グルメ 2015.12.9 Wed
フランス流「肉じゃが」!仏の郷土料理「ベックオフ」でおしゃれにクリスマスパーティー!
こんにちは、ライターのくみこです。冬が到来し、温かい食べ物がおいしい季節になりましたね。今月は待ちに待ったクリスマス!わいわい賑やかな日まであともう少しですね。さて、今回はそんなクリスマスにもピッタリなフランスはアルザス地方の郷土料理「ベックオフ(Baeckeoffe)」についてお話したいと思います。
●フランスの郷土料理「ベックオフ」を食べたことがありますか?
今回100名の男女にアンケート調査をしたところ、ベックオフを食べたことがある人は全体の約2割程度という結果に。
ベックオフとは?
フランスとドイツの文化が交じり合うフランス北東部アルザス。ここには、アルザス地方ならではの郷土料理がいくつかあり、そのひとつがベックオフ。簡単に言えば煮込み料理で、牛肉、豚肉、子羊、3種類のお肉と野菜を白ワインでじっくりコトコト煮込んだものです。スフレンハイム(Soufflenheim)という町で作られたベックオフ陶器鍋を使い手間ひまかけて作られる冬に欠かせない料理は、アルザス地方を訪れたならぜひ食べたい一品。
ポトフや肉じゃがとは何が違うの?
もし、お鍋に大量のポトフや肉じゃが入っていたら、見た目は正直変わらないかも知れませんが、ベックオフはとにかくボリューム満点!「まさに男の人のための料理」とも言われています。実際、私が食べたときは思わず力コブを見せるポーズをとりました(笑)アルザスの白ワインを使い肉類を前日から漬け込み、2時間以上かけてオーブンで煮込みます。味付けは塩こしょう、ハーブでシンプルに。可愛らしいベックオフ鍋のフタを開けた時の湯気や香りは、アルザスを感じる幸福感でいっぱいになります。
ベックオフでクリスマスは楽しさも、おいしさ満点!
■ベックオフの作り方
●材料(4人分)
じゃがいも 1,5kg
豚肩肉 1kg
羊肩肉 500g
牛すね肉 500g
たまねぎ 2個
にんじん 3本
長ねぎ 1本
小麦粉 100g
塩こしょう 適量
●漬け込み用材料
白ワイン(辛口)750ml
たまねぎ 1個(薄切り)
にんにく 1個(潰したもの)
タイム 適量
ローリエ 2枚
粒こしょう 適量
*鍋はル・クルーゼやストウブなどのホーロー鍋や土鍋で対応できます。
作り方
1. 豚肩肉、羊肩肉、牛すね肉を5cm角に切り、漬け込み用の材料を全て合わせたものの中に漬け込み、24時間冷蔵庫で寝かせておく。
2. じゃがいもとにんじんは皮をむき、薄い輪切りにし、たまねぎは薄切りにする。
3. 漬け込んでおいた3種の肉の汁気を切り、残った漬け込み汁はとっておく。
4. ベックオフ鍋に材料を順に重ねるように入れていきます。たまねぎ→じゃがいも→にんじん→肉→じゃがいも→にんじん。角層に適量の塩こしょうをしながら重ね、最後に長めに等分した長ネギを乗せます。
5. 漬け込み汁をじゃがいもの高さまで注ぎ、鍋にフタをします。
6. ボウルに小麦粉と大さじ1の水を入れ、よくこねたら棒状に伸ばし、それを鍋のフタの周りに隙間が出来ないように巻きつけていきます。
7. 200度のオーブンで2時間30分焼いたらできあがり。
クリスマスの夜は、ベックオフに決まり!みんなで取り分けていただきましょう。
ベックオフに合うワインは?
つめたく冷やしたアルザスワイン、リースリング(Riesling)がおすすめです。緑と黃色が美しく混ざり合った透き通るワインは、華やかなでフルーティーな香り漂うワイン。アルザス地方では、ベックオフを作る際の白ワインにもリースリングが使用されていることが多いです。温かいベックオフにキリッと冷えたリースリング、最高においしいひとときになること間違いなしです。
また、リースリング以外でなら、軽く爽やかにブドウの味を楽しめるシルヴァネール(Sylvaner)もおすすめです。
アルザスの家庭にいるみたいなクリスマス
今年のクリスマスは、アルザス地方をテーマにしたパーティーを楽しむのもステキですね。赤いチェックのクロスをテーブルに敷いて、できたてのベックオフと冷たいリースリングを。クリスマスツリーやリースにはアルザスを象徴するコウノトリのオーナメントを飾って。みんなにちょっと自慢したくなるようなパーティーを計画してみてはいかがでしょうか。ボリューム満点のベックオフを食べて、みんなで力コブのポーズで盛りあがりましょう!(笑)ボナペティ!(召し上がれ)
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年12月02日~2015年12月04日
■有効回答数:100サンプル
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