トップページ科学・医療ニュース一覧高浜原発 電気ケーブルの防火対策おおむね了承
ニュース詳細

高浜原発 電気ケーブルの防火対策おおむね了承
12月9日 4時36分

運転開始から40年が経過した福井県の高浜原子力発電所1号機と2号機の運転延長を巡る原子力規制委員会の審査で、課題になっている全長1000キロ以上にわたる電気ケーブルを防火シートで覆うなどとした関西電力の対策がおおむね了承されました。
運転開始から40年が経過した高浜原発1号機と2号機について関西電力は運転期間をさらに20年延長することを目指して、原子力規制委員会の審査を受けています。
審査では燃えにくい材質になっていない電気ケーブルの防火対策が焦点になっていて、高浜原発1号機と2号機の場合、全長およそ1300キロに及ぶケーブルの対策が必要です。
これについて関西電力は、ケーブルを一定の基準を満たした防火シートで覆ったり、長時間、高圧の電流が流れるケーブルなどは新しく燃えにくいものに取り替える方針を示し、8日、規制委員会の審査会合でおおむね了承されました。
高浜原発1号機と2号機は来年7月までに運転期間の延長に向けた審査を終える必要がありますが、ケーブルの防火対策がおおむね了承されたことで、1つの山場を越えたことになります。
電気ケーブルに燃えにくい材質が使われていない問題は古い原発に共通の課題で、今後ほかの古い原発でも同様の対策が取られる可能性があります。

関連ニュース

k10010334421000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ