難民受け入れのマレーシアにシリア人８人到着

12月9日 4時15分

k10010334381_201512090442_201512090442.mp4

中東などからの難民や移民の受け入れが国際的な課題になるなか、３０００人の受け入れを決めた東南アジアのマレーシアに８日夜、第一陣としてシリア人、８人が到着しました。

イスラム教徒が人口の６０％余りを占めるマレーシアでは、政府が今後３年間にわたって、中東のシリアなどから難民や移民３０００人を受け入れることを決めています。
８日夜は第一陣としてシリア人の２家族、８人がマレーシアのクアラルンプール国際空港に到着し、政府関係者の出迎えを受けました。８人は今後、すでにマレーシアに移り住んでいる親戚と一緒に生活を送るということです。
記者会見をしたシリア人の男性は「家族と一緒に移り住めたことに感謝します」と話していました。
難民の受け入れを巡っては、パリの同時テロ事件で、容疑者が難民に紛れて入国していたことから、アメリカなどでは規制を求める声が高まっていますが、マレーシア政府は入国する難民や移民の確認作業をしたうえで当初の方針どおり受け入れるとしています。