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マツタケ不正輸入 朝鮮総連傘下の社長らに有罪判決12月10日 13時28分
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制裁措置で輸出入が全面的に禁止されている北朝鮮から大量のマツタケを不正に輸入した罪に問われた、朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会傘下の会社の社長と、元従業員で朝鮮総連議長の次男の2人に対し、京都地方裁判所は「経済制裁という国の施策をないがしろにした」と指摘し、いずれも執行猶予が付いた有罪判決を言い渡しました。
東京・台東区にある朝鮮総連傘下の食品卸売会社「朝鮮特産物販売」の社長、金勇作被告(70)と、元従業員で朝鮮総連トップのホ・ジョンマン(許宗萬)議長の次男、許政道被告(50)は、平成22年9月、制裁措置で輸出入が全面的に禁止されている北朝鮮から、マツタケおよそ3000キロを中国産と偽って不正に輸入した外国為替法違反と関税法違反の罪に問われました。
このうち、許被告は「北朝鮮産のマツタケが日本に輸入されるという認識はなかった」などと無罪を主張していました。
10日の判決で、京都地方裁判所の和田真裁判長は「金被告はみずから北朝鮮に赴いてマツタケを買い付けているほか、許被告は輸入の実務を担当していた」と指摘しました。そのうえで「北朝鮮への経済制裁という国の施策をないがしろにしており、反社会性の強い犯行で手口も巧妙だ」と述べて、金被告に懲役2年、執行猶予4年、許被告に懲役1年8か月、執行猶予4年を言い渡しました。
このうち、許被告は「北朝鮮産のマツタケが日本に輸入されるという認識はなかった」などと無罪を主張していました。
10日の判決で、京都地方裁判所の和田真裁判長は「金被告はみずから北朝鮮に赴いてマツタケを買い付けているほか、許被告は輸入の実務を担当していた」と指摘しました。そのうえで「北朝鮮への経済制裁という国の施策をないがしろにしており、反社会性の強い犯行で手口も巧妙だ」と述べて、金被告に懲役2年、執行猶予4年、許被告に懲役1年8か月、執行猶予4年を言い渡しました。