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経団連が春闘方針原案 ことし上回る賃上げを
12月4日 14時01分

経団連が春闘方針原案 ことし上回る賃上げを
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経団連は、政府から積極的な賃上げを進めるよう求められていることを受けて、例年より早く、来年の春闘に向けた経営側の方針の原案をまとめました。この中では、ことしの水準を上回る3年連続の賃上げを呼びかけるとともに、非正規労働者を正社員に登用するなど、幅広く処遇の改善を進めることを盛り込んでいます。
経団連の原案によりますと、来年の春闘に向けて、安倍総理大臣が目標に掲げる名目GDP=国内総生産の3%成長を視野に置き、「ことしを上回る年収ベースの賃上げに前向きで、踏み込んだ検討が望まれる」として、ことしの水準を上回る3年連続の賃上げを行うよう呼びかけるとしています。
焦点となっている基本給を引き上げる「ベースアップ」については、人口減少社会に対応する必要性を踏まえ、すべての従業員を対象としたベアに加え、子育て世代や離職率が高い若い世代に重点的に配分するベアの方法も検討するよう求めています。
さらに、非正規労働者を正社員に登用したり、時給を引き上げたりするなど、幅広く処遇を改善することを働きかける内容となっています。
経団連は例年、12月後半に春闘の方針の原案を取りまとめていますが、ことしは安倍総理大臣が積極的な賃上げを要請していることを踏まえ、取りまとめを急いだ形です。
一方、連合は、ベースアップ相当を含めて2%程度を基準にした賃上げの要求に加え、非正規労働者の処遇改善など格差の是正を掲げて交渉に当たる方針で、来年の労使交渉では各企業の対応が焦点となります。

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