トップページ国際ニュース一覧トランプ氏発言 共和党内からも批判の声高まる
ニュース詳細

トランプ氏発言 共和党内からも批判の声高まる
12月9日 9時42分

アメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党で支持率がトップのトランプ候補がイスラム教徒の入国を禁止すべきだと引き続き主張しているのに対し、ホワイトハウスに加えて共和党内からも批判の声が高まっています。
来年11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けて野党・共和党で支持率がトップのトランプ候補は7日、アメリカへのイスラム教徒の入国を全面的に禁止すべきだとする声明を発表しました。
トランプ氏は8日も、第2次世界大戦中にアメリカに住む日本人などの権利を制限したルーズベルト元大統領を引き合いに出して、みずからの主張を正当化しました。
一方で、同じ共和党のライアン下院議長は記者会見で「信教の自由はアメリカの基本原則だ。トランプ氏の提案は保守主義ではなく、共和党として支持できない」と述べて強く批判しました。
また、ホワイトハウスのアーネスト報道官も「今回の発言でトランプ氏は大統領になる資格を失った」と指摘し、ほかの共和党の候補者たちにトランプ氏を支持しないと直ちに表明するよう求めるなど批判の声が高まっています。
ただ、トランプ氏はアメリカ国内でテロの懸念が深まるなか、イスラム教徒に対する過激な発言を繰り返して支持を広げる傾向にあり、今回の発言で支持率にどのような影響が出るのか注目されます。

関連ニュース

k10010334711000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ