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金属労協 非正規雇用の労働者も賃上げ要求へ12月4日 14時39分
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自動車や電機などの労働組合で作る金属労協は、来年の春闘でベースアップに相当する賃上げとして、基本給の3000円以上の引き上げを求めるほか、期間工など非正規雇用の労働者について、初めて具体的な水準を設定して賃上げを求めていく方針を明らかにしました。
金属労協の相原康伸議長は4日、記者会見し、来年の春闘で従業員全体の基本給などを引き上げるベースアップに相当する賃上げとして、正社員の組合員については月額3000円以上の引き上げを求めていく方針を明らかにしました。
また、期間工やパート社員といった直接雇用の非正規労働者について、組合に加入していない人も含めて、時給の引き上げ額など具体的な水準を設定して、すべての労働組合が賃上げを求めていくことが初めて方針に盛り込まれました。
大手メーカーの労働組合は、期間工やパート社員が加入していないところが多く、「正社員のための組合」という批判も出ていましたが、今回の方針は、非正規労働者の処遇改善に取り組むよう加盟する組合に強く促すものとなっています。
相原議長は「非正規労働者の処遇改善がなければ、不安定さを増す社会情勢に答えを出すことはできない。強い思いで取り組んでいく」と述べました。
春闘は今後、自動車や電機などの各労働組合が方針を正式に決定し、来年春に向けて具体的な要求を決めることになっています。
また、期間工やパート社員といった直接雇用の非正規労働者について、組合に加入していない人も含めて、時給の引き上げ額など具体的な水準を設定して、すべての労働組合が賃上げを求めていくことが初めて方針に盛り込まれました。
大手メーカーの労働組合は、期間工やパート社員が加入していないところが多く、「正社員のための組合」という批判も出ていましたが、今回の方針は、非正規労働者の処遇改善に取り組むよう加盟する組合に強く促すものとなっています。
相原議長は「非正規労働者の処遇改善がなければ、不安定さを増す社会情勢に答えを出すことはできない。強い思いで取り組んでいく」と述べました。
春闘は今後、自動車や電機などの各労働組合が方針を正式に決定し、来年春に向けて具体的な要求を決めることになっています。