ニュース

LINE、いまを伝える映像配信「LINE LIVE」をスタート。レコ大やAKB連動

 LINEは10日、映像配信サービスへの本格参入を発表。LINEのコミュニケーション機能やリアルタイム性を活かした、新たな動画配信プラットフォーム「LINE LIVE」をスタートする。LINEとLINE LIVEアプリを用いて、無料で視聴可能。

 有名人のLINEアカウントに紐付いた人気動画やメッセージを「LINE LIVE CAST」の仕組みを通じて提供。10日からiOS/Android向けに視聴用アプリを提供開始したほか、Webブラウザでも番組視聴が可能。

 当面はLINE公式アカウントをもつアーティストやタレント、企業など向けに展開するが、一般向けの配信用のアプリも来年には提供予定としている。当初は、公式アカウントから、1日3〜8件の公式放送を予定している。

 AKB48の公式配信のほか、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手らもLINE LIVEに参加。さらに、ファッションイベントや、劇場とのコラボレーション、ラジオのオールナイトニッポンとの連動なども進める。

 さらにテレビ局とも連動。TBSの「日本レコード大賞」が、LINE LIVEと連動する。内容についてはアプリ等で追って伝えるとしている。バンダイチャンネルとの連動では、ラブライブ!のμ'sのLIVE映像全7公演も配信予定。

今にこだわる
ラグビー日本代表の五郎丸歩選手も

 「LINEの新たな中核事業として取り組む」というLINE LIVE。LINE 取締役 CSMOの舛田淳氏は、「映像配信、モバイル時代には、オンデマンド性は高まったが、体験の断絶化や個別化を生み出している。だから、みなが『体験』をキーワードにしだして、夏フェスなど『コピー出来ないなにか』を求めだしている。コピー出来ないものとは、『今』を伝えること」と語り、「いま」にこだわり、モバイルのプッシュ通知やフレンドリストを用いた映像配信に取り組むことを強調した。

 会見の模様や詳細については追ってレポートする。

(臼田勤哉)