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 神戸港の新港第1突堤に17日、温泉旅館「神戸みなと温泉 蓮(れん)」がオープンする。90ある全客室が海に面していて、地下1150メートルから湧き出る天然温泉を日帰りでも楽しめる。

 貨物船の大型化もあって、神戸港の主要な港湾機能はポートアイランドなどに移転していた。神戸市は市街地に近い旧港湾施設の再開発を進めようと宿泊施設などの整備を計画。公募で事業者を「ラスイート」(大阪市)に選んでいた。

 同社は市から借りた約2万7500平方メートルに、総事業費約75億円で宿泊棟(10階建て)と結婚式などができるコンベンション棟(2階建て)を建てた。最上階の展望露天風呂からは神戸港が見渡せる。大浴場や7種類の露天風呂、温泉プールなどは日帰り客でも利用できる。

 宿泊料は、平日4人で1人1泊2食付きで1万5500円(消費税・入湯税別)から。日帰り利用の入館料は消費税・入湯税別で平日2300円、土日・祝日2700円。予約・問い合わせは、蓮(078・381・7000)まで。(三嶋伸一)