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FIFA副会長ら 約7400万円の賄賂受け取ったか
12月5日 4時44分

FIFA=国際サッカー連盟の関係者16人が新たに起訴された事件で、現職の副会長など2人がワールドカップ予選の放送権などをスポーツ関連企業が獲得する見返りにおよそ7400万円の賄賂を受け取っていた疑いがあることが分かりました。
FIFAを巡っては、アメリカの司法当局がことし5月にFIFAの関係者9人を含む14人を組織的不正の罪で起訴したのに続いて、今月3日、新たにFIFAの関係者16人をサッカーの国際大会でテレビなどの放送権を巡って賄賂を受け取ったとして収賄の罪などで起訴しました。
起訴状によりますと、このうちFIFAのハウィト副会長とカジェハス委員がホンジュラスサッカー連盟の会長などを務めていた2012年、ワールドカップ予選の放送権などをスポーツ関連企業が獲得する見返りに、60万ドル、およそ7400万円の賄賂を妻の口座に振り込ませるなどして受け取っていた疑いがあるということです。
さらに、ことし5月にFIFAの関係者が一斉に起訴されると、ハウィト副会長は急きょ、共犯者に指示して偽の契約書を作成させ、賄賂のやり取りを隠そうとしたなどと指摘しています。カジェハス委員は1990年から4年間、ホンジュラスの大統領も務めていて、相次ぐ大物幹部の摘発にFIFAに対する批判が改めて強まりそうです。

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