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FIFA理事会 組織改革案を承認
12月4日 6時19分

FIFA理事会 組織改革案を承認
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FIFA=国際サッカー連盟は3日、2人の副会長が逮捕されるという異例の事態のなか、当初の予定どおり理事会を開き、会長など幹部の任期を3期12年に制限したり、現在の理事会が持つ権限を分けるなど不正が起きないようにする組織改革案を全会一致で承認しました。
FIFAの理事会は、スイス・チューリヒの本部で2日から始まりましたが、翌日の早朝に、副会長2人が宿泊先のホテルで逮捕されるという異例の事態のなか、3日も当初の予定どおり開かれました。
このなかでは、不正の再発防止に向けて改革委員会がまとめた組織改革案が協議され、逮捕された理事を除いたメンバーが全会一致で承認しました。改革案では、会長などが長く同じポジションを務めることで起きる癒着を防ごうと幹部の任期を最長で3期12年としています。
また、幹部の報酬を公開するとともに、大きな権限を持っている現在の理事会をFIFAの運営方針を決める「意思決定部門」としての役割だけにして、実際の業務は事務局長が統括する「実務部門」が行い権限が集中しないようにするとしています。さらに、財務やコンプライアンスを監視する独立した外部機関も設けるとしています。
一方で、改革委員会が10月に公表した原案では会長や幹部の定年を74歳としていましたが、定年制は「年齢による差別にあたる」という意見により改革案からは外されました。FIFAの組織改革案は来年2月に開かれる臨時総会で採決されることになります。

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