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COP21 中国やインド 途上国への支援に前向き12月9日 6時51分
地球温暖化対策の新たな枠組みを話し合う国連の会議、COP21で、温室効果ガスの排出が急速に増えている中国やインドなど4か国の閣僚がそろって記者会見し、交渉で最大の争点となっている発展途上国への資金支援について拠出に前向きな姿勢を強調しました。
資金支援を巡っては、EU=ヨーロッパ連合が資金の拠出を現在の年間1000億ドルの水準から上積みするよう求める途上国の立場に理解を示すなど歩み寄りの兆しがある一方で、先進国は途上国に対し、経済力のある国も資金を出すべきだと求めています。
これについて中国の解振華気候変動特別代表は、「資金の規模をさらに拡大できるように先進国の取り組みが必要だ。ただ、途上国もみずから望む国は途上国どうしの枠組みで貢献することもできる」と述べ、中国が積極的な役割を果たす用意があることを強調しました。
また、インドのプラカシュ・ジャバデカル環境相も「われわれも二国間での資金支援を自発的に行っている」と述べました。
一方でジャバデカル環境相は、「先進国には歴史的な責任があり、資金支援と技術移転を行う義務があるが十分な資金を確保しておらず、拠出のしかたも不透明だ」とも述べ、資金支援で合意するためには先進国による資金の拠出について透明性を高める必要があると指摘しました。
これについて中国の解振華気候変動特別代表は、「資金の規模をさらに拡大できるように先進国の取り組みが必要だ。ただ、途上国もみずから望む国は途上国どうしの枠組みで貢献することもできる」と述べ、中国が積極的な役割を果たす用意があることを強調しました。
また、インドのプラカシュ・ジャバデカル環境相も「われわれも二国間での資金支援を自発的に行っている」と述べました。
一方でジャバデカル環境相は、「先進国には歴史的な責任があり、資金支援と技術移転を行う義務があるが十分な資金を確保しておらず、拠出のしかたも不透明だ」とも述べ、資金支援で合意するためには先進国による資金の拠出について透明性を高める必要があると指摘しました。