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汚れた車に罰金導入検討で批判の声 中国
12月5日 4時40分

汚れた車に罰金導入検討で批判の声 中国
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中国東部江蘇省の南京市が、街のイメージアップを狙い、泥などで汚れた車に対する罰金の導入を検討していることに対し、人々からは、「深刻な大気汚染対策など先にやることがあるのではないか」といった批判の声が上がり議論になっています。
南京市の共産党委員会の機関紙は、南京市が景観を改善し、街のイメージアップを狙い、市内を走る車について▽車体やタイヤなどが泥などで汚れていたり、車体が破損していたりした場合罰金を科す規則の導入を検討していると伝えました。罰金は、車の汚れや破損の程度によって日本円でおよそ380円から3800円で検討しているということです。
これに対し、インターネット上では「深刻な大気汚染対策など先にやることがあるのではないか」とか「大気汚染で車が汚れた場合にも罰金を科すのか」などといった批判の声が挙がっています。
南京市では、4日まで一般からの意見を募集し、今後、規則の導入を正式に決めるとしています。ただ、中国では、今月1日、首都北京で、大気汚染物質PM2.5の値が、日本では外出を控えるよう呼びかける基準の9倍から10倍に達し、一部の学校や職場が休みになるなどしました。
このほか、この冬も各地で、深刻な大気汚染によって市民生活に大きな影響が出て問題になっているだけに、政府が優先して取り組む政策について議論になっています。

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