2015年12月10日02時24分
気象庁は9日午後5時40分ごろ、箱根山(神奈川県箱根町)の大涌谷(おおわくだに)で炎のような発光現象が起きているのを遠望カメラでとらえた。神奈川県温泉地学研究所の現地調査では、温泉供給施設から除去されたとみられる硫黄が燃え、火災が発生しているのを確認した。気象庁は火山観測データに特段の変化もないことから、「今回の発光現象は、火山活動の活発化ではない」と説明している。
箱根山は4月下旬から火山活動が高まり、6月末にはごく小規模な噴火が確認され、噴火警戒レベルが3(入山規制)になった。その後活動が落ち着き、11月20日には半年ぶりに警戒レベルが1(活火山であることに留意)に引き下げられた。
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朝日新聞社会部
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