ニュース詳細
血液製剤問題 抜き打ちなど検査強化へ12月4日 11時38分
k10010329291_201512041219_201512041223.mp4
熊本の製薬会社「化血研」が長年にわたって国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、組織的に隠蔽していた問題で、塩崎厚生労働大臣は、今後は製薬会社に対して、抜き打ちでも検査を行うなど検査を強化する考えを示しました。
この問題は、化血研=化学及血清療法研究所が12種類の血液製剤について、およそ40年にわたって国の承認とは異なる方法で製造していたほか、組織的に不正を隠蔽していたもので、厚生労働省は3日から本社に立ち入り調査を行っています。
これについて、塩崎厚生労働大臣は4日の閣議後の会見で「組織的な隠蔽は極めて残念で、組織の在り方が問われるのではないか」と述べました。
そのうえで、2年に1回定期的に行っている現在の立ち入り検査で不正が見抜けなかったことを踏まえ、「事前に検査の日を言わずに抜き打ちの検査を行わないといけない。不正をどう発見するのかしっかり検討していく」と述べ、検査を強化する考えを示しました。
厚生労働省によりますと、現在の製薬会社への立ち入り検査は事前に会社側に日程を伝えて行っているということで、今後は抜き打ち検査も新たに実施するということです。
これについて、塩崎厚生労働大臣は4日の閣議後の会見で「組織的な隠蔽は極めて残念で、組織の在り方が問われるのではないか」と述べました。
そのうえで、2年に1回定期的に行っている現在の立ち入り検査で不正が見抜けなかったことを踏まえ、「事前に検査の日を言わずに抜き打ちの検査を行わないといけない。不正をどう発見するのかしっかり検討していく」と述べ、検査を強化する考えを示しました。
厚生労働省によりますと、現在の製薬会社への立ち入り検査は事前に会社側に日程を伝えて行っているということで、今後は抜き打ち検査も新たに実施するということです。