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【プロ野球】

山田、高卒6年目で2億円到達 イチロー&ゴジラに並んだ

2015年12月9日 紙面から

サプライズで登場したマリナーズの青木(右)から背番号1のユニホームを渡されたヤクルト・山田=東京・北青山の球団事務所で(武藤健一撮影)

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 今季トリプルスリーを達成し、セ・リーグMVPに輝いたヤクルト・山田哲人内野手(23)が8日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億4000万円増の2億2000万円で契約を更改した。高卒野手の6年目での2億円到達は、オリックス・イチロー、巨人・松井秀喜に並ぶ史上3人目の最速記録。さらに背番号1への変更が発表され、マリナーズ・青木宣親外野手(33)がサプライズ登場で新ユニホームの贈呈式を行った。

 球団最大のアップ額だろうと、もちろん異論はないだろう。23歳で一気に2億円プレーヤーとなった山田は「すごい評価していただいたので、気持ちよくサインした」と破顔一笑だ。

 下交渉では予想を下回る提示に「ちょっとショックです」と話していたが、この日は30分足らずであっさりサイン。この日の交渉では、トリプルスリーに、史上初の本塁打王と盗塁王のWタイトル獲得、14年ぶり優勝への貢献度などが総合的に加味された。

 文句なしの成績を残してイチロー、松井秀喜と同じ高卒野手6年目で2億円到達。「プロを代表する偉大な方々。イメージは最強の2人」と恐縮しきりだったが、もちろん、これで満足する男ではない。「続けていくことが一番大事。トリプルスリーを2度達成した人はいないというので、自分が初めて達成するよう来年も目指します」と語気を強めた。

 そんな山田にはうれしいサプライズも用意されていた。背番号23から1への変更。なんと、会見場にマリナーズ・青木が現れ、ユニホームの“伝達式”が行われた。「めちゃめちゃびっくりなんですけど…。過去最大のサプライズ。偉大な先輩方が背負ってきた番号に恥じないよう頑張りたい」。“ミスタースワローズ”の象徴というべき背番号1への重みも、グッとかみしめた。日本一奪取&2年連続トリプルスリーへ。文字通りヤクルトの顔となった若武者が、その目標に向かって突き進む。

  (竹村和佳子)

※金額は推定

 

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