【ソウル聯合ニュース】国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」を支持する活動をしたとして、今月1日に出入国管理法違反の容疑で逮捕された男らインドネシア人3人が先ごろ退去強制処分を受けていたことが分かった。韓国の情報機関、国家情報院(国情院)が8日明らかにした。
男はフェイスブックに自爆テロを行うと書き込んだほか、同組織の活動を支援するための募金用の通帳を作るなどしていた。
ヌスラ戦線は過激派組織「イスラム国」(IS)から資金などの支援を受けて2012年に中東で発足したが、理念対立などにより翌年ISとたもとを分かったとされる。
警察は先月中旬にも忠清南道・牙山で同じくヌスラ戦線を支持するインドネシア人を出入国管理法違反などの容疑で拘束し、現在捜査を行っている。男はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に来年にシリア内戦に参戦し、殉教するなどと書き込んだ。警察が男を拘束する際には住居からナイフのほかモデルガンなどが発見された。
また、出入国管理事務所はこの男の知人で、ヌスラ戦線を支持するインドネシア2人を先月24日、全羅北道・扶安で拘束し、退去強制処分を科した。