染、健康被害、まだらに腫れ上がった肌。
そうして作られた洋服を、先進国ではモデル達が華やかに着こなし
最高によく見えるPR。セールに押し寄せる人達。
そして(うろ覚えだが)遺伝子組み換えの綿花の話もでてきたような?
そして、フェアトレードで知られる『People Tree』の
サフィア・ミニーさんと、その下で意欲的に働く同僚たちも出てきた。
(本当に途中で頭がボンヤリして、ちゃんと観ることができなくなったので
棒読みみたいな感じで羅列してしまっています・・・。)
支配と搾取がはびこる、この映画を観て一番思ったことは
人が「支配」できるのは、ただ自分自身だけであり
他者を支配することなんて、本当は決して出来ないということ。
他者にしたことは全て、あとに自分の身で受けなければならない。
その世界で生きなければならない。
自分のことを地獄に追いやっているだけだ、と
そんなの当たり前のことなんだけれど、再確認しました。
それは自分も同じで、もうすぐ苛烈な、激痛の時代がやってきて
身を持って知ることになるのだと思う。
もはや誰も、痛みを逃れることはできないけれど
もう、ただただ自分自身の生活をととのえて、責任を持つということ
やっていこうと思っています。
今まではハンパな取り組みでしたが、もっと具体的に、詳細に。
映画の公式HPです。
私のおすすめ書籍
おすすめ書籍&映画は沢山ありますが
まずはこの3冊あたりをご紹介させていただきます。
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洋服のこと
私自身、田舎にUターンしてからは、洋服の購入を最小限にしてました。
(おしゃれしても仕方ないな、と思ったのがキッカケ!)
それはまさにミニマリストの「私服の制服化」に近かったのですが
今年、クローゼットに残っている洋服を処分→本当に最小限に。
いろいろ見えてくるものがある取り組みなので、おすすめです!
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People Treeのチョコレートのこと
原材料(ミルクチョコレート)
黒糖、カカオバター、全粉乳、カカオマス
粉状ヘーゼルナッツ
このチョコレートは乳化剤を入れずに、素朴な材料だけで
作られています。
乳化剤を入れずに作るのは、至難の業だそうですが
最大72時間、丁寧に練ることで、極上の仕上がりを実現しているそう。
お店で見かけると購入します。
本当においしくて、食べる側としても大切に味わいたくなります。
10種類セット♡