東京のコリアンタウンと呼ばれる新大久保。この街が最近、急速に変貌している。以前は韓国人や韓国通の日本人が訪れる場所だったが、最近は10~20歳代の女性や、小さな子どもをつれたファミリーの姿が目立つ。韓流ドラマやポップ音楽で韓国を知った若い世代が新大久保を韓国ソウルの繁華街、明洞のように変身させようとしている――。
■まるでソウルの明洞
「テーマパークみたいな雰囲気が好き」――。韓流アイドルが大好きだという女子中学生(13)は、母親(40)とともに自宅のある水戸市を早朝に出発し、約2時間かけて新大久保に来た。東京都北区の女性会社員(22)も「韓国料理を食べるなら、コリアンタウンの新大久保」と、月に1~2回は訪れる。「韓国に行くにはまとまった日数とお金がかかるけど、ここなら手軽に韓国を味わえるから」と話す。
2カ月前に日本語を学ぶために来日した韓国人女性(22)も、店の表記にハングル文字と日本語が入り交じり、店が細い通りに立ち並ぶ様子を見て「人が多くてびっくりした。まるでソウルの明洞みたい。街のにおいも韓国そのもの」と驚く。
■韓国料理店は1時間待ち
JR新大久保駅に降り立つと、このような親子や若い女性の多さに圧倒される。大久保通りを東に少し歩くと、韓流アイドルのグッズショップが店を構え、店内からは韓国のヒット曲「K―ポップ」が大音量で流れてくる。どの店も商品を買い求める客でごった返し、韓国料理店の前には長蛇の列。1時間待ちは珍しくない。
韓流アイドルの関連商品や食材などが入った買い物袋を重たそうに持ちながら、いまや新大久保名物となっている韓国の焼き菓子「ホットク」を露店で購入して歩きながら食べている人の姿も目立つ。
若い女性が急速に目立ってきた背景には、これまでの韓流アイドルのグッズ店や韓国料理店に加え、カフェやスイーツ、化粧品や洋服など、幅広い商品を取り扱う店舗が増えていることがある。
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