2015年12月9日11時50分
東京・靖国神社の公衆トイレで11月、爆発音がして不審物が見つかった事件で、警視庁は9日、このトイレに侵入したとして韓国人の全昶漢容疑者(27)を建造物侵入の疑いで逮捕した。トイレに残された爆発物とみられる不審物との関係も調べる。
捜査関係者によると、全容疑者は11月23日午前9時半ごろ、東京都千代田区九段北3丁目の靖国神社内のトイレに、トイレの使用目的以外で侵入した疑いがある。この約30分後に爆発音があり、トイレ内から時限式発火装置とみられる部品やハングル文字がある乾電池のほか、火薬が入っていたとみられる鉄パイプ製の不審物がみつかった。
全容疑者は9日午前に韓国から日本に来て、羽田空港で警視庁の任意同行に応じたという。警視庁の捜査の結果、事件2日前の11月21日に来日し、事件当日に帰国したことがわかっていた。
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朝日新聞国際報道部
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