中田絢子
2015年12月3日20時20分
来年3月26日開業の北海道新幹線について、JR北海道とJR東日本は3日、東京―新函館北斗(北海道)間の最短所要時間が4時間2分になると明らかにした。政府与党や沿線自治体は、飛行機との競争に有利とされる3時間台の運行を求めていたが、見送った。
風雪の影響などで徐行することも想定され、ダイヤの乱れを最小限にするには3時間台は困難と判断した。最速の列車「はやぶさ」は、東京―新青森間(713・7キロ)をJR東が東北新幹線として2時間59分で運行し、新青森で運転士らの交代で2分停車。JR北が運行する新青森―新函館北斗間(148・8キロ)は1時間1分で結ぶという。
新青森―新函館北斗間のうち、青函トンネルを含む約82キロは貨物列車と安全にすれ違うため、在来特急と同じ時速140キロの走行となる。詳細な運行ダイヤは18日に公表する。(中田絢子)
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朝日新聞社会部
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