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【政治】安保法「安倍首相は強引」 小泉元首相が月刊誌で批判小泉純一郎元首相は十日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法を先の通常国会で成立させた安倍晋三首相の政治手法について「今国会でないといかんと思ったんでしょう。全部強引に押し切っちゃう。なんか先急いでいるね」と批判した。 安保法が審議中の六月、衆院憲法審査会で自民党推薦を含む三人の憲法学者全員が法案を違憲と指摘したことにも触れ「学者が『違憲』と言った時点で一拍置く。自民党が衆院に呼んだ参考人が言っちゃったんだから、あれは無理」と対応に疑問を投げかけた。 小泉政権下で二〇〇三年に民主党の協力を得て成立した有事法制を引き合いに「私なら民主党を味方に付けた。協力を求めればできた」と指摘。その上で、安倍首相が目指す改憲についても「民主党を敵に回したらできっこない」と語った。 自身が唱える「原発ゼロ」については「安倍首相がやると決断すれば、野党も自民党も、経済産業省だって反対できない。国民の六、七割もついてくる。こんなチャンスない。それを逸しちゃった。今はもうできない」と述べた。 〇五年の「郵政解散」では、衆院解散を表明した記者会見の直前に経団連幹部と会食し、酒を二合飲んでいたことを明かし「酒気帯び会見なんていったら相当騒がれた。でも酒飲んでやったからいいんじゃない、緊張感がほぐれて」と振り返った。 地盤を引き継いだ次男、進次郎氏について「今見れば(首相の資質が)あるよね、他の議員に比べれば。勉強しているし、私より慎重だし」と評価した。 (古田哲也) PR情報
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