塩少々とひとつまみはどちらもレシピでよく目にする言葉ですが違いがよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。どちらも少量で、分量を示すほどではない場合に使う言葉ですが、同じ分量というわけではありません。それでは以下に少々とひとつまみ、それと漬物などのレシピで見かけることのあるひとにぎりと呼ばれる手量りの物差しについて見ていきます。
少々
塩少々の目安は人差し指と親指で軽くつまんだ量です。小さじ1/8。
塩少々は魚や肉に振りかけて下味をつけたり、料理の仕上げの段階で、ほどよい塩加減にして味を整えたりする場面でよく使われます。
ひとつまみ
塩ひとつまみの目安は人差し指と中指、親指の3本の指でつまんだ量です。小さじ1/4〜1/5。
塩ひとつまみは青菜をゆでるときに加えて色を鮮やかにしたり、野菜の塩もみで余分な水分を出したりなど塩の働きを利用した下ごしらえの際によく使われます。
ひとにぎり
手の大きさによって違いはありますが、軽くひとにぎりした量で、大さじ2〜大さじ2と1/2ぐらいの分量です。
漬物などのレシピで使われることがあります。
| 使う手 | 分量 | 用途 |
| 少々 | 親指と人差し指 | 小さじ1/8 | 肉や魚の下味、仕上げの味の調整など |
| ひとつまみ | 親指と人差し指と中指 | 小さじ1/4〜1/5 | ゆで野菜の色だし、野菜の塩もみなど |
| ひとにぎり | 5指と手のひら | 大さじ2〜大さじ2と1/2 | 漬物など |