ライフハッカー編集部 - こころ,コミュニケーション,プレゼン,モチベーション,仕事術,働き方 09:00 AM
肝心なイベントの前にぐったりしがちな人に贈る「1日中元気に活動し続ける」コツ5つ
Inc.:今回は、会合から人脈作りのイベントまで駆け回らなければいけない日に、内気な人でも活力を維持し続ける方法をご紹介します。
「職場で大事なミーティングを乗り切るのに必要なエネルギーが出てこない」「人脈作りのイベントを延期して自宅で英気を養いたい」と思ったりしたことはありませんか? そう感じるのはあなただけではありません。
私は内向的なほうですが、外交的な人と同じくらい、人前で話をすることや、新しい人脈を作ることを楽しんでいます。ですが、ワークアワーに複数のミーティングをこなしたあと、人脈作りのイベントで朝イチと変わらない魅力を維持し、楽しんでいる人を見ると畏敬の念を覚えずにはいられません。私の場合、そういう活動へのエネルギーは限られており、約束の合間に休憩して元気を取り戻さなければいけないのです。
そこで私は、一番大事なときにシャキッとして落着いているための5つのコツを考え出しました。
1. 人前に出るなら話したいポイントをまとめておく
プレゼンテーションや講演の準備をするのと同じように、人前に出る前に話したいポイントを伝える練習をしておくのはとても役に立つと思います。たとえば、大きなイベントに行く前に、話題になりそうなことをじっくりと考えておくのです。
いつも自分の言いたいことを正確に把握しているわけではありませんが、本当に会話している感じで、大きな声で自分に向かって話しかけ、練習しているとメッセージができあがります。複雑でまとまりのない文章がなくなり、要旨をとらえた言葉だけがノートに残り、話のポイントとなります。
「私はここにいます、なぜならば、えー、色んな方々と会って人脈を作りたいと思っています、なぜなら、あー、職業を変えたいのです」が「この分野の方々とつながりを持ちたいと思っています」に変わるのです。
あらかじめ用意しておいたメッセージを使えば、その場でのエネルギー消費(と多少のストレスも)を減らすことができます。
2. 予定管理は賢く
日々どんな仕事があるかを考えてみると、次の2つのカテゴリーに分けられるのではないでしょうか。
- 他人と何らかの関わり合いが必要で存在感をだしていかなければいけないもの
- 1人でできる仕事でそれほどエネルギーは必要なく、活力を温存しておけるもの
可能ならば、こういったタスクを1日の中で一番活力に溢れている時間帯と、エナジーレベルが低いと感じる時間帯に振り分けるといいでしょう。
自分の限界を設定するのも役に立つと思います。「週に3つ以上の交流会には参加しない」と決めるのもいいでしょう。金曜日の午前中に新しいアイデアを職場でプレゼンテーションするのであれば、木曜日の夕方には、1人になる時間を十分に押さえておくべきでしょう。同じように、業務時間後に大きなイベントがあるのなら、その日の午後は控えめなデスクワークを多くこなすようにし、力を奮い立たせて、それに臨む準備を整える機会を作るのです。
3. 不意なミーティングでもウォームアップを
話したいポイントの整理に十分な時間が取れないこともあるでしょう。不意に招集されるミーティングでは、すぐにできるウォームアップエクササイズが重要な鍵になります。
誰かとちょっとした会話を持ちます。真剣な会話をする必要はなく、数分程度のものでいいのです。ただ、あなたの考えがまとまり、相手に対面して行われ、なおかつ、正確かつ明確に受け答えができるようになる練習になるようなやり取りであるべきです。
ということで、1日を通して、ほかの人と、ありふれたやり取り以上の会話を持つように試みてください(つまり「どうも、お元気ですか?」はカウントに入りません)。 そうすることで、自分の殻から抜け出し、追加のミーティングに参加する準備ができるようになっているでしょう。
4. 「公の場で使う人格」を作っておく
この戦略は就職面接で役に立つと思います(自信やエネルギーがあることを伝えるのが重要な会話やプレゼンテーションでも有効です)。もしあなたも私のように内向的な性格なら、自分にいくつか違う側面があることにお気付きのことと思います。そのうちの1つはほかのよりも社交的で明るいものでしょう 。それが、一番大胆に振る舞う必要のある社交の場で生きてくるのです。
そうした一面を「公の場で使う人格」と考えて、それを呼び出す方法を見つけましょう。許容量の範囲でカフェインをたくさん摂ると効果があるのでは? 厳選したプレイリストの音楽なら呼び出してくれませんか? いつも社交的で大胆な気分してくれるブレザーを着るのは?
あるいは、女性に対して自信にあふれる態度を示す友人やメンターがあなたにはいるかもしれませんね。あなたがその女性に話しかけようとしているとき、その人物だったらどうアプローチするのかを考えて、それを模範として使えないか考えてみるのも有効でしょう。
5. 楽しんでその日を過ごす
できるだけ、1日を刺激的で、やる気と精力を与えてくれるものにしましょう。普段のモーニングコーヒーではなく、ご褒美にラテを注文するとか、早起きしてのんびりとした朝を過ごすとか、昼食時間にヨガをするといったこと試してみるといいでしょう。
1日を日常的な習慣と小さな喜びで満たし、人生にワクワクし、気分を上げていけるようにすれば、自分のアイデアを主張し、会話にも積極的に参加していけるような良い精神状態に自分を置くことができるようになります。1日の後半にもエネルギーを残すことができるでしょう。
私たちはみな、デスクに向かったまま誰とも交わることがなかったり、仕事が終わったらまっすぐ帰宅してベッドに入るといった時代に生きています。でも時には、自分の中のエネルギーや情熱を集めて、仕事上の付き合いがある人たちの関心を引くことも必要になるでしょう。それがたやすいことだとお約束はできませんが、ご紹介したコツが私の活動を助けてくれたということは断言できます。
※本記事は、刺激的な雇用機会と専門的なキャリア・アドバイスを提供するウェブサイト「The Muse」に掲載された記事を取り上げています。
5 Ways Introverts Can Boost Their Energy Levels During a Hectic Day | Inc.
Kara J. Andersen(訳:コニャック)
Photo by Shutterstock.
- 内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力
- スーザン・ケイン講談社