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FIFAが会見 組織改革姿勢を終始強調12月4日 7時29分
FIFA=国際サッカー連盟は3日の理事会のあと記者会見を行い、ハヤトウ会長代理は副会長2人が逮捕されたことについて、「捜査を受けているからといって改革できないというわけではない」と述べ、組織改革を推し進める姿勢を強調しました。
記者会見には100人以上の報道陣が詰めかけ、この日の早朝、副会長2人が逮捕されたことに関する質問が相次ぎました。
これに対して、暫定的な資格停止処分を受けているブラッター会長に代わって理事会を取りしきったハヤトウ会長代理は「好ましくない行動をとった個人はいるものの、こうした状況を全体に当てはめないでほしい」と組織全体の問題ではないとしたうえで、「当局の捜査には全面的に協力する用意があるし、けさの出来事によって一層完全な組織改革を成し遂げる必要があると感じた。捜査を受けているからといって改革できないというわけではない」と述べ、来年2月に選ばれる新しい会長を中心に組織改革を推し進める姿勢を強調しました。
また、改革委員会のカラード委員長は改革案が承認されたことについて、「FIFAがみずからを刷新する第一歩だ。この組織は大きな危機にあるが同時に新しい歴史を作るチャンスでもある。困難な道を歩んで改革を成し遂げられるだろう」と述べました。そして、改革案の原案から会長や幹部の定年を74歳とする項目が外れたことについては「年齢制限には正当な理由がない。代わりに任期を3期12年までと制限すればより若い人が後任となり、人材のローテーションにつながる」と説明しました。
これに対して、暫定的な資格停止処分を受けているブラッター会長に代わって理事会を取りしきったハヤトウ会長代理は「好ましくない行動をとった個人はいるものの、こうした状況を全体に当てはめないでほしい」と組織全体の問題ではないとしたうえで、「当局の捜査には全面的に協力する用意があるし、けさの出来事によって一層完全な組織改革を成し遂げる必要があると感じた。捜査を受けているからといって改革できないというわけではない」と述べ、来年2月に選ばれる新しい会長を中心に組織改革を推し進める姿勢を強調しました。
また、改革委員会のカラード委員長は改革案が承認されたことについて、「FIFAがみずからを刷新する第一歩だ。この組織は大きな危機にあるが同時に新しい歴史を作るチャンスでもある。困難な道を歩んで改革を成し遂げられるだろう」と述べました。そして、改革案の原案から会長や幹部の定年を74歳とする項目が外れたことについては「年齢制限には正当な理由がない。代わりに任期を3期12年までと制限すればより若い人が後任となり、人材のローテーションにつながる」と説明しました。
FIFAの理事として今回の理事会に出席し、逮捕された2人と同じホテルに宿泊していた日本サッカー協会の田嶋幸三副会長は「2人が警察当局に連れて行かれてから1時間後に外部からの連絡で事態を初めて知った。理事会の冒頭で説明を受けたが非常に残念だし、みんなショックを受けていた」と話しました。一方で、「ルールを決めておけばこういうことは再び起きないわけで、組織改革をしなければだめだということを改めて痛感させられた。信頼回復に向けた第一歩をやっと踏み出せる、その朝にこういうことが起きたのは非常に残念だが、いまわれわれにできるのは外部に対して透明性を保ち、不正が起きないようなさまざまなルールを決めるといった改革だ。これは粛々とやっていかなければいけない」と話しました。