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大村さんと梶田さん 11日未明に授賞式
12月10日 5時28分

大村さんと梶田さん 11日未明に授賞式
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ことしのノーベル賞の授賞式が日本時間の11日未明、スウェーデンのストックホルムで行われ、医学・生理学賞に選ばれた大村智さんと物理学賞に選ばれた梶田隆章さんに記念のメダルが贈られます。
医学・生理学賞を受賞する大村智さんと、物理学賞を受賞する梶田隆章さんは、授賞式を翌日に控えた9日、自由な時間を使って思い思いに行動しました。
このうち大村さんは、歴代の受賞者の功績を展示したノーベル博物館を訪れ、記者団に対し、「先輩たちの仕事をもう一度勉強をしにきました。授賞式が、いよいよやってくるという感じです」と話しました。
また、梶田さんは、地元の学校を訪れたということで、訪問後、記者団に対し、「学生はしっかりと勉強をしていて、非常に楽しかったです。刺激を受けました」と述べました。
ストックホルムでは、受賞者をたたえる看板が設置され、中心部にある書店には、ノーベル賞の特設コーナーが設けられています。地元の22歳の女性は、「スウェーデンは小さい国ですが、ノーベル賞を通して世界中の人を結びつけられ、すばらしいです」と話していました。
授賞式は、11日未明、ストックホルム中心部にあるコンサートホールで行われ、大村さんと梶田さんに記念のメダルや賞状が贈られるほか、式のあとには、晩さん会も開かれることになっています。

ノーベル賞の授賞式

ノーベル賞の授賞式は、平和賞以外、アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日(日本時間の11日未明)にストックホルム中心部のコンサートホールで行われます。
舞台ではおよそ100人が席につき、最前列に、ことしの受賞者と、グスタフ国王などスウェーデンの王族が並びます。
式典では、まず各賞の受賞理由について説明があったあと受賞者が1人ずつ名前を呼ばれ、舞台中央で国王からメダルと賞状を手渡されます。
式典には受賞者の家族や関係者のほかスウェーデン政府などから1500人以上が招かれ、出席者は、男性はえんび服に白色のタイ、女性はイブニングドレスの正装が求められます。

ノーベル賞の晩さん会

ノーベル賞の晩さん会は、授賞式のあと、ストックホルム中心部の市庁舎で行われます。
現地時間の午後7時、ファンファーレの音色とともに王族や受賞者らが会場につながる階段を降り、席につきます。
会場には王族や受賞者らのテーブルの周りに細長いテーブルがいくつも並べられ出席者は、1300人以上に上ります。
男性はえんび服に白色のタイ、女性はイブニングドレスの正装が求められます。
会場は、ゆりやばらなど、毎年のテーマにあわせた多くの花で彩られ、テーブルでは、専用の食器にもりつけられたコース料理がふるまわれます。
晩さん会は、毎年、4時間近くにおよび受賞者が王族らと会話を楽しむ様子が見られます。
また、会が終わりにちかづくと、各賞の受賞者の代表が、アルフレッド・ノーベルが遺言で残した賞の順番にしたがってスピーチを行います。
晩さん会は、1901年から30年近くストックホルム中心部にあるグランドホテルで行われていましたが1934年からは、毎年、市庁舎で行われています。

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