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脱税で起訴の工藤会トップ 約8億円差し押えられる12月10日 12時14分
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上納金を巡る脱税事件で起訴された北九州市の特定危険指定暴力団・工藤会のトップが、福岡国税局から過去7年分の所得について重加算税を含めて追徴課税され、個人口座の資金およそ8億円を差し押さえられたことが関係者への取材で分かりました。
北九州市に本部を置く特定危険指定暴力団・工藤会のトップで、総裁の野村悟被告(69)は、去年までの5年間に工藤会の上納金のうち、企業などから集めたみかじめ料を含む8億円余りが実際には個人の所得だったのに申告せずに隠し、所得税およそ3億2000万円を脱税したとして、幹部とともに所得税法違反の罪で起訴されています。
関係者によりますと、福岡国税局がさらに2年さかのぼって去年までの7年間について税務調査を進めたところ、野村被告がおよそ5億5000万円の所得税を納めていなかったとして、重加算税を含めて追徴課税されたということです。そのうえで、個人の口座の資金およそ8億円を10日までに差し押さえられたことが関係者への取材で分かりました。
工藤会の弁護を担当している弁護士によりますと、野村被告は脱税事件で逮捕されたあと、接見した際に「何で脱税になるのか」と話していたということで、その後の取り調べには黙秘しているということです。
関係者によりますと、福岡国税局がさらに2年さかのぼって去年までの7年間について税務調査を進めたところ、野村被告がおよそ5億5000万円の所得税を納めていなかったとして、重加算税を含めて追徴課税されたということです。そのうえで、個人の口座の資金およそ8億円を10日までに差し押さえられたことが関係者への取材で分かりました。
工藤会の弁護を担当している弁護士によりますと、野村被告は脱税事件で逮捕されたあと、接見した際に「何で脱税になるのか」と話していたということで、その後の取り調べには黙秘しているということです。