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アジアの宇宙機関 防災機関と連携強化へ12月4日 7時10分
アジア各国の宇宙機関などが宇宙技術の活用について話し合う会議がインドネシアで開かれ、大規模な自然災害が発生した際に各国の衛星の観測データを救援活動に役立てるため、各国の防災機関とも連携を強化することを確認しました。
この会議は、JAXA=宇宙航空研究開発機構などが毎年開催しているもので、ことしは今月1日からインドネシアのバリで始まり、3日の全体会合には、アジア各国の宇宙機関を中心に28の国と地域から400人以上が参加しました。
会議では、ことし2月にジャカルタで洪水が起きた際、日本の地球観測衛星のデータがインドネシア側に提供され、被害状況の確認に使われた例が紹介され、大規模な自然災害で各国の衛星の情報を共有する枠組みの重要性が強調されました。そのうえで、観測データを迅速な救援活動に役立てるため、各国の防災機関とも連携を強化することを確認しました。また、会場にはことし7月から国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士の油井亀美也さんのビデオメッセージも流され、宇宙開発を進めるには各国の協力が欠かせないと訴えました。
JAXAの衛星利用運用センターの伊藤道夫技術領域リーダーは「アジアは世界の中でも災害が多く宇宙から監視をすることが重要だ。防災機関と連携して減災に貢献したい」と話しています。
会議では、ことし2月にジャカルタで洪水が起きた際、日本の地球観測衛星のデータがインドネシア側に提供され、被害状況の確認に使われた例が紹介され、大規模な自然災害で各国の衛星の情報を共有する枠組みの重要性が強調されました。そのうえで、観測データを迅速な救援活動に役立てるため、各国の防災機関とも連携を強化することを確認しました。また、会場にはことし7月から国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士の油井亀美也さんのビデオメッセージも流され、宇宙開発を進めるには各国の協力が欠かせないと訴えました。
JAXAの衛星利用運用センターの伊藤道夫技術領域リーダーは「アジアは世界の中でも災害が多く宇宙から監視をすることが重要だ。防災機関と連携して減災に貢献したい」と話しています。