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 東京五輪の開幕が刻一刻と近づく中、刻一刻と日本のスポーツ市場が衰退している。2015年の市場規模は前年と比べて7%縮小し、2兆8000億円となった。ひるがえって米国。2014年は約54兆円に達し、過去10年で約2倍に拡大した。潤沢な民間資金が、国別の五輪メダル獲得数で歴代断トツのスポーツ大国を支える。調査機関が違うので単純には比較できないが、それにしても日米の格差は20倍だ(日本市場はマクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングの推計を基に試算、米国市場は米プランケットリサーチの推計)。2015年11月30日に発売された書籍『狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない』では、2020年に向けて、日本スポーツ界の処方箋を考えている。本連載では、同書の内容を再構成して、そのエッセンスを紹介する。

 羽生結弦の実力が、前人未踏の領域に達した。

 11月28日、長野市で開かれたグランプリシリーズ最終戦のNHK杯で、世界初の300点超えとなる合計322.40点を叩き出し、ぶっちぎりで優勝した。羽生は試合後、笑顔でインタビューに応えた。

グランプリシリーズで世界初の322.40点を叩き出した羽生結弦(写真:AP/アフロ)

 「自分は絶対王者だ。そう言い聞かせながら滑った」

 「絶対王者」羽生結弦、21歳。日本スケート連盟が築き上げた「スター量産システム」の申し子だ。

 荒川静香、浅田真央、高橋大輔…。

 日本フィギュア界は、これまで多数のスター選手を生み出してきた。スター選手たちは、スポンサー、テレビ局、ファンを引きつけ、莫大な資金をもたらす。日本スケート連盟はその資金を元手に、次世代のスター選手を発掘・育成する循環を動かしている。

 慢性的な金欠状態にある、大多数の競技団体が目指すべきモデルがそこにある。


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  • 2015年12月9日
    絶対王者・羽生結弦がもたらす莫大な「富」

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