■イケメン通りに相次ぐ新規出店
メーンストリートの職安通りと大久保通りを結ぶ細い路地が、新たな流行の発信地となりつつある。特に、職安通りのドン・キホーテ新宿店横の細い路地は、「イケメン通り」や「新大久保の竹下通り」と呼ばれ、ここ数カ月で新規出店が相次いでいる。飲食店などの韓国人男性店員が宣伝のために立っていることから、イケメン通りと呼ばれるようになった。
この路地に8月、オープンした韓国化粧品専門店「VIJIN COSME」は、美顔パックなどを買い求める客でにぎわう。「開業から絶え間なく客が訪れ、商品の大量購入も多い」(米原冴子店長)という。1号店の好調な売り上げを受け、2号店の開業も予定している。
韓流アイドルブームをきっかけに韓国が好きになり、新大久保に月数回は来るという千葉県印西市の会社員、平川恵さん(48)と娘の悠夏さん(22)、夏萌さん(20)の最近の目当ては韓国ファッション。まだ店舗の数は少ないものの、韓国から輸入した洋服を販売する店がイケメン通りなどの路地に点在し、リピーターも増えているという。
■カフェで韓国語授業も
この路地沿いには韓流カフェも増加中だ。8月に開店したばかりのカフェ「SPACE K」には、コーヒーやケーキだけでなく、韓国のかき氷「パッピンス」や、「ホンチョ」と呼ばれる韓国のお酢ドリンクなどがメニューに載る。ライバル店と差別化するため、ウエーターから韓国語の授業を受けられるサービスも始めた。15分で500円のコースや、飲み物付きで1時間2000円のコースなどを用意。好きなアーティストあてに韓国語で手紙を書くため、レッスンを受ける若い女性も少なくない。
同店を開いたのは日本人経営者の関俊介さん(29)。新大久保では、留学などで日本に来た韓国人がそのまま残って起業するケースが多く、日本人経営者は珍しい。「昨年から街を訪れる客層が変わり、新大久保に商機があると感じた」とうちあける。
新規出店は今後も続く見通しで、新大久保で以前からスーパーや飲食店を経営してきた韓国広場(東京・新宿)などの老舗もイケメン通りの中心部に進出する計画だ。
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