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英語指導力向上を 大学教職課程の指針作成へ
12月5日 14時31分

英語指導力向上を 大学教職課程の指針作成へ
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英語を教える教員の指導力向上のため、文部科学省は、教員を目指す学生たちに時事問題について英語でスピーチや討論をさせるなど、大学の教職課程で教えるべきカリキュラムの指針を初めて作ることになりました。
文部科学省は、小学校5年から英語を正式な教科にするなど英語教育の充実を検討していて、有識者の会議が、大学の教職課程で習得するべきカリキュラムを決める必要があるとして、具体的な内容を議論しています。
5日の会議ではカリキュラムの指針の案が示され、「聞く・話す・読む・書く」の4つの技能を指導する方法を学ぶことや、模擬の授業を行うことが求められています。
さらに、中学校や高校の英語教員を目指す場合は、時事問題について英語でスピーチや討論をさせて、将来、みずから生徒にこうした指導ができるようコミュニケーションの能力を身につけさせることも求めています。
こうした指針は「コアカリキュラム」と呼ばれ、医学部や歯学部ではこれを基に各大学が学修内容を決めていますが、教員養成の分野で作られるのは初めてです。
会議に出席した有識者からは、「どういう指導が求められるのか、模範となる授業を紹介すればよいのではないか」などといった意見が出されていました。
文部科学省は、早ければ平成30年度からの「コアカリキュラム」の導入を目指しています。

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