米国でも韓流ブームか――。韓国人ラッパーのPSY(サイ)の「GANGNAM STYLE(江南スタイル)」が、韓国語の歌詞にもかかわらず、爆発的な人気を集めている。ミュージックビデオが投稿サイトで2億5000万回超の視聴を記録、米ビルボードの9月下旬のメーンチャートで韓国音楽として最高の11位にまで上昇した。
韓国で活動するPSYは同月、米国を訪問。音楽専門チャンネル「MTV」や全国ネットであるNBCの朝の番組に登場した。NBC番組では著名キャスターと一緒に踊ってみせた。
音楽のノリが良く、やや太めの体形を派手なスーツに包むPSY。外見からは想像もつかないような激しく、ユニークな手足の動きを繰り返す。「高級なドレスに簡単なダンス」(PSY)がコンセプトで、誰でも踊れると評判だ。
ボストンの大学を卒業しているPSYは英語が話せる。常に堂々とリラックス。ユーモアもある。NBC番組では「僕もパパラッチに追いかけられるような身分になってみたいかな」と話し、笑いを誘っていた。
動画投稿サイトの人気者からスーパースターになったジャスティン・ビーバーと同じエージェントと契約。韓流ラップの勢いは当面止まりそうにない。(ニューヨーク=原真子)
PSY、江南スタイル、GANGNAM STYLE、韓国人ラッパー
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