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廃バス車体再利用 松山城のストラップ製作 松江市交通局がキャンペーン
廃車になったバス車両の鋼板を再利用し、松江城を描いたストラップと城内の石垣に残る刻印をちりばめた小型プレートを、松江市交通局が製作した。15日からの「市営バス利用感謝・促進キャンペーン」で、景品として活用する。
同局が今年8月、松江城をモチーフに作った「縁プレート」に続く、同城天守国宝指定記念の第2弾グッズ。いずれも、今年廃車になった車両2台のボディー鋼板を使い製作。同市の金属加工会社「山陰総業」が精密レーザー彫刻技術を駆使して城や刻印を描いた。
ストラップは、縦1・2センチ、横3・2センチの小さなプレートに天守を描き、木の端材にはめ込んだ。裏面には、プレートに使われた車両の運行時期が刻まれている。
また、小型プレートは10センチ四方で、松江城の石垣に残っていたさまざまな刻印がデザインされている。
キャンペーンは、同局が販売するバスカードの裏面に記載されている固有の記号番号を、抽選番号として実施。使用済みのバスカードを対象に抽選を行い、300人にストラップを、40人に小型プレートをプレゼントする。このほか、交通局主催のツアー招待券(25人)なども当たる。期間は来年1月20日まで。問い合わせは同局((電)0852・60・1111)。