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米司法省 FIFA副会長ら16人起訴12月4日 6時43分
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FIFA=国際サッカー連盟の不正事件を巡り、アメリカ司法省は、新たにFIFAの副会長2人を含む16人を収賄などの罪で起訴したと発表し、組織改革案を理事会で承認したばかりのFIFAで、さらなる混乱が懸念されています。
アメリカのリンチ司法長官は、3日、ワシントンで記者会見し、FIFAの副会長でホンジュラス出身の北中米カリブ海サッカー連盟会長も務めるハウィト被告(64)と、同じくFIFAの副会長でパラグアイ出身の南米サッカー連盟会長も務めるナポウト被告(57)、さらに、FIFAの元理事で、ブラジル出身のテシェイラ被告(68)など合わせて16人を収賄などの罪で起訴したと発表しました。
ハウィト副会長らは、サッカーの国際大会でテレビなどの放送権を巡って賄賂を受け取ったとして、収賄などの罪に問われています。ハウィト副会長とナポウト副会長の2人は、3日、アメリカ政府の要請を受けて、スイスの司法当局に身柄を拘束されており、リンチ司法長官は、身柄の引き渡しを求めるとしています。
今回の起訴について、リンチ長官は「信頼に対する裏切り行為に心の底から憤りを覚える。汚職の規模は大きく、今回の起訴は、汚職に関わった者たちは、われわれの手から逃れることができないというメッセージだ」と述べました。
FIFAを巡ってはことし5月、当時の副会長などFIFAの関係者9人を含む14人が、多額の賄賂の受け渡しに関わったなどとして組織的不正の罪でアメリカの司法当局に起訴され、ブラッター会長が、辞任を表明する事態となっています。FIFAの本部では3日の理事会で、新たな組織改革案が承認されたばかりですが、新たに幹部が起訴されたことで組織内のさらなる混乱が懸念されています。
ハウィト副会長らは、サッカーの国際大会でテレビなどの放送権を巡って賄賂を受け取ったとして、収賄などの罪に問われています。ハウィト副会長とナポウト副会長の2人は、3日、アメリカ政府の要請を受けて、スイスの司法当局に身柄を拘束されており、リンチ司法長官は、身柄の引き渡しを求めるとしています。
今回の起訴について、リンチ長官は「信頼に対する裏切り行為に心の底から憤りを覚える。汚職の規模は大きく、今回の起訴は、汚職に関わった者たちは、われわれの手から逃れることができないというメッセージだ」と述べました。
FIFAを巡ってはことし5月、当時の副会長などFIFAの関係者9人を含む14人が、多額の賄賂の受け渡しに関わったなどとして組織的不正の罪でアメリカの司法当局に起訴され、ブラッター会長が、辞任を表明する事態となっています。FIFAの本部では3日の理事会で、新たな組織改革案が承認されたばかりですが、新たに幹部が起訴されたことで組織内のさらなる混乱が懸念されています。