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原子力協定締結目指しインドと詰めの協議12月9日 7時25分
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政府は、安倍総理大臣が11日からインドを訪問するのに合わせて、日本の原子力関連技術の輸出が可能となる原子力協定の締結で合意することを目指しており、日本の技術を核兵器に転用させない仕組みなどを巡って、両国間で詰めの協議が行われています。
安倍総理大臣は11日から3日間の日程でインドを訪問し、モディ首相と会談することにしており、これに合わせて、政府は日本の原子力関連技術の輸出が可能となる原子力協定の締結で合意することを目指しています。
原子力協定を巡り、日本とインドは5年前から交渉を行っていますが、インド側が深刻な電力不足を補うため、日本の原発技術の導入に積極的な姿勢を見せているのに対し、日本側は過去に核実験を行い、NPT=核拡散防止条約に加盟していないインドから、使用済み核燃料などを核兵器に転用しないという確約がないかぎり、協定は結べないとしています。
一方で、政府は経済成長が続くインドへのインフラ輸出も重視していて、先月の国際会議の場での首脳会談などを通じて調整を進めてきました。政府関係者は「交渉は最終局面にあるが、予断は許さない」と話しており、日本の技術を核兵器に転用させない仕組みなどを巡って、両国間で詰めの協議が行われています。
原子力協定を巡り、日本とインドは5年前から交渉を行っていますが、インド側が深刻な電力不足を補うため、日本の原発技術の導入に積極的な姿勢を見せているのに対し、日本側は過去に核実験を行い、NPT=核拡散防止条約に加盟していないインドから、使用済み核燃料などを核兵器に転用しないという確約がないかぎり、協定は結べないとしています。
一方で、政府は経済成長が続くインドへのインフラ輸出も重視していて、先月の国際会議の場での首脳会談などを通じて調整を進めてきました。政府関係者は「交渉は最終局面にあるが、予断は許さない」と話しており、日本の技術を核兵器に転用させない仕組みなどを巡って、両国間で詰めの協議が行われています。