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【プロ野球】黒田が現役続行決断 「来年もやります」2015年12月9日 紙面から
広島の黒田博樹投手(40)が8日、来季現役を続行する意向を固めた。同日、午前に交渉役の鈴木清明球団本部長(61)に、電話で「来年もやります」と伝えた。10月7日のシーズン終了後から、来季去就に関して態度を保留。気持ちは揺れ動いたが、現役続行を決めた。悲願の優勝に導くため、41歳となる20年目シーズンに突入する。 待ちに待った吉報は、正午前に電話で届いた。来季去就について黒田から、鈴木本部長の携帯電話に着信。黒田が「来年もやります」と答えを出した。 前日7日夜、黒田は鈴木本部長と今オフ初めて直接会談した。同本部長は約2時間半、酒を酌み交わしながら野球談議に花を咲かせ、来季の残留を粘り強く要請した。 黒田は11月下旬に自宅のある米国から再来日。去就について「野球人生最高のモチベーションで帰ってきた。なかなかそれを超えるものを探すのが難しい」と明かしていた。 球団は4日、前田について、ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を容認した。同本部長はファンの思いも代弁。「世の中の人が、みんな続けてほしいと思っている。その思いに応えてほしい」と訴えた。 「本人は思っていないかもしれないが、200勝という数字もある。それでチームが盛り上がる。来年はまだ優勝を狙えるという話もした」。残り7勝となった200勝到達が、来季チームの士気に必要だと続けた。達成すれば大卒投手では、村山実(阪神)以来46年ぶりの偉業。チーム事情、ファンの思い、記録達成の全面支援。今年のモチベーションを超える材料となるべき“素材”を並べて交渉した。 全ての思いを受け止めた黒田は、現役続行に心を傾かせたようだ。求められるのは今季同様に数字上の活躍、精神的な支柱としての存在感だ。プロ20年目となる2016年シーズン。ベテラン右腕が悲願の優勝へ向け、再び屋台骨を支える。 (田中政行) PR情報
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