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転落死相次いだ老人ホーム 当時の職員書類送検へ12月9日 5時24分
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去年、高齢者3人が相次いで転落して死亡した川崎市の老人ホームで、当時の職員3人がほかの80代の入所者に対し頭をたたくなどの暴行を加えていた疑いが強まったとして、警察は近く、暴行などの疑いで書類送検する方針を固めました。
川崎市幸区にある有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」では去年11月と12月、86歳から96歳の入所者3人がベランダから相次いで転落して死亡しています。
この施設ではほかにも、ことし6月、現在も入所している80代の女性が職員から虐待を受けているとして、家族がその様子を撮影し、映像の提供を受けた警察が施設の関係者から事情を聞くなどして捜査していました。
捜査関係者によりますと、当時勤務していた職員3人が女性の頭を手でたたいたり、緊急時に職員を呼び出すボタンを使えなくしたりしていた疑いが強まったということで、警察は近く、当時の職員3人を暴行などの疑いで書類送検する方針を固めました。
警察の調べに対し、3人はいずれも「間違いありません」などと話しているということです。
警察は入所者3人が相次いで転落して死亡した問題についても原因などを調べています。
また、川崎市は先月、この施設に対して「短期間のうちに3人が転落して死亡するという重大な結果を招いた」などとして、介護報酬の請求を3か月間停止する行政処分を決めています。
この施設ではほかにも、ことし6月、現在も入所している80代の女性が職員から虐待を受けているとして、家族がその様子を撮影し、映像の提供を受けた警察が施設の関係者から事情を聞くなどして捜査していました。
捜査関係者によりますと、当時勤務していた職員3人が女性の頭を手でたたいたり、緊急時に職員を呼び出すボタンを使えなくしたりしていた疑いが強まったということで、警察は近く、当時の職員3人を暴行などの疑いで書類送検する方針を固めました。
警察の調べに対し、3人はいずれも「間違いありません」などと話しているということです。
警察は入所者3人が相次いで転落して死亡した問題についても原因などを調べています。
また、川崎市は先月、この施設に対して「短期間のうちに3人が転落して死亡するという重大な結果を招いた」などとして、介護報酬の請求を3か月間停止する行政処分を決めています。