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ビックカメラ 中国でネット通販に進出へ12月4日 5時39分
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少子高齢化などで家電量販業界の経営環境が厳しさを増すなか、大手の「ビックカメラ」は中国の家電量販大手と提携し、インターネット通販を活用して、中国国内の客に直接、日本の家電製品を販売する方針を固めました。
関係者によりますと、ビックカメラは中国の家電量販大手「国美電器」グループと業務提携することを決め、近く正式に発表します。具体的には、国美側が中国で運営している家電のネット通販サイトに出店する形で中国の客から注文を受け、国美側の物流網を使って日本の店頭に並んでいる製品を客に届ける仕組みです。取り扱う製品は、美容家電やカメラなど比較的小型なものが中心で、早ければ今月から試験的な運用を始め、今後、品ぞろえを拡充していく方針です。
家電量販業界は、少子高齢化や激しい価格競争によって経営環境が厳しさを増していますが、いわゆる爆買いと呼ばれる中国人旅行者向けの店頭での販売は伸びる傾向にあります。
ビックカメラとしては今回の提携によって、13億人を抱える中国国内の旺盛な需要をネットを通じて取り込み売り上げの拡大を図るねらいがあり、将来は、より幅広い提携も検討することにしています。一方、国美側としては中国人に人気がある日本製品の品ぞろえを強化することで、中国国内での競争力を高めるねらいがあると見られ、日中の業界大手が組む新たな戦略として注目されそうです。
家電量販業界は、少子高齢化や激しい価格競争によって経営環境が厳しさを増していますが、いわゆる爆買いと呼ばれる中国人旅行者向けの店頭での販売は伸びる傾向にあります。
ビックカメラとしては今回の提携によって、13億人を抱える中国国内の旺盛な需要をネットを通じて取り込み売り上げの拡大を図るねらいがあり、将来は、より幅広い提携も検討することにしています。一方、国美側としては中国人に人気がある日本製品の品ぞろえを強化することで、中国国内での競争力を高めるねらいがあると見られ、日中の業界大手が組む新たな戦略として注目されそうです。