靖国爆発音事件の容疑者 韓国空軍で約5年間の勤務歴
【群山聯合ニュース】東京都内の靖国神社内の公衆トイレで爆発音がした事件で、容疑者として9日に警視庁に逮捕された韓国人男性(27)は、南西部の全羅北道群山市で5年余り空軍下士官として勤務し、今年3月に除隊したとされる。
警察や自治体によると、男性は全羅北道南原市の出身で、1992年に群山市へ転入。両親は男性が幼いころに離婚した。
高卒認定試験で高校課程を修め、2009年末、21歳のときに空軍に入隊。除隊後は7カ月ほど群山市内のワンルームマンションで暮らしていたが、近所付き合いなどはほとんどしていなかったという。
男性の賃貸契約を仲介した不動産業者は「家賃を滞納したことはなく、自分から契約を解除して引っ越していった」と話している。
男性は先月21日にソウルの金浦国際空港から出国して日本へ向かい、爆発音事件が起きた同23日の午後に同空港から帰国した。
この日、再び羽田空港から日本に入国し、参拝などの正当な理由なく靖国神社の敷地内に侵入したとして建造物侵入容疑で逮捕された。「よく分からない」と容疑を否認している。韓国外交当局は、男性が自発的に日本へ向かったと判断している。
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