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タイム誌「ことしの人」 独のメルケル首相
12月10日 6時55分

タイム誌「ことしの人」 独のメルケル首相
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アメリカの雑誌「タイム」は、世界に最も影響を与えた「ことしの人」に、ドイツのメルケル首相を選び、中東などから難民や移民がヨーロッパに押し寄せている問題で、受け入れに寛容な政策を推し進めてきたことを評価しました。
タイム誌は、1927年から毎年、その1年で世界に最も影響を与えた人や団体を「ことしの人」として、選んでいます。
タイム誌は9日、2015年の「ことしの人」に、ドイツのメルケル首相を選んだと発表しました。
選んだ理由として、メルケル首相が厳しい条件をつけながらも債務危機に陥ったギリシャの救済を決断したことや、ヨーロッパに難民や移民が押し寄せている問題で、受け入れに寛容な政策を推し進めてきたことなどをあげています。
そのうえで、タイム誌はメルケル首相について、「人間性や寛大さといったこれまでとは異なる価値を前面に打ち出し、ドイツが持つ強大な力をどうすれば破壊ではなく救済のために使うことができるのかを示した」と評価しました。
ただ、ドイツにはことし中東などからすでに100万人を超える難民や移民がたどり着いたと伝えられ、受け入れを巡って市民の間に不安が広がっています。
このため、メルケル首相の難民政策を後押しすることになる今回のタイム誌の判断は、今後ドイツ国内で議論を呼ぶことも予想されます。

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