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VWのCO2不正 対象車が大幅減に
12月10日 1時08分

ドイツの大手自動車メーカーフォルクスワーゲンは、排ガス規制を逃れるための不正に続いて、先月、二酸化炭素の排出量を少なく表示する不正もあったと発表しましたが、詳しい調査の結果、不正の対象となった車両は当初の最大80万台ではなく、多くても3万6000台にとどまると訂正しました。
ドイツのフォルクスワーゲンは、排ガス規制を逃れるためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題を受けて、内部調査を進めた結果、先月、最大80万台の車両で、二酸化炭素の排出量を実際より少なく表示する不正も行われていたと発表しました。
ところが、さらに詳細な調査を行ったところ、大半の車両で、表示された二酸化炭素の排出量と実際の排出量との間に差がないことが確認されたということです。
その結果、フォルクスワーゲンは不正の対象となった車両は、80万台ではなく、9つの車種で多くても3万6000台にとどまると訂正しました。
また、不正が確認された車両についても、実際の排出量との差はごく僅かで、修理は必要なく、およそ20億ユーロと見積もっていた損失も、大幅に少なくなるか、なくなる見通しだとしています。
一方、ディーゼル車の排ガス不正を巡る問題についてフォルクスワーゲンは10日に、本社があるドイツ北部のウォルフスブルクで記者会見を開き、内部調査の進捗(しんちょく)状況などを明らかにするとしています。

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